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メダロット2をレビュー


2からカブトバージョンをレビューする

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前作2作のレビュー。この前作から7年後の世界が今作の舞台となる。ここからは4までイッキ三部作で途中からやると話についていけなくなるので、3、4をやるならここからプレイした方がいい。


○ゲーム情報

  • ゲームハード GB(GB、SGB、GBP、GBC、GBA対応)、バーチャルコンソールは未配信だが、3DSとSwitchにクラシックスが発売

  • 値段 3980円、3DSクラシックスは5280円(初代から5まですべてコミコミの値段)、Switchクラシックスは5478円(3DSの内容+G、ナビ、コアも含まれている)

  • ジャンル RPG

○ゲームの登場人物

  • 天領イッキ このゲームの主人公で4まで彼が主人公。苗字は天領で固定だが、名前はデフォ名で、最初に任意で変えられる(本項ではイッキで統一)。ポケモンのカスミのような髪型をしているが、男性。その中性的な容姿故に、女装させられることも多い。前作のヒカルと違い、メダロットが好きなのに親に買って貰えなかったが、母親がお使いで近くのコンビニでレトルトカレーを買ってくるように頼まれたが、そのコンビニの店員のヒカルにメダロットを押し売りされることから物語が始まる。

  • ソルティ イッキの飼い犬でイッキに懐いている。前作のポナバルトより印象が薄い

  • 甘酒アリカ メインヒロイン。近所に住む幼なじみで気が強い性格。ロボロボ団もタジタジになるほど。メダロットは彼女の方が先に持ち始めた。ジャーナリストを目指しており、情報収集能力はバツグン。セレクト隊の行動はあまり信用していない。彼女とエンドが王道。

  • アガタヒカル 前作の主人公で7年後なので、青年になっており、コンビニ店員をしている。前作の主人公なのでメダロットの腕は確かで、あまり表舞台には出ていないが・・・

  • 辛口コウジ イッキのライバルでロン毛の容姿端麗な少年。隣町のお金持ちの学校、花園学園に通っている。相棒も強力な機体かつ、カブトだとウザいことこの上ない機体を使ってくる。サポート機体もかなり強い。前作のユウキと違い、キザではなく、正義感に溢れた熱血漢な性格。アリカと同じく、セレクト隊には期待していない

  • 純米カリン もう1人のヒロインで、コウジと同じ花園学園に通う幼馴染だが、パディと違い、コウジとは友達止まりで彼氏では無いので、攻略は可能。今作だけは何故か病弱設定があるが、イッキの旅に同行していることが多い。見た目も儚げでお淑やかな性格だが、決めたことは曲げない強情な一面もあり、怒ると怖く、お嬢様故に天然で普通の人とは感覚がややズレている。

  • アワノハチロウ アワノ財閥の息子でコウジやカリンからしたら幼馴染。小柄な体型でコウジやカリンより頭1つ2つ小さいので、彼らより幼く見える。蝶ネクタイとサスペンダーが特徴的の絵に書いたお坊ちゃま。〜サとキザな話し方でユウキに似ていて、使用メダロットもユウキのロールスターの後継機だが、性格はコウジやカリンよりも精神年齢も幼く、あまり宜しくない。イッキ達を通せんぼしたり、庶民と見下す嫌な男だが・・・。改心後は何故か金持ちだからと過去世界にバカンスに来ていて、3以降にも登場してるので、シレッとちゃんと戻ってきている。金持ちだからと過去世界に行けるこのゲームの世界って一体。

  • キクヒメ ワルガキの女リーダー。前作のイセキの立ち位置。イッキやアリカとは同じ町の近所に住んでいるが、別のクラスなので、旅に同行するほど信頼関係はない。男勝りの姉御肌で子分の男たちを束ねている。最後は彼女たちもロボロボのアジトに来て協力してくれる。恋愛ごとに興味無さそうに見えるが、クールな男気ある男性が好みで、中性的な容姿で気弱な面があるイッキは好みでは無いため、恋愛エンドは全くない

  • イワノイ キクヒメの子分でいつも尻に敷かれている。前作のヤンマの立ち位置で、大きなダメージを出す訳でもない犬型メダロットを出すため、ロボトルの腕は微妙だが、メカオタクで、ロボロボ団のアジトの機械を操作していた。

  • カガミヤマ キクヒメの子分で無口な男だが、潔癖症。大きなダメージを叩き出すメダロットを出すのが得意だが戦車型で足が遅いので、先手を取りやすい。彼もロボロボ団のアジトに来てくれた。

