64で発見!!たまごっちをレビュー

正式名称は64で発見!!たまごっちみんなでたまごっちワールドだが、長いので64で発見たまごっちで省略。

PSと違い、こっちは当たり

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こちらも参考に。


○ゲーム情報

  • ゲームハード 64(バーチャルコンソール、Switchは未配信)

  • 値段 7140円

  • ジャンル ボードゲーム

○ゲームの登場人物

  • ミカチュー PS版では主人公だったばんぞー博士の助手の女子高生。

  • ばんぞー博士 PS版ではお世話もしなかったお飾り博士だったが、今回はちゃんとお世話に介入してくれる。お見合いに失敗し、落ち込んでるところを宇宙船が頭の上に落ちてきて、彼らが過ごしやすいようにNEWたまごっちハウス(今回の舞台)を作成する

  • たまごっちたち NEWたまごっちハウスという双六でお世話をしたり、ゲームをしたりする、今回の主役で、従来の携帯ゲーム機の元祖たまごっちと新種発見たまごっちから選べる。変身パワーをMAXまで貯めると進化する。アダルトの変身パワーを一番最初にMAXにした人が優勝。

○ゲームの流れ

 複数コントローラーモード、ワンコンローラモード(1つのコントローラーで複数人遊べるモード。ゲームマスのルールが変わる)を選び、遊ぶ人数を選び、4つ固定で、3人以下だと足りない人数はAI。
卵は元祖、新種どっちか選んで、卵の色ピンク、青、黄色、白、緑の5色から選ぶ。この選んだ色はたまごっちの体色になり、途中で変えられない。AIは余ったものから選び出す。
AIの姿を決めてとなるが、育成次第でいくらでも変わるので、なんの意味もない。まめっちと設定したのにたらこっちになったなんてよくある。
名前を決めて、〜っちは固定。順番はAIが決める。決めたらゲームスタートでサイコロを回す時になったら卵が孵化する。
コマに数字が書いてあり、それはお世話ポイントというもので、初期値は64にかけて、64で固定。MAXは99。
サイコロを振ったあと、お世話ができるのだが、お世話ポイントないとお世話が何も出来なくなる。あとカジノやショップマスで使う。お世話ポイント増やすには

  • GOマスに行く(初期地点でこれが一番増える方法)

  • 妨害カードのお世話PくれでAIを含む他人から奪う

  • フィットネスマスに行く

の3つのみなので、計画的に使わないとお世話ポイントはあっさり枯渇してしまう。
病気になるとサイコロは病気専用サイコロになり、1、2にしか回せず、牛歩になり、極端に遅くなるし、進行すると多大なお世話ポイントが掛かるので優先的に治すこと。
マスに関しても 

  • +マス 変身パワーが少し増える。お腹、ご機嫌がどっちかがMAXだと中、両方MAXだと大幅に増える。進化となっても変身パワーは進化後にも持ち越せるので、次のターンで進化となっても、ちゃんとその分も増えてる

  • -マス 変身パワーが少し減る。お腹、ご機嫌がどっちかが空だと中、両方空だと大幅に減る。退化することは無いが、マイナスになりすぎて、変身パワーが空になると進化前の変身パワーもその分減ってしまうので、暫く補う必要が出る。

  •  カードマス お世話Pくれの他に変身Pくれ(小)、変身Pくれ(大)などポイントをAIを含む他人から奪う系、がっかり(AIを含む他人を病気と糞まみれにする、お腹、ご機嫌もどっちも空にする、もしくはその両方の強烈なペナルティを課す)、AIを含む他人を強制睡眠、駒の流れる方向を逆方向にする、AIを含む他人と位置を交換、他人をランダムに飛ばすなどの他人を妨害系、サイコロのマス目を指定する、お腹やご機嫌MAX、GOへ行くなど自分に利益系、AIを含む他人にうんこがあった場合、うんこを回収し、お世話も出来なくなるハズレカードもあり、貰えるのは完全ランダム。3枚しか持てず、4枚になると1枚捨てることになる

  • ゲームマス 細かいゲームがある。優勝すれば変身パワーがもらえ、ドローだと勝ったものだけ変身パワー小貰える。人数が4人と固定の為、死んで幽霊になっても参加出来る

  • フィットネスマス お世話ポイントがレベルに応じてもらえる。連打がきつい

  • !マス 避けたら変身パワー中貰えるが、当たると変身パワー中減る。運ゲーになる

  • 冷蔵庫マス 大盛りのご飯が来て、お腹がMAXになる。変身パワーはなし。ゲップの音が何気に汚い

  • エステマス ミカチューが叩きまくって、エステをし、ご機嫌MAX。変身パワーはなし。

  • カジノマス お世話を放棄してやるかやらないか選択し、お世話ポイントを掛けて、スロットをする。当てると変身パワー超大幅に貰えるし、進化後に持ち越せるので、777を充てると一発逆転で優勝になるかもしれない。やらないとお世話ができる

  • ホラーマス うんこを持ってると流してくれる、お腹が減ってるとご飯が食べられる、病気を治すなどあるが、ホラーなので、恐怖の館だと個体によって、ご機嫌が空になる個体(良い子や赤ちゃんはこの傾向が強い)、逆にご機嫌がMAXになる個体(不良に育つとこの傾向がある)と変わる

