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戦国無双をレビュー


 私はPS2版をプレイ。Xboxは持ってないので

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こちらも参考に。猛将伝には触れないでおく。


〇ゲーム情報

  • ゲームハード PS2、Xbox(ゲームアーカイブスは未配信の模様)

  • 定価 6800円(両方)、PS2のみ3980円、1980円の廉価版がある

  • ジャンル アクション

〇ゲームの登場人物

三國無双2と違い、顔つきのNPCも存在する。

〇プレイアブルキャラクター

  • 真田幸村 本作の主人公に近い立場。赤がトレードマークの誠実な熱血漢。武器は十文字槍でアクションも癖がなく、初心者向け。武田家に仕えていたが、武田滅亡を経て、最終的には豊臣に仕え、時は江戸時代になり、時代を逆行していると分かりつつも、家康と対立する道を選ぶが・・・

  • くのいち 本作オリジナルキャラクター。いつも幸村と共にいる女性。飄々とした掴みどころが無い性格で、勿論、幸村には恋愛感情があるが、周囲は気づいていても幸村は鈍感かつ、あっしは一介の忍者なのでと幸村には想いを口に出すことは無い。2段ジャンプが出来るので、半蔵を除く、他の武将が入れない場所に入ることが出来る

  • 武田信玄 このゲームの設定だが、真田幸村の主君。武将としての腕は一流なのは勿論、軍略家としても一面もある。厳格だが、お茶目な一面も。第2衣装は秋田県関係ないのにナマハゲになる。

  • 前田慶次 武芸は天下一品で派手な容姿の傾奇者。五右衛門から一方的にライバル視されている。特定の主君に仕えることは苦手で、序盤は織田家の武将として登場するが、終盤は出奔し、上杉家に力を貸す。第2衣装は派手な髪型は無くなり、スキンヘッドになる。

  • 織田信長 戦国時代と言えば彼の存在は外せない、三英傑の1人。顔はちょんまげにとこのゲームにしては史実に近い顔をしているが、衣装はピタッとしたダークスーツとマントとかなり奇抜。第2衣装も肩出しの着物。アクションもダークオーラを放ったりと癖が強く、無双奥義も動きが早いので上級者向け。最も天下に近い男で手段を選ばない。言い回しが独特で、このゲームではかなり冷酷かつ、悪逆に描かれていて、やりすぎな一面があり、それを見ていた家臣の明智光秀から謀反を起こされてしまう

  • 明智光秀 サラサラヘアーの長髪の美青年。最初は斎藤家に仕えていたが、濃姫の誘いで織田家に仕えるようになる。しかし、信長の苛烈さに疑問を持つようになり、謀反を起こし、蘭丸と考えの違いで衝突することになる。しかし、数日後には秀吉に負けてしまう。第2衣装は当時の平服に近い着物を着ている。

  •  上杉謙信 上杉家の当主で武田信玄のライバル。白い頭巾を被っており、無口でストイックな性格で、複数の女性と関係を持つのが当たり前の時代にしては珍しく、妻を持たないというかなり禁欲的な男だが、闘争を楽しむ人物。武田信玄とは川中島で衝突し、軍略を競い合っていたが、良き友として認めている。ただ、ひたすらに破壊を望む信長には否定的な男。

  • お市 織田信長の年の離れた妹。美女と言うよりかなり幼い容姿をしており、ロリ要素が強く、FEのエリーゼやリズのような幼い妹キャラになっている。武器もけん玉とかなりお遊び的な要素がある。独身時は兄を助ける為に戦場にいて、織田軍にいたが、織田と浅井の同盟のために浅井長政に嫁ぐ。娘を3人産み、長政とも夫婦仲は悪くなかったが、浅井は織田と対立している朝倉と手を組み、同盟を破棄。そのせいで彼女は実家と婚家の板挟みになり、苦しむことになる。第2衣装はキツネの着ぐるみ。

  • 雑賀孫市 神出鬼没の傭兵集団の頭領。鉄砲を自在に扱う男で本作では信長と対立している。女性が好きで、よくナンパしているが、いまいちウケが悪い。逆に本人が好みでない女性には慕われることが多い。後作では秀吉と友人だったり、政宗の友人だったり、信長との対立の数十年後の大坂の陣に出てくるとなかなかいる時代が一定しない。