  • メダロット博士 前作と全く見た目が変わってない唯一の人物。メダロットを開発した男で、レトルトやレトルトレディをを使って、裏で調査をしている。

  • ナエ 前作のヒロインで、メダロット博士の孫娘で7年後は助手になっていて、大人の女性になっている。冒険の途中で彼女の元に寄るとメダルが貰えるが、時期を逃すと貰えなくなるので、攻略サイトをちょこちょこ見ること。レベルが一定なので、後半になるとキツくなるのが事実なので、よく考えてもらうこと。

  • 快盗レトルト 仮面ととシルクハットを被った謎の男。旅の道中に現れてはイッキたちを手助けするので悪人ではない。裏ではメダロット博士の指示で行動している。

  • 快盗レトルトレディ レトルトの女性版。レトルトが出れない時などに登場する謎の女性。やはりイッキを手助けするので敵ではない。レトルトとは違い、目の部分しか覆面をしていない。

  • アキタキララ 前作のヒロインだが、7年後はメダロット社の社員で、ヒカルとはかなり差がついてる。

  • マルガリータ 人とメダロットが共存していた過去世界の女王。5歳とかなり幼く、言動も年相応。

  •  アワモリ セレクト隊の隊長。今回はセレクト隊はロボロボ団とグルという訳ではなく、敵対している。しかし、この男はかなり俗物でクソ上司の典型。ロボロボ団の事件もイッキたちが解決していて、自分は事件現場を見かけただけなのに自分がやったというアピールしたり、ロボロボ団であれば、子供や怪我人でも容赦がない、何かと人間性に問題がある人物。こんな人物がトップに立つセレクト隊の未来が不安になるシーンも多く、他の隊員も不満が貯まっているが本人は気づいていない。

  • トックリ セレクト隊の副隊長。眼鏡をかけた気弱な男で、人間性はアワモリに比べるとかなりまともで、善良。内心はアワモリのことで不満を持っているのか、エンディングでは・・・?

  • セレクト隊員 ロボコップのような容姿の「〜であります」という語尾の下っ端の隊員。根は善良だが、マニュアル人間で、言われた通りに動かない頑固な人々だが、アワモリには不満を持っている。ロボトルは街中であることが多く、装甲の高い車型メダロットで足が早く、先手を取ってくるので、中々機能停止に追い込めず、結構強い。頼りにならないとコウジやアリカは言うが、下手な男の子などのエンカウント雑魚やロボロボ団員より強く、侮れない相手なので、不用意に相手しないこと。ロボロボ団員同様に勝てばロボロボメダルが貰えるがハイリスク。自信が無い時は実機だとリセット、クラシックスはロボトルスキップを利用した方がいい。

  • ヘベレケ博士 メダロット博士とはライバル関係の老人で、後ろには謎のメカがついている。しかし、彼はロボロボ団と裏で繋がっており、メダロットの禁忌を犯してしまい、自分でもどうしようも出来ないレベルのとんでもないものを作り出してしまう。本人自体、ロボトルは弱いが、飛行特効のアンチエアを持ってるので、飛行メダロットの参加は控えたい

  • サケカース ロボロボ団のボス。ロボロボ団も前作とは一新。前作の幹部と同じく黒タイツに触覚がある姿で、サングラスをしている。性格はどれもこれも癖があり、幹部はまともな奴がいない。炭酸プールが趣味の変わった男で、地団駄を踏んだり大人気なく、一人称も俺様で傲慢な性格。素っ頓狂な言い間違いを指摘した団員に暴力を振るうなどパワハラ気質。悪役なので、卑怯な手段は大好きだが、詰めは甘い方なので、いつも逆転される

  • スルメ 紅一点の女幹部。黒いタイツは着てるが結構グラマラスなのが分かる。オーッホッホッホって笑い方が特徴的で宝石など金目のものが好きな女。金がないのか、ロボロボ団だけで食っていけず、副業をしているとか。一癖ある女性型メダロットを使うことが多い。

  • サラミ 子供幹部でイッキたちより一回りくらい小柄な男児。一人称がアタチで、でちゅなど赤ちゃん言葉をよく使う。しかし、ロボロボ団員は馬鹿ばかりだと大人を見下した発言をしており、とある魔女と共謀して、子供たちをロボロボ団員にさせるべく教育しようとしていた。子供だが、他の幹部に比べると賢い。幹部の中で唯一、バージョンによっての使用メダロットは変化なし。

  • シオカラ 老人幹部で一番体格の良い幹部。たらこ唇で左目あたりに傷がある。一番最初に戦う幹部で、子供が嫌いで子供を利用するだけ利用する下劣な男。カブトバージョンだと彼の持つダッシュボタンの頭部は完全防御なので厳選して確保しておきたい。クワガタだとアビスグレーターでパーツを犠牲するサクリファイスであまり使えないとバージョンで実用性が分かれる幹部。

