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株式上場経験→地方会社員(財務職)てぃーもの経歴。なぜ転職を繰り返すのか。何が大切なのか。

見ていただきありがとうございます。
てぃーも と申します。

Fラン大を卒業してから4社目 地方在住。30代半ば男です。
現在は【中~大規模】企業の財務職として勤務しています。
経歴の流れとしては


①【ブラック企業営業】1年未満(退職後無職2か月)
⇩(無職期間に手に職をつけなければ!と決意。)
②【中小企業 総務経理財務】約10年
⇩(ある程度専門知識を付けるも、このままでいいのか?と悩む。)
③【IPO(新規株式公開)財務 兼 経営企画的な】 数年
⇩(上場を達成したら、そこまで長くいたい環境ではないと判断。)
④【地方の中~大規模企業の財務】数年
(長く続けたいと思っている。環境面など含め。)


何も考えず新卒カードを使い
転職をせざるを得ないキャリアスタートだった

普通にスポーツ系の部活に励み高校時代は学業は疎かに。
気づいたら行ける大学は地方のFランク大学だけ。

大学時代(文系)も特に何も考えていませんでした。
サークルで楽しく過ごし、バイトを長く続け、お金や労働というもの自体に特にこだわりもなかったので、就活はまともにせず、気が向いた時に面接受けて内定を最初にいただいた地方の企業に営業として入社しました。

当時、働くことに対して考えてたのが
〇給料  ・・・普通で良い
〇労働時間・・・普通で良い
〇転勤  ・・・なしが良い
〇就活  ・・・なんかめんどくさい

くらいしか考えていなかったので、今考えても本当に浅はかだった(ナメてた)と思います。

新卒でブラック企業の洗礼を浴びる

新卒で入った会社が簡単に言うとTHE・ブラック企業でした。
朝7時出社、夜中1時退社という状態が続いて、そんな社会人生活にビックリしたのは今でも鮮明に頭に残っています。
さらに業務内容が知識がつくとかではなく営業 兼、倉庫管理みたいな事もしていて単純に作業量が多かったですね。帰れませんでした。

退職→22歳でさっそく強制的なキャリア感との向き合い→自分の将来を真剣に考える

辞めた理由は、10年以上年上の先輩も同じ働き方をしてたからです。
30代後半の方も夜中まで働き、同じような作業をされていました。
・・・深夜まで残業をサビ残で10年以上?え。無理。
という事で。想像力豊かでよかったです。だんだん休みがちになっていき次の仕事も決まっておりませんでしたが、ついに退職するに至りました。

その後、1か月間は実家に閉じこもってました。
この時は大学生の頃の楽観的な感じではなく、ただでさえ周りから
「石の上にも3年だから辞めるのは早い。」とか
「3年も続けてない履歴書で採用してくれるところはないぞ」
「とりあえずバイトとかしたら?」
とか言われていたので、かなり焦ってました。
自己肯定感はどん底に落ちてたと思います。俺は何をしてるんだ。
社会不適合者なのか?と。

そんな中でも「手に職を付けよう。辞められたら困る的な」存在にならないとな。と感じ2か月後には次の職場で働く事が決まりました。
「総務や経理がいいかな。」
「エンジニア系はスキルの陳腐化が早すぎて長年に渡って勉強をし続けないといけないな。自分には勉強向いてない。」
「総務経理でも幹部的なポジションを目指さないとな。普通の事務職なら給料激安かな。」
という事を考えながら第二新卒のようなイメージで転職活動をしたのを覚えてます。そして

「次は絶対ブラック企業だけには入りたくない。」

というのが一番思っていた事で、ネットの口コミを課金して調べ上げたり、常に求人出ているところを研究して避けたり、応募したい会社があっても夜の10時時点くらいで事務所にどれくらい明かりが点いてるか探偵のように調査に行ったり、かなりの疑心暗鬼になっていました。

約10年間の管理部門経験からIPO準備企業へ転職するまで

おかげで給与水準はそんなに高くないですがホワイト企業といっても過言ではない企業に就職する事ができました。
約10年間務めたその会社では、未経験にも関わらず
【総務経理の幹部候補生】
として第二新卒で採用していただき、本当に感謝しています。
この会社で管理部門の全体の流れがざっくり分かるくらいには色々な経験をさせていただけた事は今でも財産です。
そして1社目で失敗して良かったと思っています。
【社会は怖いところだから自分の市場価値は常に自分で伸ばさねば!】がデフォルトのマインドセットになっているので。みんなが伏せて寝てる昼休みに一人で猛勉強したり自己啓発の鬼になっていましたw

