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行政書士試験に合格しました! 〜受験動機と選んだ教材〜

こんにちは。飽き性な性格を直したい女、ネチコヤンです。
去年の2023年に行政書士試験を受けるために約1年間勉強をしていました。そして、先日、行政書士試験の合格証が手元に届きました!努力が実ってとっても嬉しい。

私自身、行政書士試験への挑戦は2回目でした。初めて挑戦したのは、2年前の2021年度試験。今回はなぜ私が行政書士試験に挑戦したのかという動機と勉強するにあたって選んだ教材について書いていきたいと思います。


毎年、何かを勉強したいと思っていた

年が明けて新たな1年のスタートを切るとき、「今年は何か新しいことに挑戦しよう!」という、(謎の)やる気が沸々と芽生えてくるという経験はありませんか?

私の場合、毎年新年を迎える度に「今年こそは何か勉強したいな」とか「コツコツ勉強できる女になって継続力を身につけたいな」とか、とにかく「何か勉強したい」という思いが頭の奥でチラチラと浮かんでいました。しかし、三が日を過ぎる頃には、そんな気持ちもお正月ムードと共にさっと跡形もなく消え、結局何もしないまま、また新年を迎えるということを繰り返していました。「思う」だけで行動しない典型例ですね。

コロナ禍がきっかけで試験勉強開始

これまでずっと行動に移すことのなかった私でしたが、心機一転、勉強をスタートするキッカケとなったのは、コロナウイルスの流行でした。
今までの当たり前をくるっと変えられ、外出しない、友だちや離れた場所に住む家族にも会わない、とにかく家で楽しめることをひたすら探しては工夫して楽しむ。そんな調子で変わり映えしない日々を繰り返し、特別な思い出もなく、とてつもなく暇で暇でどうしようもなくなったとき、毎年浮かんでは消えていった「何か勉強しよう」という漠然とした気持ちをやっと行動に移すことができました。

なぜ、行政書士試験を選んだのか

私は自分に甘く、飽きっぽい性格で、ずっと「こんな性格なおしたい」と思っています。また、こんな私と正反対の「コツコツと1つのことを継続できる人」に憧れています。特に、継続して勉強を続けられる人はマジですごい!と本当に尊敬しています。

そのため、しっかり勉強しないと合格ができなさそうな資格であること、多少なりとも仕事に知識を活かせること、以上の理由から行政書士試験に挑戦することにしました。(行政書士試験は毎年10%ちょっとの合格率で推移しています。ちなみに、2023年度の合格率は13.98%でした。また、合格するために必要な勉強時間は600〜800時間と言われています。)


2021年度の初挑戦も2023年度の合格時も
選んだ教材は通信講座フォーサイト(Foresight)

どの資格試験にも共通することですが、教材や勉強方法に関する選択肢が本当にたくさんありますよね。行政書士試験も然りで、色々と検討した結果、2021年度も2023年度もフォーサイト(Foresight)という通信講座を選択しました。

教材を選ぶ上で重視したこと

私が教材を選ぶ上で重視したのは、以下の3点です。

  • eラーニングが充実していること

  • テキストがスッキリまとまっていてシンプルであること

  • 十分な量の過去問を解けること

eラーニングが充実している
まず、1つ目のeラーニングが充実しているという点についてですが、私はフルタイムで仕事をしており、通勤時間に往復3時間も要するため、平日にじっくり机に向かって勉強することが難しく、合格するためには通勤時間や隙間時間を学習に充てる必要がありました。そのため、eラーニングが充実しているという点は最も重視すべきポイントでした。

フォーサイトには、ManaBunというeラーニングシステムがあります。ManBunでは、紙のテキストと同じ内容のデジタルテキストや過去問集がダウンロードできるだけではなく、各テキストの講義動画や講義音声もダウンロードが可能でした。
また、チェックテストや確認テストといった一問一答形式の問題もManaBun上で解くことが可能で、通勤時間を有効に活用して学習できるのではないかと考えました。


テキストがスッキリまとまっていてシンプルである
フォーサイトのテキストは比較的文字が大きめで、フルカラーです。また、試験で満点を取るためではなく、合格点を狙えるような内容になっているとのことでした。私の性格からすると、内容がてんこ盛りなテキストよりも、スッキリとしたテキストの方が挫折しないのではないかと考えました。


過去問をたくさん解けること
資格試験において、合格するために欠かせないのが「過去問をたくさん解くこと」。私はこの考え方を大切にしています。なぜなら、どんな試験も難易度を一定に保つ必要があり、その合格ラインが試験の度に大幅に変動してしまっては求められる知識や技量に大きなバラツキが出てしまうからです。当然、それではいけないですよね。そのため、過去に実施された試験と同程度の内容・難易度が求められる。だから、過去問をたくさん解く。
私にとって、過去問をたくさん解ける教材であることは非常に重要でした。

