Noteのお題「＃はじめての仕事」で１つ記憶が蘇ってきたので、私のはじめての仕事、中学生のときの職場体験の話をしようと思います。

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今でもあるのか分からないのですが、私が中学生のとき、授業の一環で職場体験というものがありました。

スーパーや官公庁、小学校、お花屋さんなど、地域の様々な職場の中から１か所に赴き、数日間（確か５日間くらいだったかな）、お仕事を体験させてもらうというもの。

やっぱり、イメージしやすい職場や花屋さん、ケーキ屋さんといったところは争奪戦で、奪い合いに破れた私は隣町の100円均一で体験させていただくことになりました。

これから100均で体験するお仕事のイメージは、実際に接客したり、レジの打ち方を教えてもらってお会計したり、と大人と同じように働けるのかなといった感じで、ちょっと期待していました。

特にレジは、幼い頃からお母さんとのお買い物でしょっちゅう見ていたということもあり、「ちょっと触ってみたいな…」という欲求が密かにありました。これは、結構多くの人が通る道ではないですかね。

職場体験の初日、軽い挨拶をした後に、私たちのお世話係の社員さんから、モケモケのハタキと雑巾、ホウキなどのお掃除道具を渡されて、棚に陳列された商品のホコリ取りや店内の掃除をする、というミッションが与えられました。

「はい！与えられた仕事頑張ります！」で１日目は終了。

２日目も同じ掃除。

３日目も同じ掃除。

あれっ？？？なんか、ずっと掃除しかしてなくない？？？

はい。そうなんです。

そのまま、はじめての「職場」体験は、ただ店内の掃除をしただけで終わってしまいました。

幼いときの夢が叶うかも！と密かに楽しみにしていたレジ打ちも、もちろんありませんでした。レジにすら触らなかった。

確かに、掃除も大切な仕事の１つなんだけど、職場体験の間中（学校のある時間帯だったから６時間はあったかな？）、ひたすら商品のホコリ取りって、床の掃き掃除をして、という繰り返しが本当につまらなかった。マジで早く帰りたかったな。

時間が経つのがとっても長かったし、正直、「掃除したくないからって、私たち中学生の労働力だけ利用したよね！」と生意気にも思ってしまいました。（まぁ、今でも引き受けたくせに、「職場体験」という授業の提供を放棄しやがって！と思うところはあります笑”）

ほんの少しだけでも、社員さんや働いているパートさんたちに話を聞く場を設けてくれたり、この仕事のやりがいとか、大変なこととか、仕事における掃除の意味とか！そういったものを色々と聞けたら、抱く印象はもっと別のものになっていたと思うのですが。

残念ながら、朝挨拶して、そこから掃除して終わる、ただそれだけの場となってしまいました。

結果、「あぁ。この仕事向いてないな。将来、絶対に100均とか、こういう形態の職業に就くのやめよう。」と固く決意しました！

今思い返せば、当時お世話になった100均には、他にも色々と仕事はあって、やり甲斐もあったんだろうけど、職場体験で掃除しかさせてもらえなかった私からすると、正直、「つまらない職種なんだな」という印象しか持てませんでした。

もし、私が職場体験をする中学生を迎えるなら、少なくとも苦痛に感じるくらい暇にはさせたくない！

掃除を１日中させるとしても、「なぜ掃除をしてもらうのか」を考えてもらうし、説明だってする。それから、掃除以外の仕事の話もしてあげたい。

今の職場では、中学生が職場体験にくることはなさそうですが、大学のインターン生を受け入れている部署もあるようなので、いつか、私が学生さんをお世話する、そういう日がくるかもしれないと、頭のどこかで妄想したりします笑”

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掃除のみで終わってしまった職場体験だったけれども、そこで、

私は意味を見出せない、単純な仕事が苦痛に感じる

という、自分がこれからの人生でやりたくないことをハッキリと認識できました。これは、私の人生の中でも大きな学びの１つです。

人生を通してやりたいことを見つけるのが難しくても、意外とやりたくないことを見つけ出すのは簡単かもしれませんね。

やりたくないことを避けて人生を歩めるようにすると、自分にとって少しはいい人生の選択ができそうです。

それから、あのときの「意味を見出せない、単純な仕事が苦痛に感じる」という学びは、

どんな仕事も意味を見出して楽しむようにする

という、お仕事をする上でのちょっとした心がけをするのにいきています。

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#はじめての仕事