  • ロボロボ団員 語尾に「〜ロボ」が特徴の下っ端団員。黄緑色のタイツに後ろにゼンマイをつけ、頭に金魚鉢のようなヘルメットを被って素顔が見えない。度の先々で、どこにでも現れ、しょぼいイタズラばかりしている。しかし、この制服はかなり高性能で宇宙服無しで動けるという代物。1枚作るのにどんだけコストかかってるのと思える。メダロッチにも入ってしまうし、人間と認識されないのか普通のメダロットにも攻撃されてしまうという謎仕様。装甲だけやたら高いだけでつけてるだけで効果があるパーツしか持ってなかったりとロボトルの腕も大したことないので、ロボロボメダルが欲しいならセレクト隊員を狩るより、こちら狩ったほうが効率的。

○初代からの追加点や変更点

ゲームの流れはほぼ、初代と同じ。メダロットも一新され、殆どが2のメダロットになる。クリア前は初代のメダロットは入手出来ず、初代のメダロットはクリア前も敵として登場するが、相手メダロッターから私のパーツをあげる訳には行かないと言われ、クリア後に解禁になる、チケットをもらうだけ。
バニーハートのどれか以外は、クリア前は入手出来ず、エンディングを見た後は初代から一方通行で送ることしか入手できない。送る度にチケットを消費するので、実機で集めるのは初代メダロットを集めるのは至難の業。 
あと当時はボンボンを買うとパスワードがついてるため、そのためにコンビニに駆け込んだこともある。
Rとの互換性もあり、2→Rに一方通行だが、2側でコンビニでパスワードを送る、R側でコンビニで受け取るにして、表示されたパスワードを打ち込むことで、パーツを送ることが出来た。R→2に戻すことは不可能なので、よく考えて送ること。
任天堂ハードとソニーハードの垣根を越えた通信も可能。
ロボトルの改善点は

  • メダフォースの追加。初代は何も無かった下キーがフォースゲージを貯めることになってるので、定められた一定量を貯めればメダフォースという必殺技を放つことが出来る。一斉射撃のようにパーツと同じく単純に相手を攻撃するものもあれば、縦一閃のようにパーツ全てにダメージを与えるもの、横一線のように敵チーム全体にダメージを与えるもの、アズミレーションのように相手の装甲を吸い取り、自分のものにすることが出来る(パーツ復活は不可)、バーサークのように攻撃力を底上げ、サイロミサイルのように攻撃属性を火薬特性にするなど、攻撃、補助ともにパーツではできないものも多く、戦略の幅が拡がった。それに伴い、フォースを使えなくする行動なども追加された。

  • メダフォースは決められた熟練度に達してないと発動に失敗する。

  • 転倒(行動前の敵を一体転ばして、行動を忘れさせる)、混乱(同士討ちを誘発させる)、防御不能などの妨害攻撃も追加。

  • トラップも格闘や射撃に反応するトラップだけではなく、攻撃自体も1回限り無効の単発トラップ、先にセットしてから攻撃するクロス攻撃と種類が増えた。クロス攻撃は大ダメージを与えるが、セットする側を早く設定しないと作動しないので使いどころが難しい上級者向け。

  • 行動後の相手のパーツをひとつ強制的に破壊する、デストロイも追加。準備時間が長めかつ、行動前は発揮しないため、使いどころが難しい

  • パーツを破壊して、大ダメージを与えるサクリファイスも追加。当たらなくてもパーツ壊れるし、頭パーツは壊れると他のパーツが残っていても機能停止になるので該当パーツがない。そのため、復活との併用は必須

  • 初代では飛行(潜水)に強い攻撃としか書いてなかったものも、アンチエア、アンチシーと書かれている。

  • 変化パーツもカテゴリー追加。パーツによって攻撃系、妨害系、補助系、防御系にランダムに変化するパーツ。何に変化するか分からないパーツは前作も存在したが。

  •  ドラクエに例えると「リホイム」に相当する、一定期間、装甲を回復する(復活はしない)継続リペアも追加

  • 光学無効、重力無効、火薬無効の他に装備しているだけで効果がある常時充填もあるが、効果が分かりづらい

  • 火薬は回避したら爆風ヒットは廃止。ランダムヒットでやや使いにくい

  • ゴースト行動は廃止になり、該当パーツはハンマーに変更されたが、該当パーツを持つのはブラックメイルのみで、実機プレイしてればまず気づかないだろう。クラシックスで全パーツ入手で気づいた方が殆どと思われる

〇個人的評価

評価S(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー S

  • グラフィック(当時基準) C

  • 難易度やゲームバランス B

  • 操作性 B

  • BGM A

  • 世界観 A

  • ゲームの面白さ A

  • やり込み要素 A

  • 総合評価 A

  • 適正価格 3500円(かなり改善された神ゲーであり、やり込み要素も強いので、この評価)

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