フォーサイトの主な通信講座コースとその価格

フォーサイトにはテキストや過去問集などの教材を単体で購入する方法と各教材をセットにしたバリューセットというものがあります。単体で教材を購入するよりもセット価格の方がお得になっているのですが、バリューセットは下記の3種類が用意されています。
バリューセット1 (54,800円)
バリューセット2 (76,800円)
バリューセット3 (94,800円) ※講義動画DVD付の99,800円もあります。

松竹梅といった感じですが、教材の種類やeラーニングで用意されている問題演習の数などが異なります。

私が行政書士試験に初挑戦した2021年度は、飽き性な自分が勉強自体を続けられるのか自信がなく、最も価格が安いバリューセット1を選びました。
届いたのはテキスト7冊、過去問集8冊。ただ、さすがは難関資格!1冊1冊のボリュームには驚きました。本棚に並べた時には、こんなにできるのか!とますます不安になりました。


2021年度の反省! 不合格になった要因まとめ

いざ勉強を開始するも、法律初学者だった私は手元に届いたテキストと過去問集をとにかく「理解しよう、覚えよう」と1周目からじっくり読み込んでいました。当然、基礎知識もないのに、1回で理解できるわけもなく、1度読んだページを見ても何も覚えていない始末。頭ではそうなると分かっているはずなのに、じっくりと1ページ1ページ読み込むということをしてしまいました。

実際に試験が近づいてきた8月頃から「このやり方はマズイ!」とハッとし、焦ったわけです(気づくのも遅くて笑えない…)。

また、隙間時間に学習したくてeラーニングが充実しているフォーサイトを選んだのにも関わらず、通勤時間以外の隙間時間がよく分からずに漫然と平日を過ごし、休日に集中して勉強する有様でした。


さらには、自分の学習時間を記録(把握)することなく突き進み、テキストのページ数や過去問の問題数、講義動画の時間数なども確認していませんでした。

これでは学習時間が足りているのか、どのくらいのペースで学習を進めなければならないのかが見通しが立ちませんよね。そのため、ペース配分はかなりめちゃくちゃだったと思います。


そうこうしているうちに、試験まで残り1か月前!!できる限り詰め込みたい大切な時期に仕事が繁忙期に突入し、満足に学習できないまま試験当日を迎え、結果は不合格となりました泣”

ーーーーーーーー反省点まとめーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • テキスト、過去問を1周するのに時間をかけすぎた

  • 勉強できる隙間時間がたくさんあったのにも関わらず、ドブに捨てていた

  • 学習した時間を記録していなかった

  • テキストや過去問集の分量を把握していなかった

  • 仕事の繁忙期などの確認が甘く、「計画的」からほど遠かった

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リベンジ2023年度 なぜまたフォーサイトを選んだのか

翌年の2022年は燃え尽き?というか、する気が起きず、月1ペースでキャンプしたり、とにかく遊びました。

そして、2022年の12月に入った頃に、「また挑戦してみたい」という気持ちが湧いてきたため、改めてフォーサイトに申し込みました。数ある学習方法の中から、再びフォーサイトを選択したのは下記の理由からです。

  • 実際に使ってみた結果、フォーサイトのテキストは簡潔にまとめられていて、要点が抑えられていた

  • ペース配分はめちゃくちゃで、超非効率な学習をしても初学者の私がバリューパック1で162点は取れた

  • フォーサイトの強みであるeラーニングはやっぱり魅力的だった


2023年度 最も高額なバリューセット3を選択した理由

初めての挑戦では、「最も安いから」という理由でバリューパック1を選択した私でしたが、次に選んだのは値段が10万円近くもする、超高額なバリューパック3でした。それでも、バリューパック3を選んだ理由としては、下記の通りです。

  • 前回の利用で、教材の大体の分量を把握していたし、馴染みがあったから

  • バリューセット1にはないManaBun(eラーニングシステム)の過去問一問一答、過去問再現演習や直前対策講座などを使ってみたかった

  • 全額返金保証対象であった(前回の学習である程度の知識はついていたため、今度こそは合格、もしくは不合格でも全額返金保証のレベルに達するという目標設定をしました)

  • 1回勉強を続けられたから、途中で挫折はしないはず!と自分を信じることにした


2023年度 リベンジするにあたって改善した点まとめ

前回は「テキストや過去問を1周するのに時間をかけ過ぎた」ということが一番の反省点でした。そのため、今回は「繰り返しテキストを読んでいたら勝手に内容を覚えていた」という状態にしようと、とにかく回数をこなすことにしました。どうせ1回で覚えられないのだから、丁寧に1ページ1ページ読み込むのはやめて、読み流す勢いでテキスト1冊を読む。それを10回繰り返すという作戦です。

ところで、行政書士試験に合格するためには、どのくらいの勉強時間が必要かご存知でしょうか?一般的には、法律の知識が全くない人は約800時間、予備知識がある人は600~700時間の勉強時間が必要と言われているようです。
私は前回、そこを確認せずにとりあえず勉強しよう!という感じで取り組んでいたため、ゴールからの逆算も何も…というような状態で、どのくらい勉強しなければいけないのかが分かっていませんでした。一応、2年前に勉強はしたので、今回は700時間程度勉強することを目標に掲げました。

