御相伴衆~Escorts 第一章 第七十八話暗澹たる日々⑧「西のお城へ1」
姫様、今朝は、何でしょうね。凛とされて、落ち着いた感じで、とても、お綺麗です。本当に、慌ただしく、儀式が進んでいく間に、大人になられた感じが致しますよ・・・暁は、姫の髪を整えながら、思っていた。
実質、今宵、アーギュ王子の西のお城でのお出会いが整えば、おめでたいことですね。お二人のご意向がありましょうから、慌てて、周りが追い詰めること無きように考えております。お二人のペースで、進んで頂きたいと思っていますから・・・。
「姫、本当に、お綺麗ですよ」
「ポンポンは、変えないの。女美架が飽きるまでするから」
「これは、姫様のトレードマークですものね。特別に、結い髪をする時と、お休みの時は、外されますけどね・・・それにしても、お熱も下がって、良かったですね」
「疲れると、熱、出やすいのかもね。でも、維羅も、心配ないみたいに、言ってたから」
なんとなく、女美架は、服の選定にも、気乗りしなかったが、第二皇妃と、一の姫が、カメリアに相談し、オートクチュールで、白いドレスを仕立ててくれた。裾のシフォンが着け外しのできるもので、小さなレースの小薔薇が、色とりどり、刺繍されている。
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