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ルサンチマンを捨てると人生は楽になる

序論

ルサンチマンがあると私たちの思考行動を歪めたり、人生を過酷なものにしてしまう原因にもなるものなんです。

逆に言えばルサンチマンを意識して捨てると人生かなり自由に生きることができたりもします。

おおよその人は過酷な人生よりも自由な人生を過ごしたいと考えられているはずです。

おっさんの私世代は、ヒー匕ー言いながら働いてる、せめて自由を手に入れてお気楽な人生を歩んでいただきたいと考える人がいると思います。

ということで今回はルサンチマンを捨てると自由が手に入る話を進めていくことにします。

自由を得るためにルサンチマンを捨てていただくわけですがそもそもこのルサンチマンが何であるのかをご理解頂いておく必要がありますよね。

ルサンチマンってなんぞ。

ルサンチマンとは、ざっくり言えば弱者が強者に対して抱く妬みや嫉妬の事です。スーパーマンとかそういうのじゃありません。

平たくいえばやっかみです。

ルサンチマンとは
デンマークの思想家セーレンキルケゴールが想定した哲学上の概念なんですねまた後にドイツの哲学者でもあるフリードリヒニーチェが道徳の系譜に置いて再定義したことでも広く知られるようになった言葉です。

wikipediaより引用
セーレンキルケゴール 自画像

かのニーチェさんがもう少し拡大解釈して捉えるのですが、簡単にいえば日本語に近い意味では”やっかみ”になる感じです。

やっかみは誰でも持つ感情であるわけですが、実はコレが人の思考行動を大きく歪ませることになるのです。

そして、この歪みがおおよその場合、人生を過酷な方向へといざなう事になります。

よって、ルサンチマンは意識して捨てるようにしないといけません。感情なので意識しないと消えません、自己の精神的成熟度と密接な関係がある事が医学的科学的にも証明されています。

意識する事が大事なのです。


ルサンチマンのよって生じる歪みとは

実はこれ、大別すると2つの相反する反応を挙げることができるのですね。

  1. ルサンチマンの原因への服従

  2. ルサンチマンの原因逆転解釈

つまり、ルサンチマンの発生原因側に自分を歪ませる事です。

ルサンチマンの原因への服従


先程、弱者が強者に対して抱く妬みや嫉妬であることについて触れていますがこの場合、例えば、強者は汚く弱者は良いという逆転解釈をすることなんです。

これだけではちょっと分かりにくいかと思いますので、次にここについて実例を交えて深めていただくことにしましょう。

まずはルサンチマンの原因への服従から見ていくことにしましょう。


例えばのお話、
あなたは18年落ちのボロいファミリーカーに乗っていたとしましょう。

ある日飲み会に参加したとします。
メンバーはあなたを含めて四人です。

久々なので話が盛り上がるわけですが、一人がそういえば車を変えてさと話を始めるともう1人もあ俺も買えたよと追従します。すると最後の一人が俺も今新車に乗り換えようかと検討中なんだよねと言ったとします。

あなたは車を変える気はなかったので黙っていましたが、飲み会を終えて帰宅した際、うちもそろそろ車を変えようかと奥さんに切り出したりします。

いかがでしょうかありがちなお話ですよね。

皆が車を買い替えることであるわけですが、また服従はアナタ自信がそろそろ車を変えるかになります。

これまで全くその気がなかったのに、周囲の状況変化によってルサンチマンの原因が発生その原因服従としてあなたも車を買い替えることになったわけです。


ルサンチマンの原因逆転解釈

続いて、原因逆転解釈を知ってみましょう。

ネットにおいて、タワマン購入者の悲劇といった類の記事は圧倒的に人気があることご存知でしょうか?

これらはまさにルサンチマンの原因逆転解釈のお手本的存在と言えます。この記事がなぜ人気があるかについて詳細に追っていくことにします。

タワマンとは集まりはタワーマンションの略称であり、最近では全国各地建設が進む構想タイプの大型マンションのことです。

高層マンションなのでどっからでも目立つわけですが、高層階になるほど値段は高くなり多分普通のサラリーマンでは手が届かないです。

しかもをいつも目につきます。そこでタワマンに嫌け(ひけめ)を感じながらも住むことができない人には、ある種のやっかみ、つまりルサンチマンが発生することになります。

でも、このままでは不満の解消ができません。
そこで認識を歪ませるんですね。

あんな高い所災害の際には住めたものじゃないだろ!とか、高い価格で無理して購入しても大規模修繕ができないから崩れて終わりに違いないとか。そして、だからこそ買わないのだと腑に落とします。

つまりこれがルサンチマンの原因逆転解釈です。


いかがでしょうかこんなことを考えたことありませんでしょうか?

