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【日常】予測不能な避難訓練のススメ。

児童福祉施設の設備及び運営に関する基準

や、

消防法

によって、

保育園では義務とされている
避難訓練。

(勉強不足により、詳細は割愛させていただきます。情けない…!)

私の職場でも先日
避難訓練が実施されました。

でも私、以前の職場から
避難訓練にずっと
疑問を抱いていました。

なぜか。

「○月○日、○時より火災を想定した避難訓練を行います。
○組は中階段を、○組は外階段を使って外に避難しましょう。」

という綿密な打ち合わせが
事前に行われていたから。

「これ意味あるんかなあ」と思いながらも
そのままずっと過ごしてきました。

が!!!!

今回は違った。

日にちのみスタッフには伝えられるが、
出火元はその時までわからない。

火のマークを見つけた人が第一発見者。

そこからの動きはその時次第。

という避難訓練をはじめて行いました。


夕方、子どもたちと一緒にあつまりをしていた。

「見つけちゃった…笑」

と声のする方を見ると、
カーテンレールを開けているパートさんの目の前に
火のマーク。

まさか自分のいる部屋が出火元になると思ってなかった私は
速攻で頭が真っ白に。

とりあえず、
子どもたちを集めなきゃ…!

と焦った私は、
その部屋の真ん中に子どもたちを集めようとしてしまったけど

いやいやこの部屋から出な!!と
心の中で自分につっこみ、
とりあえず出ようとしたが、

近くで見ていた園長に
消化器を指さされる。

初期消火だ…!

と、思ってパートのスタッフに
子どもたちと逃げるようお願いして、
自分は消化器を炎に…。

とりあえず消火失敗したってことで…
あれ、消火失敗したらどうするの?

と思いながら
誰が聞いてるのかもわからないくらいの声で
「初期消火失敗しましたぁ〜…」って。

そして、一旦部屋を出るも、
窓が全開な事に気づき、
もう一回部屋に戻り一つ一つ窓を閉めた。
(実際の火事だったら完全に自殺行為。笑)

そして遅れて
子どもたちのいる園庭へ。


結果。

びっくりするくらい

何にもできませんでした。


後日、反省会を行い
みんなで意見を出し合えた、
すごく身になる避難訓練だったと思う。

実際の災害なんて
もっといつ来るかわからない。


・焦らない。

・周りに指示を出せるようになる。

・時と場合に応じた判断ができる。

・スタッフ同士で連携がとれる。

・子どもたちを過度に不安にさせない。

日々の訓練でこれらを
身につけていかないと
実際に被災した時
子どもたちのことを守れない。

本気で思いました。

けど、次回は今回の反省を生かした
訓練ができると思います。


原因、火元、時間のわからない訓練、

声を大にしておすすめします!

2019.2.3.スーパー保育士Megu

#保育士 #保育所 #保育園 #保育 #児童福祉施設 #幼稚園 #避難訓練 #予測不能 #避難訓練のススメ

保育園等における避難訓練について
すごく細かく記載されてるので、
よかったら見てみてくださいな。

これらが達成できてますか?

【児童福祉施設の設備及び運営に関する基準】(抜粋)
(2) 避難訓練の実施
① 避難・消火訓練計画を策定するに当たっては、実際に火災や地震等が発生した場合を想定するとともに、実際の保育士人数や保育所の設置階を踏まえた、実用性の高いものとすること。
特に、早朝、夜間やお昼寝の時間など、人員体制が手薄であったり、避難に時間がかかったりする時間帯に火災や地震等が発生した場合も想定すること。
また、通常、保育所においてはクラス別(日常的に保育を行っている単位別)に保育士等が介助し、避難誘導を行い、避難中の人数確認も必要であるため、その分避難時間が長くなることにも留意すること。
② 避難訓練を実施する際には、園児及び保育士等が実際に避難に利用するルートを使うとともに、人員体制が手薄な場合や避難に時間がかかる場合を想定して訓練を行うこと。
また、消防署や近隣の地域住民、同じビルの他の入居者、家庭と連携した訓練も行うこと。
※ 円滑な避難のためには、近隣の地域住民や同じビルの他の入居者と乳幼児が日頃から顔見知りになっておくことも重要。
③ 避難経路については、乳幼児が慣れている日常動線による避難が望ましいが、非常用階段の利用についても日頃の訓練等を通じて慣れておくこと。また、高層階で非常用エレベータが設置されている場合には、非常用エレベータによる消防隊の救助を考慮に入れた避難計画の検討も考えられること。
④ 外部からの救助を待つことができるスペースについて、当該スペースへの待避を想定した避難・消火訓練を実施しておくこと。また、当該スペースについて、乳幼児が安全に待避できるように日頃から管理しておくこと。
⑤ 階段室に排煙設備を設置する場合には、訓練の際に当該排煙設備を動かすなど、非常時に使用する設備や器具について、日頃の訓練において有効に機能するか確認をしておくこと。
⑥ 階段室の手前で乳幼児が滞留してしまわないよう、円滑な避難ができるようにすること。
※ 例えば、年齢の高い乳幼児から避難させるなど、避難の順番を工夫することも考えられる。

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