  • 濃姫 織田信長の妻で、お市の義姉。斎藤家から嫁いできた女性で、着物を着たミステリアスな雰囲気でサディスティックな言動が目立ち、信長に常に付き従う女性。今作では着物に仕込んだ暗器で敵を翻弄するのが得意だが、本作はこういった武器は不遇なので、上級者向け。 

  • 森蘭丸 織田信長の小姓の中性的な容姿の美少年。自分の身長くらいの細い剣を振るうので小柄に見えるが設定身長がそれなり。信長への忠誠心は並ではなく、常に付き従っている。序盤は光秀を慕って共闘していたが、考えに違いが生じ、最終的には対立してしまう。男性武将で唯一、女性声優が演じている。

  • 服部半蔵 龍が如くの桐生一馬に声が似ている、忍者の男。家康からの信頼が厚く、今作では唯一、徳川軍で参戦している。

  • 伊達政宗 独眼竜と呼ばれる東北の男。真田幸村と同年代だが、かなり幼い容姿をしている。性格は野心的でバカめ!と司馬懿と同じ口癖をする。司馬懿同様にビームを出す。彼が活躍した、大坂の陣以外ではほぼ、敵として出ず、無双モードもすべて三つ巴で伊達軍が乱入してくるというオリジナルシナリオになっているので、出番は少ない

  • 石川五右衛門 天下の大泥棒で、がんばれゴエモンのモデルとなった男だが、ゴエモンに似ても似つかない、大きな体でどちらかと言うとドラクエのヤンガスに近い、パワー型の盗賊。後作では金策に一役買ってくれる、有り難い武将だが、今作では足は遅いくせに無双モードはオリジナルシナリオの城内戦ばかりでストレスがたまるお方。阿国に惚れていて、彼女には頭が上がらない

  • 阿国 出雲の阿国で、惚れっぽい性格ですぐに男に近づく。しかし、五右衛門に惚れられているがあまり相手にしていない。当然、彼女も戦国時代に活躍したが、戦には出ていないので、オリジナルシナリオ。

  •  エディット武将  自分で任意で名前が設定できる武将だが、今作はかなり不評。三國無双3は例えば、田中太郎と1度に入れられたが、今作は姓 田中、名 太郎という具合に別々に入力し、両方入力しないと設定できない。特定の名前にすると名前ボーナス(坂本龍馬など幕末の人物でも名前ボーナスが貰える)があるが、その名前を使ってくれる訳では無いので入力がいちいち面倒。モーションはモブと同じで、実際に使えるようになるまで入門試験があり、面倒くさすぎる。三國無双3のほうが断然使い勝手がいい。桶狭間から大坂の陣とこのゲームの時代を全て歩く無双モードになっていて、55年間なので、不老なのかとも思える。

〇NPC

操作はできないが、モブではなく、固有の顔を持ってる人物

  • 豊臣秀吉 三英傑の1人。猿顔でかなり小柄で女性武将より小さく、三國無双を含めても夏侯姫と並んで1番小さい武将。当時の男性の平均身長より小さい。しかし、今作でも信長に仕え、一夜城を完成させるとドギツイ名古屋弁でヘンテコリンな踊りをする。羽柴秀吉とゲーム内で表記されてることもあるが、分かりにくいので本項では豊臣秀吉で統一。

  • 徳川家康 三英傑の1人。生まれて直ぐに母親と引き離されたり、今川家に人質生活を送ったりと忍従の日々を送っていたが、秀吉の死で天下人に近づき、江戸幕府を創設する。しかし、秀吉といい、戦国のキーマンと言える存在かつ、こんな有名な2人がNPCなんだよ。信長の野望、太閤立志伝と差別化したかったと思える。

  • 浅井長政 お市の夫で信長の義弟。愛妻家で妻を大切するが、織田との同盟より長年の付き合いの朝倉を優先させ、信長を激怒させた。お市がFEのエリーゼのようなロリ妹キャラなので、違和感がすごいと意見もある。お市のifENDで和解する場面も見られる。

  • 今川義元 公家のような姿をした男で超がつくほどマイペースで、他人に利用されてようが全く気にしていない、ある意味強靭な精神の持ち主。蹴鞠が大好きで、蹴鞠のことで頭がいっぱいで、何かと蹴鞠、蹴鞠る(けまる)と言って、周りを困惑させる。桶狭間で信長に討ち取られてしまう。

  • 本願寺顕如 孫市の無双モードにのみ登場する僧侶。信長に抵抗していたが、降伏するべきではないかと考えてしまう。他のNPCに比べると登場も限られており、かなり影が薄い