事実として前述の”タワマン購入者の悲劇”の記事に圧倒的な人気があることは逆転解釈をする人の多さが垣間見れるようには思われませんでしょうか。


人を簡単に意識誘導することができる

メゾットを見抜けるか

ルサンチマンの原因への服従と逆転解釈について述べました。

それらは人間的な心の動きであり、そんなに悪いことでもなさそうですよね。でもだからこそ気をつける必要があります。

多くの人がそんな心の動きを持つ傾向にあるのなら、これを逆手にとることで人を簡単に意識誘導することができるからです。

メンタリストdaigo氏、ひろゆき氏などは心理学を習得してるので、まさに典型的な手法です。このメゾットを知ってるか否かの違いです。

例えば強者と弱者がいたとします。
弱者をターゲットとしてお金を儲けようとしたとしましょう。

これにはいろいろな戦略を考えることができます。まず、最初にルサンチマンの原因への服従です。実はこのアプローチ様々な商品販売の販売手法として使われています。

ネットにおける儲かる商材のランディングページにも多く見られるアプローチです。

●●多数! 売上No.1、口コミ数最多 などです。

心理学とマーケティングは学術的に結びついてるって知ってるどうか。

いかがでしょうか?

マーケティングの皮を被った種明かしは、ルサンチマンの原因の服従である事に気づきましたでしょうか?。

意識しないと気づけないトリックなのです。

ルサンチマンの原因逆転解釈に絡めた手法

そして次はルサンチマンの原因逆転解釈に絡めた手法です。

例えば、
お金持ちは悪であり、貧乏人は真面目で正しいという流れ。

お金持ちは楽して稼いで民衆(貧乏人)には真面目に働いているとポピュリズムでも使うことがありますが、信仰者が多い世の中ではこれらは結構な効果があります。

つまり群衆を誘導しやすいわけです。
誘導された群衆がその先どうなるかは分かりません。

しかし誘導された人が損をするというのがおおよ帰結です。

また時に多大な支出をしてしまうことや逆に行動し努力すれば手に入れることができるものを遠ざけてしまうこともあるので、その後の人生をずいぶんと窮屈なものにすることも少なくないんです。

どうやって逃れるのか

さてではルサンチマンで人生と自由を手に入れるためには、どのような意識でいればいいでしょうか?

これには大別して三つのことが必要になるように思います。

まず最初の位置は

①皆がしているから私も的な考えを捨てるです

これについて、そう考えてしまうのは分からないでもありません。また皆がしていることが間違っていると言いたいわけでもありません。

一旦その思いを置いておき、自分独自でそれが正しいことか否か、自分にとって本当に必要なことなのかを調べて結論を出して頂きたいわけです。

皆がするからと自分にとって良い事かどうかはわかりません。

それって常識だろ?
このような言葉をよく用いる人は特に注意が必要です。

②弱者側から強者側へ楽に移行は疑ってみる。



そしてには弱者側から業者側へ楽に行こうは疑ってみるです。

例えば
簡単にお金が稼げるが、楽にすぐ痩せるなどといったコピーはルサンチマンの原因への服従に沿ったアプローチな乗せられないように注意が必要です。

自らしっかりと知識を持ってプランを立て、地道に試行錯誤を繰り返すこと。これこそが最も近道であることをご理解いただければと思うわけです。

③強者を批判せずにメリット部分を取り入れる


そして最後は強者を批判せずメリット部分を取り入れるです。

例えば
先にも触れたように金持ちは悪であると唱えることで、貧乏人であること正当性を認めるようにするといった流れです。

でもこれはちょっと考えるとおかしな話なんですよね。困窮生活に喘ぐことが正しいはずはないからです。よって強者を批判したくなったら、ルサンチマンの原因逆転解釈を疑いむしろを強者側のメリット部分を解析し、部分的に取り入れてしまった方がいいわけです


またお金持ちに全く興味がない方はルサンチマンとは無縁なので、むしろを気楽な人生を目指した方が穏やかで自由な生活を得ることができることになります。


今回はルサンチマンを捨てると自由が手に入る話というお題において
ルサンチマンについて考察を深めて纏めました。


周囲に惑わされることなくしっかりと学び、自分で考え判断することで今後の人生はより自由でお気楽なものになっていくものと考えているわけです。

是非ご参考としていただければ幸いです。


◆最後に◆


最後までお読み頂きありがとうございます。
私なりの解釈ですが、少しでも皆様にお役に立てればと
オモイ考えを纏めてみました。

よろしければ、スキ、コメント頂ければ励みになります。
よろしくお願いいたします。

そんなあなたの今後の人生が
さらに素敵なものとなりますように。


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