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【食】シリーズ 季節のごはん#12 ヤングコーン

   ヤングコーンの旨いのは、あのヒゲの部分である。

   なぁんて言い切ると。またまた、通ぶって。なんて、思うでしょ。うん、まぁ、ヒゲの部分である。では、ないね。正しくはヒゲの部分も旨いです。ですね。なので、茶色くなったところはともかく、捨てないで、切らないで。だいたい、言い切るひとはあやしいもんです。って、これも主観か。

   ヤングコーンの出回る季節となりました。で、この出回る季節がとても短い。まして、いまのとうもろこしはとても早く出るので、ほんのわずか。とうもろこしを甘く育てるために間引かれたのが、ヤングコーン。よく、若芽を摘むなんて言いますが、摘んだがうえに、売られてしまうのが、ヤングコーン。想像するとなんだか、とても、悪どい。いやいや、農家さんがじゃなくてよ。

   なら、その短い季節で季節のごはん。

   ヤングコーンを最初に見たのは水煮だったか。瓶詰だったり、サラダバーだったり。カタチが似てるからかと思ったら、ホントにヤングコーンでした。そんなヤングコーン、よく見るのは水煮でしたが、煮ちゃダメ。さっき言ったヒゲを焦がさないようにアルミで覆って、グリルへ。外皮は焦げてもかまわないので、蒸し焼きにしたら、そのままでも、塩つけてでも、旨いです。

ヤングコーンごはん

《食材》

・米 300g
・水+酒 大さじ1 あわせて360ml
・塩 小さじ1
・バター 5g

・ヤングコーン 6本〜
  外側をむき、ひげを分けておく。
  ヤングコーンは1cmぐらいに切る。
  半分は一緒に炊き込み、半分は食べる直前にごはんのうえに。

   今回は禁断のバターを使いました。シリーズ回目にして初のバター。と、いうのも、バターは風味がつよく、バッチリ決まり過ぎてしまうから。バターの風味が勝ち過ぎると、旬の食材の風味が半減です。なので、5g程度で。
   
   ヤングコーンの甘い香り、歯応え。
   ヤングコーンの旬、出回る時期は短いので、お早めに。

   と、言っておいてなんですが、これを書いて不具合で投稿出来ず、一週間ほど寝かせてしまいました。まだ、あるかな?ヤングコーン。

   米、あと16.7キロ。

書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。