  • 食べ物ショップ、おもちゃショップ 食べ物ショップは一定ターン、お腹が空きにくくなる、おもちゃショップは一定ターン、ご機嫌が減らなくなる。病気時は入れない

  • ガラケーマス AIを含む、他人を自分をマスに呼び寄せるが、お世話を取られやすい

  •  お昼寝マス 1ターン休みだが、病気になりにくくなる利点がある

  • 福引マス お昼寝、フィットネス、ゲーム、カジノ、エステ、GOのいずれかに行く

  •  シルバー、ゴールドマス ご飯が運動だが、止まった時に限り、対応したことをするとシルバーだと2段階変身パワー(中)、ゴールドだとMAX、変身パワー(大)貰える

  • ?マス GOと?とガラケーマス以外の何かに変わる

  •  GOマス 初期地点。通過してもお世話ポイントと変身パワー(中)が貰える

プレイヤーがアダルトの変身パワーを一番最初にMAXにするとハッピーエンド、AIがアダルトの変身パワーを一番最初にMAXにするとバットエンド。余程狙わないとできないが死の概念があり、プレイヤーのたまごっちが全員亡くなるとゲームオーバーになる

○個人的評価

評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー A

  • グラフィック(当時基準)S

  • ゲームバランスや難易度 C

  • 操作性 A

  • 世界観 S

  • BGM A

  • ゲームの面白さ A

  • やり込み要素 S

  • 総合評価 S

  • 適正価格 7200円

○良い点

  • PS版同様に真・三國無双の曹操役の岸野幸正と戦国無双の甲斐姫役の鈴木真仁と豪華声優。PSに比べると岸野幸正のセリフも多いので、三國無双やレイアースのラファーガからは想像つかない、コミカルなセリフが聞ける。エンディングの女子高生!?ほーひーというセリフが好き

  • ばんぞー博士もお世話画面に出てくるので、今回はお世話してくれる

  • 双六ゲームとしても秀逸で何も起こらないことはほぼなく、退屈させない。矢印がある方向に止まると方向が変わったり飽きさせない工夫もある

  • BGMものコミカルでほほんとした世界観に沿ったもので再現出来てる

  • 誰かが優勝寸前になると優勝アナウンスがなり、優勝寸前BGMになり白熱する

  • お世話のミニゲームもランダムでよく出来てる

  • グラフィックもよく出来ており、キャラクターの表情豊かだし、はしたまっちの病気になると唇が腫れるなど本人の性格も再現されており、人間キャラもコミカルな動きでグラフィックは秀逸

  • カードの種類も豊富で妨害系、自分の能力をあげる系など争わない、平和的な世界観にそぐわないかもしれないが、ゲームを盛り上げる要素になっている

  • マスの種類も豊富でカジノや福引などドンケツから這い上がれるシステムもあり、勝つのは最後まで分からないという、ボードゲーム特有の博打要素もある。

  • ハッピーエンドになると熟たまごっち(おやじっち、関取っち、チャリっちも含まれる)が出現し、お世話はできないが、種類豊富で図鑑埋めになり、何度もでき、やり込み要素が満載。完全ランダムで本作オリジナルのマリオっちとワリオっちは出すのが困難。

  • こどもっちは携帯ゲーム機と違い、躾メーターをMAXにしないと基本的にくちばしがある子供っちになることなく、躾メーターが半分以上でくちびるがないこどもっちに進化でき、進化できる条件が緩和されてる

  • 携帯ゲーム機と違い、くちばしがあるこどもっちからでもポチっち、ぎんじろっちなどくちばしがないアダルトに進化することも出来る

 ×悪い点

  • セーブ機能がない。最短でプレイしても4時間はかかるのにセーブ機能が無いためにエンディングまでずっとゲームをつけっぱなしになる。これは結構きついクソ要素だった。子供はゲーム時間は1時間までとか到底無理。バーチャルコンソールやSwitchで配信されれば途中セーブがあるので、解消されて、ますます良ゲーになるのに惜しい。

  • コントローラパック詐欺。コントローラパックが対応でゴエモンネオ桃山のようにセーブ可能か!と思ったら優勝した卵(元祖、新種はどっちになるかはランダム)の保管庫。卵なんて要らない。

  • AIの強さ調整が出来ず、結構強い。妨害カードなども優勝候補に優先的に使ってくるし、ゲームも強い。妨害カードを使いまくって、AIを死なせるプレイというのもあるが、基本的のバットエンドのリスクが高く、セーブがないくせにゲーム時間を長引かせる存在なので、特に図鑑を埋めたい時はワンコンローラモードで4人にした方がいい

  • 色々コースはあるとはいえ、人生ゲームのように1つクリアしたら別のコースにはならず、最短でも4時間かかるので、コースを全て回ってしまい、飽きてしまうことも。

  • アダルトに進化する基準が曖昧で思ったものに進化しないなんてよくある

  • たまごっち体色は最初に選んだ色になるため、原作と掛け離れたものもあり、ちょっと違和感がある。はしたまっち、くさっち、にょろっちは青を選択、くちたまっちは緑にすればすれば原作通りだが、くちばしっちは原作だとオレンジだが、オレンジは存在しないので、どれを選んでも原作とは掛け離れた姿になるたまごっちもいくつか存在する

○総評

 たまごっちのゲームにしては殆ど目立った問題点がなく、ほぼ完成したゲームなのにセーブ機能がないのが惜しい。
Switchなどで配信されれば盛り上がること間違いないし、途中セーブ機能も搭載されてるので、更に洗練されたゲームになるのに勿体ない。
私も当時は兄弟や友人、親戚と盛り上がった懐かしいゲームで制作陣のたまごっち愛も溢れた隠れた神ゲーと言えるだろう。
PSを買うくらいなら絶対こっちを買った方がいい。

○次回予告

クレヨンしんちゃん オラとシロはお友達なのよってゲームをレビューしようと思う。昔、フリマで50円で買ったゲーム故にゲーム自体薄いので、短編。





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