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「中央公論令和五年三月号 鼎談 憲政史上最長政権の軌跡 『安倍晋三回顧録』が明かす安倍政治の戦略と人事」/これは読んで損はありません

発売中の中央公論令和五年三月号に『安倍晋三回顧録』に関する鼎談が掲載されています。

インタビューを担当した読売新聞橋本五郎氏、監修をした北村滋元安倍政権国家安全保障局長(秘書官も経験)そして誰をおいてもこの人、菅義偉前総理が『安倍晋三回顧録』に関して鼎談したものです。

これまでに本コラムでも二回にわたり記事を掲載し、

いよいよ私もこの『安倍晋三回顧録』の終盤2019年くらいのところを読んでいるところですが、この鼎談は、菅さんと北村さんの本音トークが深く心に沁みてしかも楽しい。
このような鼎談の記録はなかなか読めるものではありません。

橋下五郎氏が、総理と官房長官の関係が盤石だったと言い、
「一番大きかったのは、菅さんにとって「安倍さんと安倍政権が大事」ということが最初に有ったことでしょう」というと、
菅さんが、
「私はあの人にあこがれていましたから。もう一回、総理を絶対やらせたいという思いで、それに賭けてやってきました。2次政権の時は自信ありましたよ」
と応える、、、、なんとも言えない菅さんの男心が伝わってきます。

また、北村さんが安倍首相秘書官もした官僚出身者らしく、あとの二人に目配りをしながら、
菅さんが、安倍政権は周りにしっかり支える人たちがいたのが大きく、
「秘書官チームがしっかりしていたよね。」と言えば、
北村さんが、
「総理のお人柄でしょう。」と、、、、短い言葉に深い真情が溢れる言葉を返します。

このような男の中の男たちがいたからこそ、あの厳しい時代をしっかりと前に進むことができた。そして日本は今、沈まずに前に進もうとする位置にいることができているんだと思います。

『安倍晋三回顧録』とともに、『中央公論 令和五年三月号』もご一読の価値ありです。


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