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ワークショップデザイナーたちとのセレブレーショングリッド

これはManagement3.0 AdventCalender2022 1日目の記事です。

ワークショップデザイン?

今年の9月より、青山学院大学でのワークショップデザイナー育成プログラム(WSD)を受講しています。私は38期生ブルーコース(オンライン受講)で50人の仲間と共に学んでいます。
講座はオンラインでの講義の他に、オンデマンドの動画を見てレポート提出や、もちろん受講生でのワークショップの企画〜実践の場もあります。
WSDではワークショップデザイナーを「コミュニケーションの場づくりの専門家」と定義しており、文化や分野の垣根を超えてつながりを作り、新しいコミュニティを生み出すことを求められています。
ここ2年ほど、コミュニティに参加をしたり、職場でワークショップをやったりする機会が多くなったため、この講座を見つけたときに迷うことなく説明会の申し込みをしたのが今年の正月でした。
平日夜と日曜日に講義を受け、またワークショップの企画〜実践の学習では講座がない日にグループで集まって企画を考えたり練習をしたりとなかなかに濃い3ヶ月を送っています。
今は今月半ばに実施するワークショップの企画をグループで練っているところです。11月の実践の場ではWSDの受講生を参加者に迎えてワークショップを行ったのですが、今月の実践ではWSD受講生以外の方も参加者として加わるそうで、そこに向かって準備をしています。今月でWSDの講座も終わりとなるため、いよいよ集大成といったところです。

セレブレーショングリッドとは

私がワークショップというものに興味が沸いたきっかけがManagement3.0でした。

WSDではグループで作ったワークショップをリハーサルとしてWSD受講者に向けて実施したところでした。
せっかくならば何か学びを得て、本番でよいワークショップができるように生かしたいと考え、グループでリハについてセレブレーショングリッドでふりかえりをしませんかと提案してみたところ、やってみましょうと合意してくれました。
(本当はAdvent Calenderに書くネタに協力してほしい、を最初に相談したのでしたw)


いざふりかえり

さて、今回WSDに参加しているのは普段私が接している職場やコミュニティにいるエンジニアやIT系の人たちばかりではありません。公務員、経営者、コーチ、NPOや教育現場、企業の人事部門で働いている方々など、多種多様です。私のグループもそんな感じでいろんな背景を持った方達ばかりです。
簡単にセレブレーショングリッドとはを説明し、前回やったリハーサル(準備も含めて)についてふりかえりをやってみました。
もちろん私以外、初めて聞きましたーという方達です。

リハーサル当日のファシリや役割分担、機器の話、ワークショップのデザインの話までいろんなテーマでのふりかえりが出てきました。
またこのボードをもとにいろいろな意見や感じたことの対話ができたこともよい時間でした。

みんなの感想

初めてやってみたみなさんからは、こんな感想をいただきました。

  • 今の自分達に役立った(タイミング的にも)

  • スプレッドシートで字ばかりのふりかえりより全体像が見える

  • モヤッとしていたことがグリッドの軸によって整理されるし、可視化されるのが良い

  • みんな思っていること、感じていることが近いということがわかった

  • 実際の仕事でのプロジェクトでもやってみたい

  • 多角的に見れるところがいいな

こんな感じでなかなかの好感触でした。私としてはセレブレーショングリッドを初めて紹介して受け入れてもらえるのだろうかというのが実験でしたが、みなさんノリよく参加してくれて成功といえるでしょう。
実験成功もですが、これまでの企画ワークでいろんな意見を出し合ったりすることを通してお互いに学びを得た!と喜びあえる、こういう関係性になれたということを一番祝いたいなと思います。

来年はどうしていきたいか

WSDではワークショップの理論も学んでいるということもあり、ワークショップについての理解が深まってきたように思います。受講前は多様な人たちが集まって、関係性を作りお互いに影響しあって学ぶ場、ぐらいの理解でしたが、理論を知った上でいざ企画や設計をやってみるとそれではとても足りず、学習目標や行動目標といった段階的な目標設定や、何を共有したい?、思わずやりたくなるためにはどうするか?、というふうに考えなければいけないことがたくさんあるということを学んで、当初思っていたよりもワークショップを作るのは難産で毎回ううーんと考え込み苦しんでいます。

昨年受講したManagement3.0のファシリテータートレーニングでも設計やファシリテーションを学んだのですが、おそらくすでにおおよその学習目標や行動目標は定義されていて、それを達成するため場の作り方、実際のワークの組み立て、ファシリとしてみるべきポイント、振る舞いなどを学んだのだと思います。(この時は全く気がついていなかった・・・)
WSDではもう少し汎用的な型を学んでいるような印象です。いろんなテーマで、いろんな方々に向けてワークショップデザインができるように、という意味だからこういうことをやっているのだと思います。こういう自分の体験したことと学んだことを紐づけて差異を考えてみることができるということも受講してよかったなと感じていることの一つです。

今年はコミュニティ運営だとか、Management3.0を介してたくさんの人との出会いと関わりをとても楽しみました。ここは来年も引き続き大事にしていきたいなと思っています。
来年はManagement3.0をもっと広めたいし、WSDで学んだことを活かした活動をしていきたいと思っています。具体的にはこんな感じです。

  • 誰かがちゃんとアドベントカレンダーに書くと思いますが、来年はカンファレンスをやろうかという企画も立ち上がっていますのでそこにも積極的に関わっていきたい

  • 「M30のプラクティスの意義を知り、自分の組織やチーム、働き方をHappyにできるように行動する気持ちになってもらう」というワークショップを作っていきたい

レモンサワーなど飲みながら書いているので、なんか大風呂敷を広げてしまった感がありますが、本日はこんなところです。
WSDの皆さん、ご協力ありがとうございました。残り日数少ないですが、がんばりましょう!
コミュニティの皆さん、来年もどうぞよろしくお願いします!


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