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ボランティアへ行ってみた

ボランティアしよう
思ってはいたけれど 
なかなか実行に移せないでいた

時間はたっぷりある
何か手伝えることはないか?
近い方が継続できるかもしれない
と探していたけれど
なかなかピッタリくるものがなかった

結局、「遠い」という理由で今まで選ばなかった
セカンドハーベストジャパン(2HJ)に
行くことにした


2HJは食品ロス(フードロス)を引き取り、人々へ届ける活動を行う日本初のフードバンク
アフリカの飢餓救済の寄付を長年続けている私にとって、日本の食品ロスを知ったときの衝撃はかなりのものだった

年間643万トンの食品ロスが出てるなんて!
その量は世界全体が援助している食料の
約2倍に相当し、
その廃棄コストは年間2兆円!

信じられない
(私は食べ物を捨てない、捨てられない)

一方で、災害やウイルスの流行による貧困などで飢えによる自殺や病気も増えている日本
なんて非合理なことが起きてるんだろう

そんなこんなで

飢える子をなくす という思いに賛同して
2HJ(セカンドハーベストジャパン)の
ボランティアへ赴くことにした

お金の寄付はしていたけれど
時間を寄付するのは初めて

まずはネットで登録

そして行ける日時をこれまたネットで選ぶ

月曜日から土曜日まで4人から10人くらいの
ボランティアの人を必要としているみたいだけど
、、、これがほとんどフル(満員)
足りてるということみたい。

なーんだ
やっと行こうと思ったら行けない、、

と思いつつ何度もみていたら、
キャンセルが出たのか明日空いてる!

これは私に行けというタイミングなんだろう

一粒万倍日に新しいことを始めるのもいいと
肩を押され
するするっと登録

珍しく夜に何度も目が覚めながら朝を迎えた

東京都台東区浅草橋の2HJまで
電車で片道1時間半の道のり
遠いと思っていたけれど乗ればあっという間

雨降る中、スマホの地図を頼りに
現地に到着 13時20分

こんにちは
初めてです

前の人に倣い
おでこでピッと検温して署名、名札をつける
体温計の扱いがよくわからない
雨で寒いのか35℃だった

この日は女性ばかり4人のボランティアが参加
教えてくれるのも私より少し若い栄養士の女性

13時30分 早速始まったのは
取りに来れない方へ郵送するための
食料ボックスを作ること

新しい段ボールを30個ガムテープで組み立てる
そこに食料品を詰めていく
お米1升と3合 
パスタ蕎麦などの乾麺
鯖缶や焼き鳥缶などおかず
レトルトやパックの芋やお惣菜
ジュース 醤油 スナックやカップラーメン
シリアルバー 羊羹 海苔 

食料品は豊富にある
バランスを考え栄養価の高いものを入れる

出来上がった60サイズの段ボールは
女性が持ち上げるのにギリギリくらいの
ずっしりとした重さになった

すぐに郵送する7箱に
説明の紙を入れ宛先のシールを貼る

残りはワゴンにバランスよく乗せる
腰が痛くなりそうだ いやもう痛い

少し休憩 

私以外の女性の話を聞く
千葉から来たという20代前半くらいの大人しく小柄な女性は4月ごろから来ているそう 
小学校で音楽教師をしているというショートカットのカナダ人のエリンは初参加だそう
私と同年代と思われる細身の女性は千葉からきていて2回目の参加

みんなそんなに変わらないくらいの
ドキドキ参加だったのだ

後半はお米を小分けして袋詰めする作業
手を消毒しておっきい銀色の米櫃に入ったお米を
1升と3合ずつ小分けにして銀色の袋に入れて
ギュッと空気を抜いて、袋を二重にする
それを一つのコンテナに12個入れる

4人で仕事を手分けした

小さい椅子に座って
①受け皿に袋を張りお米をジャーっと袋に測る人
②そのお米を受け皿から抜き取り空気を抜いて結ぶ人
③さらにもう一枚の袋に入れて二重にして結ぶ人
④空いた受け皿に袋を張り、できたお米をコンテナに詰めていく人

自然と立ち位置から手分けされて担当が決まった

私は③を担当
ビニールの袋がなかなか開かない
寒くて乾燥している室内のせいか
もともとスーパーなどでもビニールを開くのに手間取る。指サック欲しいー
→ペーパータオルを濡らして指濡らしを作った。

この分担がなかなか良かった

オートメーション化された私たちの動きはスピードを上げていき、米櫃の米がなくなった

お米の補充の重いこと重いこと!
20キロの業務用の米袋を米櫃の入り口(頭の高さくらい)まで持ち上げるのに一苦労。それをこぼさないように入れるのに二苦労。腰がヤバいー!

私たちを育む食料って重いのだ

お米や缶詰、パスタシリアル、
たくさん運ぶとなかなか重たくなる

これは腰との戦いだ!と察した。


お米を補充して、第二ラウンド開始
この間に受け皿に袋の付け方などもっとこうして欲しいなどの改善点もコミュニケーションが取れて
さらにスムーズに運ぶ米の袋詰め作業

あれ?!お米が出ない!

①を担当の女性が声を上げる
なにか引っかかったかな?詰まってる?

4人の中で一番背の高い私が米櫃を開けて覗く
お米がない!!なくなるのが早い!

私たち、めちゃくちゃ早いんちゃう??
競う相手もいないのに勝手にご満悦な私たち
もう一度お米を補充し、
お米の貯金ができるほど袋詰めをさせてもらった

16時20分 予定より10分早く終了

食料品たくさんあるように見えた
流行りのウイルスで余ってしまった食料品もたくさん引き受けたそうだ
でも、仕事をなくしたりで困窮する人も増えてるそうで、多い日は200人近くの人が食料品を求めてやってくると聞いた

食料品やボランティアだけでなく
足りないのは運ぶ人(ドライバー)のようだ
私も免許はあるけれど
都内の運転となると腰が引ける
ドライバーとなると、行った先での荷物の上げ下ろしも含まれる

そして食事は毎日続く
人は毎日食べる 

細く長くでもいいから
継続していける応援が必要なのだ

実際に経験してみてわかること沢山ある

最初は緊張したけれど、
思いが同じ人だからやりやすくてホッとした

もっと知りたい
もっと経験したい

また行くよ














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