八朔

読書 茶道 ガーデン voicyリスナー 公立高校

八朔

読書 茶道 ガーデン voicyリスナー 公立高校

最近の記事

「抹茶」と「畳」再発見! 高校茶道部旅行in西尾

3月下旬、2回に分けて愛知県西尾市を訪れました。茶道部恒例の春の研修旅行。それぞれ10人ほどの高校茶道部女子たちとのおでかけ。1日目はあいにくの雨でしたが、それぞれ楽しい研修ができました。 ★1日目のコース 西尾城→西尾歴史資料館→松鶴園→あいや抹茶ミュージアム→抹茶ラボ ★2日目のコース 尚古荘庭園→旧近衞邸茶室→松鶴園→榊原タタミ店 この旅行での学びベスト3第3位🍃 抹茶を引く石臼は50キロもあり、室温20℃、湿度40%の真っ暗闇で、1秒に1回転ほどの速度でゆっくり

    • 茶飯釜の茶事 10年ぶり2回目🍚

      今日は冷たい雨が朝から降っています。張り切って5時に目覚め、ベッドの中で本日の予習。 昨夜持ち込んだ、本と茶道ノートを読み返してイメトレ 子育てがひと段落して、10年のブランクを経て今の御社中に入れていただいたのが12年前。 様々なお茶事を体験してきましたが、茶飯釜の茶事というものがあるということを知り、初めて体験してから10年も経過していたのかと思うと本当に驚きです。 中学生だった息子が社会人になり、赤ちゃんだった親友の娘さんがハリーポッターを読破して本屋大賞にエント

      • 勤務校での「茶道普及作戦」がじわじわと効果を上げている⁈

        わたしの「茶道の普及作戦」について誰に頼まれたわけでもないのですが、気まぐれな使命感のもと、地味でありながらしつこく(笑)行ってきた「茶道普及作戦」 最近、蒔いた種のうちのいくつかは芽を出してくれているのだなと思えることが増えてきて、何より心楽しい思いがします。 公立高校では同じ学校に12年も務めるのは長い方です。 そのなかで、最初の2年間を除く10年間、 自分も長く親しんでいる「裏千家茶道」の部活動顧問をやらせてもらっています。これは、たぶん教員人生のなかでは僥倖というべ

        • 14代宮崎寒雉作の「仙叟好 焼飯釜」能登半島地震復興への思いもこもった月釜で思い出したいろいろ

          今日は3月10日。明日で13年。東日本大震災で被害にあわれた方々に思いを馳せるとともに、まだまだ復旧の途上にある能登半島地震被災者の方々にあらためて応援の気持ちを強める一日となりました。 今日は、午前中は3月らしく釣釜のお稽古で、雲竜釜と徒然棚。床の間はかわいらしいお姫様の絵で、桃の節句のイメージ。 午後は先生のご友人が月釜の席主をされるということで、御相伴させていただきました。 お軸は淡々斎のお筆の「春水満四澤」。八千代棚のお点前で、春の野遊びの趣向のお席で、どのお道

        「抹茶」と「畳」再発見! 高校茶道部旅行in西尾

        • 茶飯釜の茶事 10年ぶり2回目🍚

        • 勤務校での「茶道普及作戦」がじわじわと効果を上げている⁈

        • 14代宮崎寒雉作の「仙叟好 焼飯釜」能登半島地震復興への思いもこもった月釜で思い出したいろいろ

          西加奈子さんの2冊『くもをさがす』『わたしに会いたい』…「じぶん」であることってとことん難しい

          私の中の2023ベストエッセーは、間違いなく西加奈子の『くもをさがす』だもともと西さんの小説が好き。強い。熱い。リアルに生温かい。逃れがたいものに巻き込まれながら、自分であることを見つけていく登場人物のストーリーにあっというまに巻き込まれ、一緒に翻弄され、危うくも、ほっとしたような気持ちで着地する。 そんな西さんが事実、「乳がんサバイバー」となる。しかもコロナ禍のカナダで。病を知った時から手術を受け、がん患者ではなくなるまでの一部始終を、まるでその期間を一緒にいたかのよう

