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こおりのいのち/詩

こおりは コップのなかでとけ

おみずを つめたくしてくれる

じぶんのからだをぎせいにして

じぶんを とかして ぼくのやくにたってくれる


にんげんは じぶんのことばかり

やさしくして ほしいとか

みとめて ほしいとか

ひとを りようしてまで

じぶんを あんしん させようとする

よけいに むなしくなる だけだよ



ぼくは こおりのいのちを むだにしたくない

このぼくのいのちを いきつないでくれた

こんどは ぼくのばんだ

こおりのためにも ひとのやくにたとう




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