次に反省したのが「隙間時間をうまく使えなかった」という点です。そもそも、自分のどの時間が隙間時間にあたるのか、深く考えていませんでした。今回は自分の平日と休日のルーティーンと各行動にかかる時間を洗い出し、学習に充てられそうな時間=隙間時間であることを改めて確認し、実際に学習に充てました。

また、勉強する以前の事前準備として、届いたテキストのページ数と過去問数、講義動画の時間数を拾いだすという作業をしました。

各テキストのページ数や講義動画の所要時間は見れば分かったのですが、過去問は通し番号が振られているわけではなく、実際に何問あるのかが分かりません。そのため、自力で各設問に数字を振り、1問ずつ数えました。全教材のページ数と問題数等を拾い出し、「テキスト1ページあたり2分で読むとすると…」、「過去問1問あたり3分で解くとすると…」といった具合で、それぞれ1周するのに必要なおおよその時間を割り出しました。これで、今自分がどこにいるのか、1冊終えるのに大体あと何分かかるのか、といった
ゴールまでの見通しが立つようになり、気が楽になりました。

最後に気をつけたのが、日々の勉強時間を記録することです。

行政書士試験合格に必要な勉強時間は600〜800時間と前述しましたが、自分の勉強時間も把握しなければ、過不足が分かりません。まぁ、多い分には全然いいんですけれど、私の場合、自分に甘いので勉強し過ぎちゃった!ということはあまりなさそうです。
学習時間を記録するにあたって、何かいいアプリはないかAppStoreを探し回り、辿りついたのが「集中」。シンプルな機能ながら、いつ、どのくらい勉強したのかを記録でき、累積時間数も分かるため、とても重宝しました。モチベーション維持にも繋がるので、勉強時間の記録は非常にオススメです。

ちなみに、リベンジ時の合計勉強時間(2022年12月ー2023年11月)は、743時間でした(私の当初の計算では1000時間は勉強できるはずだったんですけど、一応目標の700時間は達成できました。)。

開発者さんのユーモアセンスも好きです!

ーーーーーーー合格のための改善点まとめーーーーーーーーーーーーーーー

  • とにかく数をこなす!「丁寧な一読より雑な十読」

  • 合格ラインに達するために必要な勉強時間を確認した

  • 時間がないのなら隙間時間を大切に!「自分の隙間時間」を洗い出した

  • 学習すべき分量がどのくらいあるのかしっかり把握した

  • 日々の勉強時間を記録した

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バリューセット1とバリューセット3、どちらが良いか

フォーサイトのバリューセット1とバリューセット3、実際に2つのコースで学習した感想ですが、「バリューセット1を選択しても合格は十分可能だが、バリューセット3の方が合格により近づく」です。

値段を考えて、最も安いバリューセット1でも、テキストや過去問集をしっかり繰り返せる人は合格点あたり(180〜200点いかないくらい)で合格できる。ただ、最も高価なバリューセット3を選ぶと合格への安心感が増す(200点超え…!?)といった感じでしょうか。

私が初挑戦時にバリューセット1で不合格となったのは、教材のせいではなく、完全に勉強の仕方が悪かったからです。
きちんと教材のボリュームを把握し、自分が確保できる学習時間を割り出し、理解できなくてもとにかく先に進んで繰り返し学習する、ということが重要でした。実際に私のめちゃくちゃな学習方法でも162点を獲得できましたので、もっとうまく勉強できていれば合格できていたと思います。

一方のバリューセット3では、eラーニングにバリューセット1にはない過去問 一問一答や過去問再現演習といった機能があり、隙間時間により多くの過去問を解くことができます。また、教材の種類も豊富で、多角的に知識を定着させるのに役立ちました。
また、惜しくも不合格となってしまった時でも、バリューセット3には全額返金保証制度があるので、そこも大きな魅力ではないでしょうか。

ただし、ここで注意しておきたいのが、どの業界でも全額保証を掲げているからには、「全額キャッシュバックしても企業側に利益が出る仕組みになっている」ということです。

フォーサイトの「全額返金保証」が適用されるためには、実力が合格ラインに達している必要があります。つまり、全員がキャッシュバックされるわけではない、ということです。例えば、フォーサイトが実施する学力テスト(模擬試験のようなもの)で上位に入らないといけない、eラーニング上での確認テストで漏れなく満点をとっておかなければならない等、いくつかの関門がありますので、漫然とダラダラ勉強するだけでは返金対象者には入ることはできません。ご注意ください。

大切なのは、どのバリューパックを選ぶかというより、とにかくテキストと過去問の回数をこなす、フォーサイトが提供しているeラーニングやeライブスタディといった講義などを最大限利用して、間違えた問題を1つずつ潰していくことだと思います。

長くなりましたが、この記事がフォーサイトを検討している方や行政書士試験に挑戦してみようかなと考えている方の参考になれば幸いです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!


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