          西加奈子さんの2冊『くもをさがす』『わたしに会いたい』…「じぶん」であることってとことん難しい

          対立・論破ではなく、摩擦が大事キーワード③フリクションについて

          ①レジリエンス、②リバティに続いて… ③フリクション(摩擦)の話定数と変数「ハード」と「ソフト」という対立項で語られることはこれまでもよくあったのですが、最近もっとしっくりくる視点は、「定数」と「変数」という考え方です。これもvoicyで澤円さんや越川慎司さんが取り上げているのを聞いて、自分の中でとっても腹落ちしました。 「ハード」と「ソフト」で語る言説の中では、その2極の間で 「必ずしも『主体であるわたし』の存在や介入がなくてもその事象の分析としては成立する、いわば他人

          対立・論破ではなく、摩擦が大事キーワード③フリクションについて

          「レジリエンス」と「リバティ」 大学入学共通テスト後の高校で☆越川慎司さんの2024「働き方」キーワード☆から考える

          ビジネスのトレンドを知ることはとても大事だといつも思っています。 教育が明け渡してはいけないことと、変わらなければいけないこと、社会の変革のなかで判断に迷うことがとても多いです。越川さんと緒方さんの対談はとても興味深く、共感しました。越川さん、対談の冒頭でまずこのように結論を提示されました。 3つのキーワードから1月前半の仕事を振り返ってみたいと思います。 キーワード①レジリエンス(しなやかさ)先日行われた「大学入学共通テスト」の自己採点のデータを無事送り(これも短時間で

          「レジリエンス」と「リバティ」 大学入学共通テスト後の高校で☆越川慎司さんの2024「働き方」キーワード☆から考える

          石川県が大好き② 「成人の日」と「のとじま水族館」

          能登半島のみなさま、ますます寒さが厳しくて、本当に苦しい状況だと思います。少しでも早く状況がよくなりますように。 まずは、ふるさと納税で応援します。 90年代、当時は1月15日が成人の日。20歳のわたしは、「のとじま水族館」でお魚を見て過ごしていました。 このたびの地震で当面閉館とのことですが、ダイバーさんもお客さんも冷静な対応をされたようで、きっと復旧開園までご苦労がたくさんあることと思いますが、早く明るい春が訪れますように。 太平洋側で育ったわたしにとって、石川県で

          石川県が大好き② 「成人の日」と「のとじま水族館」

          石川県が大好き! 金沢で茶道と出会い、一生の楽しみを得ることができました。

          能登半島の地震に心を痛めています。 金沢は大学時代に過ごした懐かしい土地で、心の故郷です。 わたしの友人には大きな被害はなかったようでほっと胸をなでおろしましたが、よく知る地名や訪ねたことのある場所の被災状況を見て、募金などのほかに何か応援できることはないかと考えています。 石川県で出会い、わたしの一生の宝になったのが、「裏千家茶道」です。 飽きっぽいわたしがこれだけはまって、18歳で大学の茶道部で始めてから三十数年、引っ越しのたびに先生を紹介してもらい、お稽古を続けてこら

          石川県が大好き! 金沢で茶道と出会い、一生の楽しみを得ることができました。

          まさしく、『この世にたやすい仕事はない』。どう働くかを自分で選び取る自由を持ち続けたい。

          正月休み最終日は、箱根駅伝の復路を横目に見つつ、津村記久子『この世にたやすい仕事はない』を読み終えました。 文庫版の帯の「新潮社入社2年目・K」さんの自筆ポップ風に書かれたコメントです。 簡潔かつ、読みたくなる! で購入してきました。 読み終えてみて 「そうなんだ…」と うちの職場にも入社2年目の青年がいますが、彼もラストシーンで涙を流すかな、いや流さないな。(想像です笑)意外に流すのかな… 新潮社2年目のKさんがどんな涙を流すのかが気になってしまいました。 入社2年

          まさしく、『この世にたやすい仕事はない』。どう働くかを自分で選び取る自由を持ち続けたい。

          本屋大賞ノミネート!読書感想文『水車小屋のネネ』と再び『黄色い家』と

          津村記久子さんの『水車小屋のネネ』を読み終わりました。幸福な時間をじっくり味わうように読みました。 ネネがヨウムだと知らずにこの本を手に取ったのですが、インスタグラムでヨウムの「アーボ」や「メイちゃん」をフォローしている鳥好きな私には、ネネの仕事ぶりや一挙手一投足?が鮮明に目に浮かび物語に引き込まれました。 表紙の絵や挿絵もこの小説の世界にあまりにぴったりで、こんなにふかふかとした温かい気持ちで読んだ小説は久しぶり。 新聞小説だからこんなに挿絵がたくさんあったんですね。

