うみうみうし

2024年始から関わっている児童にに読み聞かせする本を探して児童書を読み始め、すっかり…

うみうみうし

2024年始から関わっている児童にに読み聞かせする本を探して児童書を読み始め、すっかり児童書オタクになりました。放課後等デイサービス職員、保育士。 ※私の本棚を紹介します。#ブクログ https://booklog.jp/users/umiusinomori

最近の記事

言葉はなぜ生まれたのか -児童書紹介

保育士をしていると発達心理学を継続的に学び続けることになります。言葉の獲得が複雑な発達過程を経て成り立つことも、繰り返し復唱される重要なテーマです。 では生物学から見るとどうなのか? 人間の言語とはつまり、どう特異で、なぜ他の動物には成し得ない技なのか? 親しみのあるイラストを豊富に(見開きイラストもたくさんあります)使いながら、動物たちの能力について易しく噛み砕いて説明してくれています。個人的には「ウソ鳴き」についてのお話が1番好きでした。 ハダカデバネズミなど、話題に

    • ぞくぞく村のおばけたちシリーズ -児童書紹介

      読了しているのは19巻中11巻。 ミイラのラムさん ゾンビのビショビショ 透明人間サムガリー がいこつガチャさん 魔女オバタンの使い魔 かぼちゃ怪人 怪鳥ホヤホヤ 妖精レロレロ のっぺらぼうぺらさん 魔法少女カルメラ ちびっこお化けグー・スー・ピー 残りも手に入り次第読みたいけど、古本でお安いのを探してるのでなかなか…。 ぞくぞく村シリーズの感心するところは登場人物が少年漫画のようにキリッと立っているところ。 キャラクター同士のやりとりから、一人一人に生い立ちの背景がある

      • もりのへなそうる -児童書紹介

        トラブル続きで精神的にすっかり参ってしまい、夜中まで目がギンギン開いて眠れないとき、わらをも掴む思いで読んだのがもりのへなそうるでした。難しい本は読めない状態でした。児童書ですら、時々文を声に出しながら自分が読んでいるところを確かめながら読み進める有様。 心がボロボロだったのもありますが、ページをめくるたびに涙が止まらず、てつたくんもみつやくんもおかあさんもへなそうるもかにもおたまじゃくしも、みんなかわいくて愛おしくて、何度も何度も読み返しました。しばらく聖書のごとく枕元に

        • 自己紹介

          発達障害などの生きにくさ、学びにくさを持った子どもが利用する放課後等デイサービス職員をしております。その前は名もないイラストレーターをしておりました。 5年間放デイに勤めて、子どもの糧になる活動はたくさん学びましたし実施してきましたが、1番基礎として土台になってくれている活動は「読み聞かせ」です。 子どもの絵本を探しているうちに児童書オタクになりました。(でも本気で探し出したのは2024年明けからなんですけど…。) 何かの絵本の指南書で「読み聞かせする絵本は、読む人が好

        言葉はなぜ生まれたのか -児童書紹介

          魔女の宅急便 -児童書紹介

          みんな聞きたいのは「ジブリアニメ映画とおんなじなの?」だと思うんですよ。 けっっっこう違います。 キキは映画ほどはつらつとしてませんし、トンボはおとなしくって絶対山口勝平ボイスではないですし笑、ジジは映画よりもっと皮肉っぽくてなんやこの猫ォ…って感じです。 小説を読んでからは、ジブリ映画になってしまったのはもったいなかったなぁと思っています。 なぜなら毎週30分のアニメで面白くまとめられそうなエピソードが山ほどあるんですよ。動物園のカバを配達する話なんて、面白そうじゃない

          魔女の宅急便 -児童書紹介

          おばけずかん -児童書紹介

          私が読んだっていうより、私の甥っ子が読んでるのでブクログにもちゃんと登録してないんですけど、追々記録していきましょうかね。 私が斉藤洋先生のファンになったのは「がっこうのおばけずかん」を妖怪好きの甥っ子(当時4歳)にプレゼントしたのがきっかけでした。 今は妖怪ウォッチに夢中な甥っ子ですが、ようかいしりとり→ゲゲゲの鬼太郎のグッズ(書籍はまだ難しかった…)→妖怪図鑑(かわいい絵柄のもの)、ときて次に何をわたそうかというときに書店で見かけて試しに買ってみたんですよね。 がっこ

          おばけずかん -児童書紹介

          西遊記(斉藤洋) -児童書紹介

          20年程前、私の学生時代に「ドラゴンボール」や「最遊記」がめちゃくちゃ流行り、実写ドラマ化も話題になり、そこまで身近にありながら原作の西遊記に手が伸びないのはなぜだったのか。銀河鉄道の夜も若草物語も三国志も読んでなぜ西遊記は読まなかったのか。 「装丁」が目に入らなかったんじゃないかと思うんですよね。学生の時にこの装丁を見てたら絶対読んでたと思うんですよ。 そう思い込むぐらいのこの装丁の美しさを見てください。 西遊記 1 天の巻 (斉藤洋の西遊記シリーズ 1) 理論社

          西遊記(斉藤洋) -児童書紹介