アンコールワット

【旅行記】カンボジア女ひとり旅⑤

最も重要な「アンコール・ワット」に行った時の記事を書き忘れてました。というわけで、この記事では、本旅の主役「アンコール・ワット」のことを書こうと思います。

滞在2日目、午前中はアンコール・トムを見学。お昼ご飯を食べた後、今回の旅のメインイベント、いざ、アンコール・ワット遺跡へ。午前中はあいにくの小雨だったのですが、午後は晴れ、日差しもどんどん強くなってきました。バスに揺られること数十分。ついにアンコール・ワットの門の前に到着!!胸を高鳴らせながら、アンコール・ワットを目指して歩くこと10分。ついに、その姿が目の前に現れました。

もうね、感無量の一言。さっきのアンコール・トムもよかったけど、アンコール・ワットはやっぱり別格だわ。。具体的に何がどうすごいのか?と聞かれると難しいのだが、何て言うか・・・オーラ?建物から放たれる圧倒的な気迫。「我こそが神、アンコール・ワットなり。」みたいな。一目見た瞬間にエネルギーレベル高そうな空間だなぁと思いましたね。ツアーガイド、NARAさんに連れられて、ぞろぞろと中に入っていく、我々一行。

NARAさんがアンコール・ワットの遺跡や建物の意味について一生懸命説明してくれているのに、まぁ他の参加者のおばちゃんたちはべちゃべちゃ喋ったり、写真を撮ったりと騒がしい。「じゃかぁしい!!私はもっと説明を聞きたいんじゃ!」と何度も思いましたが、チキンハートなので口に出せず。。。こういうところが団体旅行の嫌なとこ・・・。

アンコール・ワットは3階建てになっており、それぞれ下から第一回廊、第二回廊、第三回廊と呼ばれています。個人的に、お気に入りは第三回廊。いや、第三回廊まで行かないと、アンコール・ワットの真髄は見れないと思いますね。絶対に行くべき場所です。(※ただし、第三回廊は仏日には入れないので注意が必要。しかも一度に入れる人数は100人まで。)

(この階段、ゆらゆらするの。見た目よりめちゃくちゃ怖かった。)

第三回廊は建物の一番てっぺんにある回廊で、このような急な階段を使って上がります。かなりの急勾配で降りるときは足が震えました。でもその分、眺めは最高!そして内部の彫刻や造りが、美しすぎて溜息しか出ません。この第三回廊はその昔、限られた人しか入れず、最も神聖な場所だったそうです。

ここは現地の方の宗教儀式の場でもあります。現地の人が、仏像の前にひざまずいて何やらぶつぶつと口の中で呟いているシーンにも何度も遭遇しました。(地元の人が祈りの場として使っている建物を観光客がドヤドヤと見て回っていいのだろうか・・とも思いましたが。)

アンコール・ワットはとても広大で、本当に美しかったです。アンコール・ワットを一目見た瞬間に、「生も死も無い、完璧な調和のとれた空間だな」と思ったんですよね。まさに宇宙空間みたいな。調べてみたところ、アンコール・ワットはヒンドゥ教の宇宙観を地上に表したものだそう。やっぱりね。よく表されてるわ。まさに地上に現れた、宇宙空間。遠目から全体を眺めても美しいし、実際に中に入って建物の細部を眺めてみても美しい。ほんと来てよかったなぁと思える、世界遺産でした。
ただ、びっくりしたことが一つ。アンコール・ワット遺跡周辺には物乞いの子が、沢山いました。裸で小さな赤ちゃんを抱き抱えた7歳くらいの男の子や、つたない英語で、アンコール・ワットのポストカードやキーホルダーを
売りに来る、3歳くらいの裸足の女の子。日本では見かけることのない光景に胸を突かれました。この辺りは観光客が多いので、そういう子たちも集まってくるんでしょうね。

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