          本屋大賞ノミネート!読書感想文『水車小屋のネネ』と再び『黄色い家』と

          ビックカメラの配送の人、本当にありがとうございました(感涙) ナショナル冷蔵庫25歳で引退。痛恨のミスで忸怩たる思い ほんとにごめんね って記事を上げようとしたその時

          いろいろあった午後、気を取り直して庭に出て、玉竜の実を摘んでガラス瓶に。つやつやとした青い玉。 緑の細葉に埋もれた地上2㎝。降り立たって、そこにあるとわかっていなければわからないラピスラズリのその美しさをガラス瓶に入れて。 今日はビックカメラで先日購入した、冷蔵庫と電子レンジが到着した。 25年間、本当によく働いてくれたナショナル冷蔵庫君。ここ2年ほど、夏場はぜーぜーと頑張ってる感が見て取れた。プラスチック部分が欠けたり、パッキンがはがれかけて、結露したり。 でも息子よりも

          ビックカメラの配送の人、本当にありがとうございました(感涙) ナショナル冷蔵庫25歳で引退。痛恨のミスで忸怩たる思い ほんとにごめんね って記事を上げようとしたその時

          澤円さん「深夜の福音ラジオ」「メタ思考」ギバーとテイカーの話からの天恵やら闇やら

          仕事納めをしてきました。 前回の投稿でも少し触れましたが、澤円氏の『メタ思考』を読んで「わたしはテイカー気質が強い」という事実を受け止めた者です。 教育という仕事は直近のテイクをほぼ期待しません。与えて与えて、いや、「計算して与えないことでより彼らが自分で考える機会」を与えて、何年か経ったときに、「あのころの経験が自分を作っているな、かけがえのない日々だったな」なんて思ってくれたら大ボーナス。というくらいのギブの精神で日々向き合っています。 子育てもそうですよね。夫には最

          澤円さん「深夜の福音ラジオ」「メタ思考」ギバーとテイカーの話からの天恵やら闇やら

          印鑑廃止って実際どのくらい進んでいるんですか? 「マネジャーの仕事」を気持ちよくやるには

          今日は印鑑を押しまくった一日でした。 私は管理職ではありませんが、マネジャー的仕事とプレーヤーの仕事の割合は、通常、勤務時間内では7:3くらいです。でも、7では終わらないので、残業や休日出勤でなんとかしのいでおります。 ミモレのころからファンのバタやんさん。「真夜中の読書会」は欠かさずチェックしているのですが、高木晴夫「プロフェッショナル マネジャーの仕事は立った1つ」は、2023年の私の業務上の目標を明確に示してくれる1冊でした。 それは、「配る」こと。 「うまく配りた

          印鑑廃止って実際どのくらい進んでいるんですか? 「マネジャーの仕事」を気持ちよくやるには

          「黄色い家」の読後感と、「大学の学費がかからないならば3人以上産みたい」と思う夫婦を応援したいという意見

          賛否両論ある「3人目大学無償」政策。わたしが支持する理由は ・3人以上産めるし、産みたいと思える心身ともに健康な女性は本当に貴重 ・子どもが好き、子育てが楽しいと思える人たちが、満足いくまで家族を増やすのはいいことだと思う ・子どもを持つ以上、大学に行かせるべきだと考える真面目な夫婦に子育てを頑張ってもらいたい こどもの貧困、虐待、ヤングケアラーの問題など、後を絶たない。 昨日やっと川上未映子さんの「黄色い家」を読了した。大人に庇護されない3人の少女たち。主人公の花ちゃん

          「黄色い家」の読後感と、「大学の学費がかからないならば3人以上産みたい」と思う夫婦を応援したいという意見

          ビックカメラに行った

          この年齢になって初めてノートPCを購入した。仕事以外ではスマホしか使っていない自分から脱却したいと思ったからだ。文章を書くことが好きなのにも関わらず、仕事でしかしていない。最近読書量もめっきり減り、インスタをスクロールする時間が長くなりすぎてしまった。仕事に活かせるネタ探しが主な目的でvoicyを聞くようになって2年が経とうとする。outputのためのinputということを意識するようになった。ビールを飲んですぐ眠くなっていないで、少しでもメモを残そう。日記は続いたことはない

          ビックカメラに行った