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桜吹雪で空を見上げる。新年度はじまりの日。

38.8℃。久しぶりにがっつり熱を出した3日前。
季節の変わり目だろうか、気の緩みだろうか。

熱が出た翌日に抗原検査をしたが、コロナウイルスは陰性だった。

4/1には、熱は37.3℃まで下がる。
喉の痛みと鼻詰まりが解消せず、夜が苦しい。なんども起きてしまう。

これはよくないなと思い、病院に行こうと深夜に決心した。

このあたりの内科にかかったことがなく、まずはいちばん近くの病院へ。

小さな個人の医院だったけれど、清潔感もあって、電話の対応も心地よくて、先生も急かさず話を聞いてくれて。こんなにいい内科が近く(徒歩5分以内)にあるなんてうれしい。

薬をもらい、少しだけ散歩コースを歩くと、桜吹雪が。みんなが空を見上げていて、そのことがとにかく平和に思えた。絶好のお花見日和。

毎年恒例の花びらキャッチは1枚成功した。もう一枚取りたい。

今年の桜はすごいねえと毎年言っていると夫が言っていた。たしかにそんな気もする。幸せなことだけれど、本当に変化があるものなのかをちゃんと知りたいなあ。

昼も夜もお粥を食べる。薬を飲む。苦い。


以下、学びメモ。

布団に横たわりながら、ラジオ的に未読のすすめとして、編集者の若林恵さん、野口さん、デザイナーの藤田さんが企画の講評をする会を聞いていた。

・企画は抽象的なもので止まったらだめ。とにかく具体的に具体的にすること。そこまでいっていい悪いの判断がくだせる。たしかに、抽象で止まってしまう企画、大いにある。

・テーマをそのまま使った中身ではなく、読んでいくうちにテーマがなんだかわかっていくような本がいい本だ。
トマトをトマトのまま出したらだめだ。トマトをトマトってなんだろうと出すことも誰にでもできる。トマトを予想外の調味料や材料とともに調理をして出す。
たとえばテーマは民藝だからといって、ただ民藝をふかぼっていくのは専門書的役割であって、マガジンではない、などなど。

・企画者としてプロジェクトに入ったとき、自分もしくは自分のチームの介在価値をださねばと現場で必死になることがある。それはそもそもの企画が弱いのか。企画自体がおもしろいわけではなく、登壇者やなにかに頼りすぎている可能性が高いなど。

思いあたる節が多く反省しつつ、学びを活かしていきたい。

フリーや個人の仕事をしているとフィードバックは減るというけれど、ひとりで立っているからこそ、甘えることなく、体当たりで挑んでいかねばならない機会も多い。そこで体感(や、ときには強烈な痛み)をともない得るものが、なによりのフィードバックなのだと思う。

それを次に活かしていけるか。それが問われているのよね。

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