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【気になるニュース】小学生のアクションに、中野区が動いた話。

中野区の中学校で、制服を自由化。

いまZEROを見ていて
「すげぇ」と声を上げてしまったニュース。

いままで、女子のスラックスは
校長先生の許可が必要だったけど、
来年度から女の子は、
スカートでもスラックスでも
自由に選べますよ、という制度。


その制度が
すごい
と、思ったのではなくて、

私がすごいと思ったのは
小学6年生の女の子から
役所に送られてきたアンケートと文章が
中野区の決定に
大きな影響を与えている
ということ。

その内容は、

《アンケート》
・スカートとズボンどちらが履きたいか

《文章》
◉うれしいポイント
・心に合った制服を選べる
性的マイノリティーの人だけがはきたいわけではない。みんなが選びやすい環境になる。
・女子の身体を守れる
スカートは体がとても冷える。
(ズボンは)温かい。
(所々解読できず略)

◉アンケートからわかったこと
「ズボンがいい」という人が圧倒的に多かった。→スカートのみはたったの3人!

◉だれがよろこぶ?
スカートをはきたくない女子
スカートをはきたい男子
トランスジェンダーの子

◉提案でのメリット
言葉はお金がかからないから→言葉=宣言

◉どんな町になる?
人にとって(子どもにとって)自由でもいいんだ!と分かる町になる。(自分らしく)


子どもの意見というだけで
「何を子どもが言ってるんだ」って
一蹴されてもおかしくないところを、
こうやって受け止め、賛同してくれる。

そんな中野区の区長さんはまさに
民主主義。
素晴らしいと思う。

そしてこの女の子は
ただアンケート結果を出すだけでなく、
ちゃんとその分析やメリット、
さらには町づくりにまで目を向けている。

これが学校の勉強の一環だったら
こんな大切な学びを得られる
その学校は素晴らしいと思うし、

でもこの子の場合は親御さんが
この思いを後押ししてくれてるみたいだから、
きっと本人の本当に自発的な活動
なんだろうけど、
だとしたら
どんな環境で育ってきているのか
ものすごく気になる。


「性的マイノリティーの人だけでなく」

っていう言葉が個人的にすごく好きで。

まさに、
性別云々ではない、
誰を差別するわけでもない、
一人一人の思い(自由)を
尊重していこうよ
っていう言葉としてスッと入ってくる感じ。

それを一区民がはっきり伝えられるって
中野区は柔軟性がある街だなあって。

異性だろうが同性だろうが、
青が好きだろうが赤が好きだろうが、
髪が長かろうが短かろうが、
日本人だろうが日本人じゃなかろうが、

はみ出てるって思う人を
排除しようとするんじゃなくて
みんな一緒だから大丈夫に埋もれて
変に安心するんじゃなくて

自分と
自分とは違う相手とを
互いに認め合い、
尊重し合えるような、
社会にしていきたい。

そんな社会を創り出していける
子どもたちを育てたい。

と、思った。

2019.2.1.
スーパー保育士Megu

#保育 #教育 #小学生 #中学校 #制服 #自由化 #女子のズボン #男子のスカート #中野区


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