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更年期ホルモン補充療法を受けたい

40代からの体の変化と治療の決意

40代半ばから体調がずっと悪いような、肩は凝るし腰は痛むし、万年寒がりだし、といった感覚があった。私は若い頃から毎日晩酌する習慣があり、この頃には毎晩ワインをグラスに2杯、結構なみなみと注いで飲んでまぁまぁに酔っ払ってから寝るのが習慣だった。というか依存気味で、そうしないと眠れなかったのだ。

その頃から寝汗がすごいことになって、なんか変なの、と思うようになってはいたが、自分が更年期に突入していたとはあまり思わなかった。

毎日の晩酌のせいで内臓も疲れているのかな、断酒した方がいいんだろうと思ってはいたが、お酒は一切やめられず、やめる気もなかった。

ある時、生理が来なくなったことで、婦人科に行った。

https://note.com/super_godwit106/n/ndc21214b782b?sub_rt=share_pw

そこで看護師さんに色々言われたことがある。そのうちの一つが
「女性はどんな体調不良もぜ〜んぶ婦人科に行くのよ。内科とかじゃなくて、婦人科よ。女性はホルモンに影響されているのだから。」
この言葉は名言として私のこころにきっちり綴られた。

なぜホルモン補充療法(HRT)を希望するのか、その理由


2022年に定年齢人間ドックを受けた際、問診で
「もし、もしも更年期として体調が悪くなったら直ちにホルモン補充療法を開始したいのですが。」と軽く相談してみた。

ドクターは「じゃ、いつでもまた婦人科の診察に行ってください。更年期治療はいつ始めてもいいので。」とおっしゃって、
「え、いつでもいいんだ〜???」と不思議に思った覚えがある。

私は更年期の体調不良やメンタル不調に悩まされるのは一切ゴメンだと思っていて、そんなことになったら即刻ホルモン補充療法を開始するってことを事前に決めていたのだ。

その理由のひとつは自分の母親が更年期に苦しむ姿を見ていたということもある。母は自分の体調については年がら年中グダグダと不調を訴えているが、更年期の頃には精神も不安定であり、さらにひどかった。母との複雑な関係性もあって「あんなふうにはならない」と固く思っていた。

さらに、このまま仕事を続けていけば1〜2年後には管理職になるわけで、イライラして周りにヒステリックに当たり散らかして「ハラスメント」などと訴えられるのもイヤだ、絶対に。

またこの頃には物忘れもひどくなってきて、私はすっかり自信をなくしていた。ミスも続いて、こんなんじゃ仕事を続けられない・・・?と思うほどだった。

なので更年期をコントロールできる方法があるなら絶対にそれを選択しようと決めていた。その決心の上に婦人科の看護師さんのお言葉が呪いのように自分を突き動かしていた。

「女性は婦人科へ行け。」

実際に婦人科へ診察を受けに行ったのは、2022年9月の人間ドックから半年ほど経った後だった。

いざ、婦人科へ行く


2023年5月に一大決心して婦人科へ行った。

いつか行こうと決めてはいたのだが、日々の気になることは山ほどあっても、大きな体調不良(例えばめまいで寝込んだり、ホッとフラッシュで着替えが必要だったり)に悩ませることがなかったので、実はまだ婦人科へ行くタイミングを決めかねていた。なので決めていた割には時間がかかったのだ。

こうやって女性は日々の生活を優先し、不調をやり過ごしているのだろうと思う。こんなことしていたら結局婦人科に行けないままになる、と思い、仕事が繁忙期でない時に思い切って休暇を取って婦人科へ行くことにした。

ちなみにこの時選んだ婦人科は普段人間ドックでお世話になっている総合病院。3年前に初めて訪れて看護師さんにいろいろ指南されたという例の婦人科は個人クリニックであり、現在は老齢のドクターが無くなってしまい残念ながら閉院してしまっていた。

こういう時にどの病院へ行こうかと悩むことは多いと思う。私も希望する治療はあるものの、どこへ行けばいいかまず悩んだ。結論から言うと、ホルモン補充療法(HRT)は婦人科ならばどこでもできるが、病院によっていまだに積極的でないところもあるようだ。

私の今年50歳になる妹は、かかりつけの婦人科で更年期特有の体の不調を訴えても、HRTという選択肢を示してしてもらえなくて、それより貧血治療をすれば治るとか、いろいろ他の選択肢を示されるようだ。ドクターによっていろいろな考え方があるのだろうか。

季節ごとに罹患する感染症は除いて、病院へ行くということがほとんどなかった働く女性にとっては、妊娠したわけでもないのに自分のために時間を取って婦人科へ行く、という行為はそれそのものがもうセラピーである。

ゆったりとした気持ちで、自分のこれからの健康管理のために、身体の状態が深刻に悪いわけではないのに婦人科へ行く、これはちょっとした贅沢にも感じ、それだけで癒される。こんな時に窓口や看護師さんの聞き取りなどで最初に嫌な思いをしてしまうとがっかりするので、ぜひ対応はしっかり評価してほしい。お金をかけてしばらく通う病院なのだから、いやな気分になることがないようにしたいものだ。

この後、初めての婦人科でどのような診察があったのかはまたお話します。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。





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