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25卒の後輩が納得内定してくれた。-サポートする上で意識した点🌸-

はじめに

先日、就職活動の相談に乗っていた後輩が行きたかった企業に内定したとの報告をいただきました。
一つ上の先輩として、そして、彼の友人として、これほど嬉しい報告はありません。

そこでふと、私が先輩からのサポートをほとんど受けていないことを思い出しました。
ここにどういうサポートをしたのか、もしくはしなかったのか、ということをここに記しておき、先輩後輩のサポート関係を築く手助けをしたいと考えました。

このnoteを読んだ就活を終えた学生の方々が、遊びたい心を抑え、「後輩の手助けしてやっか」と重い腰を上げてくれることを祈ります。


やったこと

業界相談

大学生は往々にして、BtoC以外の業界について無知であるケースが多いです。

金融とは、海運とは、商社とは・・・どんなことをしているのか。ということを聞かれるままに答えました。私との会話を皮切りに深い情報に自分でアクセスしてもらえるよう促すような会話を心がけました。
「ちょっと受けただけだから興味を持ったらこの先はネットとかで・・・」
この一言がよかったのか、は分かりませんが、色々調べて知識をつけてくれました。

また、私自身が所属する業界に肩入れしないように意識して説明しました。
ちょっと思想が強いことを述べてしまうのですが、先輩あるあるとして、「自分の選択を正当化しがち」というのがあるので、そのあるあるに該当しないようフラットに情報提供できるように意識しました。

ES添削

就職活動が本格化する3年の10月頃からはESの添削もしました。
それまでの夏インターンなどは、外部の就活サービスを使っていたようですが、本選考にあたり、私にも手伝ってほしいとのことでした。

合計で約20回ほどの添削をしました。
添削時には「分かりやすく書けているか」という点を意識しました。
私は就活に精通したプロフェッショナルではないので、技術についてはわかりません。しかし、読みやすい文章を書けるよう指導することはできます。

日本語の使い方について、
ESのお題にストレートに答えていない時には、お題をちゃんと読みましょう、長すぎる文章を書いている時は一文一義で短く書きましょう、とアドバイスしました。
内容について、文意がズレている時、論理が飛躍している時、シンプルにエピソードが複雑な時にはスムーズに読める文章になるように整理するよう思考の伴走をしました。

結果として、それらが功を奏したのか、は神のみぞ知る状態なわけですが、教えているうちに段々と文章の質が上がっていったのできっと効果があったのだと信じています。

応援

就職活動は人によって孤独です。
私や彼はプロへの道がある体育会部活動に所属しています。
そのため、おそらくですが、彼は同期の中で就活をするキャラとしてちょっと浮いた存在だったと思います。

実際私がそうで、理解があまり得られない環境に疲弊していた経験から「支える」ことを意識しました。
忙しく会える機会は少なかったですが、LINEでは気軽に話しかけ、キャンパスで会い就活の話題になった時には、明るく前向きになれるような発言を心がけました。

やらなかったこと

ES代行

絶対にしませんでした。
意味のない意地かもしれませんが、私自身も就活生時代にそういった「グレーゾーン」には手を出しませんでした。

正しく生きることが正しいことではないですが、倫理観として超えてはいけないラインがあると考えています。
それがいくら、周りのみんながしていることであってもです。


赤信号みんなで渡れば怖くない。の理論で好き放題にやり、結果を手にした人も多くいます。
それはそれでほっておいて、割り切ってやれる範囲でやればいいと思います。

調べごとの代替

企業を選ぶ上で、規模、企業文化、福利厚生、事業内容、求められる人材要素、歩めるキャリア・・・など多くの情報が必要になります。
そのため、就活において、情報収集は重要な立ち位置にあり、それゆえに非常に労力がかかる作業です。

しかし、この作業を通じて真に自分の考えに気づけると思いますし、私がスクリーニングした情報ばかりを手にして就活したところで私の実力以上の実力を彼が手にすることはありません。
そのため、彼自身で行うよう促し、手助けをしませんでした。

終わりに

整理してみると、それほど大きなサポートはしなかったと思います。
ひとえに彼の努力が実ったのだと嬉しく思います。
彼がこれからさらに就活を続ける可能性もあるため、引き続きサポートしてあげたいと思います。

この記事を読んで、誰かのために、何かをしてみたいと思える人が増えてくれると幸いです。


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yamamoto

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