ポケモンスタジアムをレビュー


ポケモン史上、最クソゲーだと思われる



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こちらのゲームも参考に。



〇ゲーム情報

  • ゲームハード 64 (バーチャルコンソール、スイッチ未配信)

  • 値段 6800円

  • ジャンル 対戦と図鑑

〇ゲームの登場人物

  • プレイヤー 赤と白の帽子を目深にかぶった少年。

  • 実際の大会で制覇した人々 平仮名での実名、似顔絵もある。実際パーティも再現されていて、攻略難易度も鬼畜

  • モブトレーナー  ゲーム本編に登場した、ミニスカート、短パン小僧、虫取り少年などの雑魚トレーナー。

〇ゲームの流れ

このゲームで出場できるポケモンはカントー地方のポケモンの151種類のうち、40種類しかいない。これがこのゲーム最大のクソポイント。111種類もリストラされている。どれも最終進化系ばっかりの偏った編成。

〇トーナメント

  •  カートリッジ(64GBパックが必要)やレンタルから6匹選択し、同じポケモンを選べない。

  • パーティは出場できるポケモンの範囲内であればカートリッジとレンタルを混ぜても構わない

  • 対戦は選んだ6匹から3匹選ぶことになり、お互いに何を選んだか分からない仕様になっている

  • 8人のトレーナーを勝ち抜くと優勝となる

  • レベル30までのトーナメントとレベル50~55までの3匹合わせてレベル合計か155以下になるトーナメントがある

  • レベル30までの相手はモブトレーナー。難易度は4段階でモンスター、スーパー、ハイパー、マスターと本編のボール性能が上がれば上がるほど難易度が上がるシステムなので、モブトレーナーと言えど侮れない相手になっている。使えるポケモンも33種類とさらに少ない

  • レベル50~55までは40種類使えるが、実際の大会で制覇した人々なので、難易度はお察しください。

〇対戦モード
出場できる40種類のポケモンの範囲内であれば、レベル制限もなし、同じポケモンを合わせてもOKの自由バトルでAI、対戦どちらも可能

〇GB
64GBパックにポケモンカートリッジを差し込んでゲーム本編を楽しむ。スーパーゲームボーイと同じ仕様になっている。もちろん、ポケモン以外のゲームは使えないので注意

〇図鑑
ポケモン図鑑で出場出来ないポケモンも3Dで見ることができる

〇個人的評価

評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリーはなし

  • グラフィック(当時基準) S

  • ゲームバランスや難易度 E

  • 操作性 D

  • 世界観 A

  • BGM A

  • やり込み要素 E

  • 総合評価 D

  • 適正価格 500円(演出だけはほぼ満点なので)

〇良い点

  •  演出は良い。ドット絵ではなく、3Dでキャラクターがバトルしていて、当時の子供からすれば画期的で動きなどもよくできている。

  • BGM、世界観も原作再現ができている

  • 実況のバリエーションもイライラ棒より多い

  • 敵キャラクターのイラストはよくできている

  • 技のエフェクトもよく出来ていて上手く表現されている

  • ポケモンバトルとしてはギリギリ成立している

  • 波乗りピカチュウを見ることが出来る

×悪い点

  • 出場できるポケモンは40匹だけで、レベル30までのトーナメントはそこから残り7匹引いて33匹しか出場できず、進化前はピカチュウ以外は全て出場できないので、進化前ファンはこれで激怒したことだし、自由度が低すぎる。戦略性もほとんど組めず、この自由度のなさは致命的すぎる。ポケモンの中でも屈指の自由度の低いゲーム。

  • 64GBパックの接続が悪すぎて、やる前からイライラして、結局諦めて、レンタルポケモンを利用する羽目になるし、GBモードもほとんど楽しめない

  • 氷や眠りはなる確率が高いし、一度なると眠りは自然治癒できるが、氷は道具が使えないため、負け確で凶悪すぎるし、影分身での回避率アップすればお互いの攻撃がほぼ当たらず、ほぼ詰むなどイライラ要素が多く、ゲームバランスも悪い

  • トーナメントの難易度が鬼畜

  • SGBがあればGBモードは不要。全く同じものになる

  • ライチュウに進化させると出場できなくなり、ピカチュウの人気だけで出場させてる節がある。制作スタッフはライチュウに恨みがあるのか?

  • レベル50~55のレベル制限がキツい。3匹のレベル合計が155までなので、55を1匹入れるとあと2匹は50固定になり、自由度がない。せめて55×3の165であれば、その範囲のレベルのポケモンを全て組めるようになるので、それでも自由度は上がったが。

  • 何故か3Dスティックを一切使わないので、カーソル移動は全て十字キーでやるため、持ち方もファミコン形式になるため、64の良さを潰していて、操作性も宜しくない。

〇総評

 当時はキャラクターが3Dで動くというのが画期的で、メダロットRなども続々と据え置き機で出た。
しかし、ゲームカタログでクソゲー判定されている、メダロットRに比べると登場キャラクターも遥かに少なく、戦略も組めないし、ただ、メダロットRにはあるストーリーもなく、鬼畜なトーナメントと対戦しかなく、単純で飽きるし、メダロットRはダメージインフレが高いとはいえ、こちらの方が、難易度もゲームバランスも悪いので、こちらの方がクソゲーと言える。
説明書を見た瞬間、絶望したと言える。好きなキャタピーもいないし、かなりショックだった覚えがおる。
発売が夏だったので、夏休みにみんなでやろうと計画してたのにこの有様では絶望した子供たちも多いはず。
ダッシュもそうだが、ポケモンは比較的、自由に組めるという自由度の高さも売りなのにそれを潰してる時点でダメとしか言いようがない。演出に全てをかけてしまった残念なポケモンと言える。
演出だけは100点満点のクソゲー認定ができる。
一応、ゲームとしては成立しているので、ゲームを始めることさえ困難かつ、ゲームとしても成り立ってない、特級呪物のバーチャルボーリングよりはマシだが、屈指の自由度の低さや64GBパックの接続の悪さを考えるとクレヨンしんちゃんのオラシロ、イライラ棒、星で発見たまごっちより苦痛かつ、イライラすることは間違いない。
任天堂もこのゲームはクソゲー、黒歴史と認定してるのか、カントー地方の151種類全て出せる、2だけを配信している有様である。
反省して、2で挽回してるけど、こんなゲームを出すなら最初から2だけ出しとけって話だけど。
クソゲーが好きって人でなければ素直に2をやりましょ。
たまごっちのように出せば売れると殿様商売せず、クソを出したら反省するからこそ、今でも生き延びてる秘訣なのかもしれない。

〇次回予告

メダロット パーフェクトエディション(初代メダロットワンダースワン版)をレビューする。初代よりかなり改善点があるのでオススメ。


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