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(ネタバレ注意)CLOSE/クロース 感想

今回は2023年に公開された”CLOSE/クロース”の感想を書いていこうと思います。

あらすじ
13歳のレオとレミは、24時間ともに過ごす大親友。中学校に入学した初日、親密すぎるあまりクラスメイトにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、次第にそっけない態度をとってしまう。気まずい雰囲気のなか、二人は些細なことで大喧嘩に。そんなある日、心の距離を置いたままのレオに、レミとの突然の別れが訪れる。季節は移り変わるも、喪失感を抱え罪の意識に苛まれるレオは、自分だけが知る“真実”を誰にも言えずにいた…。

https://closemovie.jp

あらすじから分かる通りこの作品はハッピーなものではないです。(あくまで個人の感想ですが)
小さな行動ひとつひとつで変わってしまう関係、後悔、罪の意識など登場人物の感情が繊細に表現されていたと思います。

この映画を見て感じたこと

全編通して繊細に丁寧に作られていてその中で私がとても印象的だった場面は同級生から揶揄われたレオがレミから距離を置き、それにより変わってしまう関係性だ。

一緒に登校しなくなったり、遊ぶ時間を減らしたり。些細な一言や周りの視線がこんなに人の関係に干渉してくる。その変化が見ていてひどく切なかった。
そしてその変化による残酷な結末も。

誰しも経験があるであろう友人との喧嘩やすれ違い、それの最悪のパターンと言えるだろう。
映画の二人も話し合ってさえいれば変わったかもしれない。

関係性など周りの目や環境、人間関係などで変わってしまう。周りを気にしてまで変える必要はあったのだろうか。
思春期という不安定な時期が重なったのもひとつの要因だと思うが、言葉や行動のひとつひとつが及ぼす変化はとても印象に残った。

これは監督であるルーカス・ドンが映画の制作秘話について語った記事です。理解を深めるのに良かったのでぜひ読んでみてください。

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