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戦国無双猛将伝をレビュー


多少の不満点は解決できた感はある

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こちらのゲームを読み込んで遊ぶことが前提のゲーム。単独ではほとんど遊べない。


〇ゲーム情報

  • ゲームハード PS2(アーカイブは未配信)

  • 価格 4280円。廉価版は2480円と1480円がある。

  • ジャンル アクション

〇ゲームの登場人物

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 無印のプレイヤー武将は全て登場するので、省略。こちらを参考に。新規プレイヤー武将のみを書く

  • 豊臣秀吉(羽柴秀吉) 三英傑の1人で無印ではNPC。猿顔で女性武将並の背格好しかない小男。一夜城でヘンテコリンな踊りをしていたが、彼が登場したことで小牧・長久手の戦いも追加された。

  • 今川義元 公家風の男で、蹴鞠で頭がいっぱいで超がつくほどマイペースだが、海道一の弓取りと侮れない実績を持つ男。武田信玄のの義兄(姉の夫)に当たる間柄。史実だと最序盤の桶狭間で討ち取られてしまうため、オリジナルストーリーでネタ色が強いストーリーになっている。動きが遅く、総じて使いにくい。強攻撃が使いにくいのは致命的。

  • 本多忠勝 前作ではモブだったが、今作ではプレイヤー武将として昇格し、完全に新規武将。徳川家康の家臣で、戦国最強と名高い。家康からも信頼が厚く、忠義深い男。前田慶次と並ぶ最強の性能を持つ。三國無双の呂布と同様に専用のBGMも用意されてる優遇っぷり。

  • 稲姫 別名、小松姫。本多忠勝の長女で、真田幸村の義姉に当たる。父を尊敬する、直情的で生真面目な性格の女性。ストーリー中では義弟と敵対してしまう。父と同じく完全に新規武将。弓を持って戦うので、アクションに癖があり、慣れが必要。

〇ゲームの流れ

無印と同じく無双モード、フリーモードもあり、新規の4人にも無双モードが追加
 無限城に練武館という金を稼ぐことでき、工房で武器の強化、購入もできるようになった。
仕合に「決闘」、「相撲」、「死守」が追加。

  • 決闘 武将2人でどちらかが倒れるまで戦うモード。いわゆる格ゲースタイルでPSの三國無双の進化版

  • 相撲 敵の一般兵士である突忍を操作して、リアルの相撲同様に土俵から外れたら負け。データを消去しないと解決しない重大なバグがあるため、突忍選択画面ではリセットはしないこと

  • 死守 自分の拠点を死守し、相手の拠点に兵士を送り込んで妨害する

武将辞典も追加され、武将が史実でどう活躍したのか事細かに書かれている。
第5、6武器も追加され、難易度地獄もついている。

〇個人的評価

評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー A

  • グラフィック(当時基準) B

  • ゲームバランスや難易度 C

  • 操作性 B

  • 世界観 S

  •  BGM S

  • ゲームの面白さ A

  • やり込み要素 S

  • 総合評価 A

  • 適正価格 1000円(前作も同じ1000円だったので。)

〇良い点

  • 画面が比較的明るくなり、見やすくなった

  • 三英傑の秀吉がプレイヤー武将に昇格

  • 前作は本多忠勝はモブだったが、プレイヤー昇格は勿論、専用BGMも追加、ドラクエ11のジエーゴ、FEIFのガロン王と同じ、大塚明夫氏と大御所が演じていて、かなり優遇されている

  •  新キャラの稲姫もカービィで有名な大本眞基子氏でやはり豪華。

  • 忍者の数が減っていてプレイしやすくなった。

  • レベルをMAXにしても技能ポイントが入り、ステータスも上がるようになったので育てた実感が湧くようになり、育てれば育てるだけ高難易度ステージもクリアできるようになった

  • 秀吉の追加で小牧・長久手の戦いが追加。秀吉と半蔵、新規キャラの忠勝、稲姫が激突する戦闘が繰り広げられる

  • 追加BGMも秀逸で小牧・長久手の戦いのBGMも神曲、本多忠勝は後作もアレンジはあっても原曲は殆ど変わってない

  • 難易度地獄で育てた武将や上級者向けの難易度が追加され、第6武器も取れるし、第5武器も条件満たして取れるものより性能は変わるが、拾えるようになった

  •  ストーリーも史実寄りのストーリー、今川義元のように完全版オリジナルストーリーと色々あって史実だけではストーリー

  •  新規の4人もそれぞれに動きに個性があり、細かく作られている

  •  決闘はPS時代の格ゲー三國無双のように普段と違うテイストになっている

  •  アイテムレベルも拡張され、使いやすくなった

 ×悪い点

  • 三國無双2猛将伝同様に電源を起動する度に無印を読み込んでの作業が面倒くさい

  • 相変わらず、徳川家康はNPC。戦国では教科書に確実に載る、主役の三英傑が全員いないことに不満が多かったはずなのに、まだこの不満を残したまま。しかも、戦国での最大の勝者なのに、この扱い。

  • そのため、また大坂の陣では服部半蔵が総大将になっている。

  • フリーモードで真田幸村の章で大坂の陣を織田信長でプレイとなっても名前は織田信長と表示されず、「もののふ壱」になっている。「プレイヤー1」とそう変わらない。だから、普通に名前出せって。三國無双2ではちゃんと名前出ていた。

  • 相撲の突忍選択画面でリセットすると新武将が突忍になるというバグが存在し、データ自体を消さないと解決しない重大なバグがある

  • 新武将の不満はそのまま据え置き

  • 秀吉や小牧・長久手の戦いが追加されたことで本能寺の変→山崎の戦い→小牧・長久手の戦いになったが、相変わらずそこから四国九州征伐はなく、秀吉他界後の上田城の戦いになっていて、秀吉が何故、天下を取れたのかは説明がない

  • 今川義元が技の出が遅く、強攻撃もクセが強く、異様に使いづらい。

〇総評

戦国無双のパワーアップキットで、前作の不満を聞き入れて、だいぶ改善したものの、まだ努力が必要と思う部分も多い作品。戦国無双初代は五右衛門以外の無双モードをクリアしたので、クソゲーでは無いが。
 正統派に近い、歴史アクションゲームなのに日本史が大嫌いな人でも知ってる、三英傑の徳川家康をプレイヤー武将に出さない、新武将のクソほどどうでもいい試験、フリーモードではもののふに変えただけという不満点は残っている。
2も出て、もちろんプレイ済みなので、後日レビューしたい。

〇次回予告

DX人生ゲーム4をレビューする。これも結構好きなゲームだった。

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