〇その他

  • モブ武将 三國無双と同様に出てくるモブキャラ。三國無双と同じく剣や槍などを持っていて、猛将、若武者、重装武将、兜武者と色んな出で立ちをしている。得に高難易度だと雑魚と侮ると結構痛い目に合うし、味方だとこのモブが生存条件でレア武器が取れたりする割には弱いので結構手がかかる方々。

  • 足軽 三國無双の兵卒にあたる。雑魚兵士。基本的には彼らを狩ることが殆ど。

  • 忍者 忍者はもちろん、体がやたら大きい突忍など色々種類がいる。飛忍、突忍、爆忍は敵兵士をバサバサ狩ってる時に脇からドーンと邪魔してくるので、かなり鬱陶しく、このゲームの評価を下げてると言える。

〇ゲームの流れ

操作方法などは三國無双と変わらない。異なる点、進化した点がある。
その武将の歴史に沿ったストーリーが楽しめる、無双モード、歴史関係なく遊べるフリーモード(模擬演武)、チャレンジモードは三國無双2猛将伝と同じ。

〇三國無双2と異なる点、改善点

  • 無双奥義は三國無双の無双乱舞と違い、押しっぱなしにしないと奥義アクションが止まってしまう特性があるので注意が必要。奥義状態でありながら通常アクションになってしまう。しかも、無双奥義は今作のみ、無敵ではなく、ダメージを受けるのは改悪。

  • 敵を倒しても無双ゲージが上がらない改悪点ある

  • 三國無双は三国志なので、チャイナティストな世界観だが、こちら日本の戦国時代なので、和風の世界観で悪代官やFEIFの白夜王国の世界観に近い。そのため、アイテムも回復アイテムは肉まんではなく、ご飯だったり日本文化に浸透したものになっている

  •  三國無双2と違い、レベルが最低でも松風に乗れるなどレベルが低くて早い馬に乗れなくて困った!ってことは無くなり、時間制限ミッションなどは格段にやりやすくなった

  • 馬にもライフゲージが存在し、雑兵に叩かれるくらいでは落ちないが、弓で落とされるとあっさり落ちる

  • 日本に象は居ないため、象は撤廃。遅いし、操作性悪いから大賛成。

  • 弩兵の代わりに中盤から鉄砲兵が登場する

  • 三國無双は数が小さい(16が最低で0になるとMAX)とレベルが高いが、戦国無双は数が大きい(最低は1、最大20)とレベルが高い

  • 敵と同時に攻撃をすると鍔迫り合いゲージが表示されるので勝ちやすくなった

  • チャレンジモードも奥義など本作でしかないモードも追加

  • ミッションが表示され、無双2よりも何をやるべきか明確で分かりやすい。失敗するとその後に影響するので極力失敗しないように。

  • 城内戦という今作独自のダンジョンRPG要素があるが出来は良くない

  • 無双モードが三國無双2と同じく、一人一人ストーリーが用意されているが、一本道ではなく、途中分岐があったり、途中でエンディングになることもある。どのミッションに成功したかで運命が変わる

  • 半蔵とくのいちは2段ジャンプができるので彼らしか行けない場所も存在する。

  •  雑兵も種類が多く、飛忍、爆忍、突忍がいて、攻撃してる最中に弾き飛ばしてくる

  • 無限城モードがあり、奈落と虚空があり、回数が上がれば上がるほど難易度が上がる。奈落は30階が限界で古の武将がいるので、それを倒せばクリア。そこからチャレンジすること。虚空は無限に上がっていく。

  • アイテムの他に無刀取りやいなしなどのスキルシステムがある。あると体力が伸びるなどの他、オートでガードができたり良いことづくし

  • 無双モードをクリアする(1つのルートで構わない)をクリアすると第2衣装が追加

  • 顔つきのNPCも存在する。顕如以外は後作でプレイアブルに昇格する。

  • 奥義が入るとKOカウンターが変わり、奥義で何人撃破したかひと目でわかるようになる。

〇個人的評価

評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー A

  • グラフィック(当時基準) C

  • ゲームバランスや難易度 D

  • 操作性 B

  • 世界観 S

  • BGM S

  • ゲームの面白さ A

  • やり込み要素 S

  • 総合評価 B

  • 適正価格 1000円(実際1000円で買ったが、遊び込んで、私的には面白かったので)

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