【給与や所得税の仕組み】
【固定資産や売掛買掛など経理全般、決算全般、法人税や消費税の申告実務経験】などを学ぶ事ができました。
この時「管理部門って専門性が高められるし奥が深いし、スキルの陳腐化がしづらいし、良いな」と感じれたので良かったと思ってます。
ただ5年勤めた辺り(アラサー?)から「総務経理をずっと経験してる人」だけだと会計専門職のビジネスマンとして、市場価値はどうなんだろう。という何とも言えない不安に駆られたのを覚えています。

あと、単純にパワーポイントとかスライドで「図示したりして伝える」というのに何となく「好き、得意」を感じていたので中期的には経営企画寄りなキャリアに進んでいきたいと思っていたのもありました。

市場価値を意識して経理財務×IPO実務経験を目指す

この頃になると希少性を意識し「〇〇×〇〇」とスキルの掛け算を意識するようになっていました。経理財務の実務だけでも
「会社法、金商法、また財務会計・管理会計・税務会計の違いや連結、別表調整が分かる」
など幅広いスキルを積めば個人的には貴重な存在だと思うし是非、一緒に働きたいと思うのですが「専門知識は履歴書インパクトに欠ける」これに尽きるなと思います。


「経理財務×税理士」
「経理財務×英語」
「経理財務×ITのプロ」


これらのサブスキル考えましたがめちゃくちゃ勉強が必要で・・・それまでもそれなりに資格は取りましたが、上位資格は私の頭では無理と早々に判断。(勉強不得意なので・・・コミュニケーション取りながら上手く合意得たり調整しながらの仕事が得意。)
そして、資格持ってても仕事できない人って大勢いるわけで。実務を体で覚えていく方がよっぽど身になる感じも好みでした。

という訳で、そこまでハードルも高くなく経験でアピールできる
「株式上場のプロセスに携わって色んな資料を作る。上場に導く。そういう実務スキルを持って履歴書や職務経歴書に書けるような経歴を組み立てていこう。」と。こう考えました。
現在でも専門分野を簡単に説明する時は【経理財務×IPO経験】と説明しています。

経験を活かす。経験は自分を守る。守りが強いと攻めも強くなる。

実際はIPOも途中からの参画だったのですが、プロセスに携われた事は非常に勉強になったし、色んな知らない事や知らない人が自分から動かなくてもどんどん向こうからやってくるので知的好奇心は、とてもくすぐられました。
それと同時に上場を達成した後は一気に変化が感じられなくなったので正直退屈していましたし、報酬面でも上場企業だからといって高いわけでは決してない。のでモチベーションとしては下がってました。

あと、人的な理由もありました。一生懸命頑張ってたら他部署含め色んな人から認めて頂く事があり嬉しかったのですが、同じ部内の中途で年上1名から仕事を共有しないなどの嫌がらせを受け、幼稚な感じがずっと続いていたので・・・。
「バリバリ仕事しに中途で来たんじゃないのか」と思うのですが、彼は自分の仕事を囲って見えないようにし、一生懸命属人化する事によって自分の存在価値を高めようとしているようでした。(←逆効果)

そして辞める時には「君が頑張って周りから認められてるのが怖かったから嫌がらせをしてたんだ。ごめんな。」と言われ餞別をもらいました。
「あぁ、辞める事にしてよかった。」
「かわいくてしょうもないおじさんだな。」
と思いましたね。こういう人がいると、そもそも頑張れないと思うのです。
ミッションが「彼のプライドを傷つけない事」になるので。

【経理財務×IPO実務経験】で転職

そして、現在に至ります。
IPO経験と経理財務が履歴書や職務経歴書に書けるのはとても有効だと感じました。
転職サイトに登録してた自分のプロフィールをブラッシュアップすると、それ以前とは比較にならないほとスカウトが来るからです。
(まぁほとんどが良くない求人ですが・・・このあたりは別の機会で)

そんなスカウトの中の一つから【経理財務×IPO実務経験】をかってくれた企業に行くことにしました。年収も休日もUPしたし、カルチャー的にも良い人が多いので日々感謝しています。

改めて自分のキャリアは自分で前向きに築いていかないと誰も責任はとってくれないし、現状維持でコンフォートゾーンから抜け出さない人生を送れば良い結果にはならないと経験から感じるので(公私問わず)

そのあたりの見解も踏まえてnoteではツラツラと書かせていただければと思います。
本日は長文にお付き合いいただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

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