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国家公務員総合職に3週間で合格した話  ー1次試験合格までー


はじめに

 こんにちは。リトマスゴケと申します。
私はこの春2023年度国家公務員採用総合職試験に政治・国際区分に合格することができました。その際の一次試験前2週間のスケジュールをざっくり公開しようと思います。
 私が専門で選んだのは政治学・行政学・憲法・行政法・国際関係・国際法・国際事情でした。

なぜ3週間しかなかったのか?

 初めにこのことについて述べないといけないと思います。正直3週間で間に合わせるのは本当にきつかったです。なんでこんなことになったかというと、自分が欲張りなせいでスケジュールの調整を限界まで詰めたからです。
2023年度の試験は4月9日でしたが、前期後期フル単した上にサークルの仕事やバイトをしつつ2月までは趣味のスキーをして、3月も半分はスキー、それに少し地元の友達と遊んで(浪人してたせいでその年友達は卒業してしまい遊ぶタイミングがそこしかないと思ってた)残り21日しかないところからスタートしました。本当に終わってます。絶対にマネしないでください。絶対に、マネしないでください(大事なことなので2回言いました。)

事前準備

 3週間といっても本当に何もしてなかったわけではないです。これを期待していた人には申し訳ありません。自分が公務員を意識し始めたのは大学1年生の後期からでした。就職活動めんどくさそうだったし。友人の中には2年生から公務員講座を受講している兵(つわもの)もいましたが、正直そこまでする必要はないと思います。
 自分は大学3年生の春から大学と提携している大原の公務員講座を受講しました。正直総合職試験向けではなかったと思いますが、他と比較した結果圧倒的に安かった(15万くらい)ので決めました。なんなら運よく奨学金も獲得できたので無料でした。オンデマンドで受講できたのもうれしかったですね。ただ、サークルの仕事が思ったより大変で数的処理以外の授業以外は2月まで受講しませんでした。(正確には他の授業を1回で諦めた)これに加えて正課の授業で国際法・憲法・行政救済法をとっていたので(行政組織法はやってない)その知識を公務員試験に活かすことができました。さらに、私が受験した時は知識問題があったのですが(無くなるんだよね確か)、元国公立志望かつ世界史選択だったおかげでほぼノー勉で得点源にすることができたのも強かったと思います。私は文系でしたが理科基礎レベルのことは4教科すべて覚えていたのでその応用で無理やりなんとかしました笑
事前準備としてはこれくらいですね。

勉強に集中するために用意したもの

 本当に時間がなかったので勉強に集中するために圧倒的な効率化を図りました。私が特に必要だと思ったのは以下の5点です。

  1. サンダル

  2. ノイズキャンセリング機能付きイヤフォン

  3. タイマー

  4. 青ペン

  5. 黄色マーカー

  • サンダルは靴にストレスを感じるのが嫌で人生初めて購入しました。いつでも脱ぎ履き出来て調子よかったです。

  • イヤフォンは言わずもがなですが周りの音を気にせず勉強できたのでとても助かりました。ちなみにこの時聞いていたのはカフェミュージックもしくはクラシックで、歌詞付きの曲は聞かないようにしていました。

  • タイマーは問題の時間管理と勉強時間の時間管理で使用していました。自分の成果が目に見えてわかったのでモチベーションを保つのにとても役立ちました。

  • 青ペンは記憶するのに良いそうで強調や単語の暗記に使用していました。赤じゃなくて青がいいです。絶対。

  • 黄色マーカーは強調用ですね。これ一本でいいです。他の色いりません。

 このほかにも同じ下敷きを数枚持ってたり(忘れた時に代わりがすぐ出る)とかノートパソコン用マウス持ってたりとか、自分にストレス無いようにやってました。服もスティーブ・ジョブズみたいな感じで毎日スウェットもしくは運動着でした。

勉強スケジュール

 いよいよ本題に入ります。
私の勉強スケジュールは本当にいかれてましたが大原の公務員講座に大いに助けられました。上で2月はスキーをしていたと書きましたが、その合間になんとか1か月かけて憲法のオンデマンド授業をすべて受講し、復習を終わらせました。ちなみに2月にノー勉で総合職試験の模試を受けた時は教養22点(文章10/11,数的6/16,教養6/13)の専門16点とかで本当に終わってました。
3月に下山して友達と遊び終わった後、やっとこさ本腰を入れました。この時点で3週間しかありません。時間が足りなさすぎるのでまずはスケジュールを立てるところからです。
 まず、私は最初の2週間に授業に当て、残りの1週間を演習期間としました。自分は結構特殊なのかインプットを得意としていたので一気に詰め込んで一気に復習するスタイルで勉強しました。(中高浪人の勉強を通して自己分析した)また、時間管理を大切にしており、毎日7時に起きて8時までに学校に行き(この時期は春休み)、毎日11時まで勉強していました。普段は自炊しますがこの時期は冷凍食品とかコンビニとかを多用して食事・自炊の時間も削ってました。
 最初の2週間が本当にきつくて、時間が無さ過ぎるせいですべての授業を1.5倍速~2倍速で頭に叩き込みました。知識を詰め込みすぎたせいか頭痛がするときもあったのでロキソニンを飲んで何とか耐えていました(マネしないで)。この際、ノートをとる時間がもったいないので参考書に直接ラインマーカーやメモをしていました。また、その日覚えたワードを青ペンで書き出し、それがどのようなモノなのか説明できるようにしました。特に、国際関係・政治学・行政学に関しては一人一雑学のような感じで人物名とその人物の功績を青ペンでまとめたルーズリーフを作り、寝る前やテスト前にも簡単に復習できるようにしました。同時に、人物と功績のごろ合わせも自分なりに作ってました。また、毎日朝のウォーミングアップとして数的処理の問題を数問解いていました(授業飽きた時にもやってた)。
 こうしてなんとか授業を終わらせた(ちょっと残ってた気がする)私ですが、残り7日にして無理がたたったのかなんと勉強に疲れてしまいました(当たり前)。そこで午前中だけポケモンをやろうと思って久しぶりにパーモットを育成したら対戦もしたくなって夜までやってました。大後悔時代到来です。ほんとにやらかしたと思いましたが、メリハリをつけずにやってきた反動だと思えばしょうがないです。
 ポケモンのおかげで切り替えて残り6日は焦りとともに集中でき、積み残しの授業を終えつつ毎日演習を積みました。この時使用したのは国家公務員総合職過去問500の専門の方です。教養の方は時間が無くてやれず、大原の問題集数的処理以外は時間が無くてやれませんでした。時間があるならどんな問題集でもいいのでたくさんやったほうがいいと思います(当たり前)。ただ、総合職レベルに慣れるためにも過去問500はお勧めですね。数的処理は1問10分程度を目安に取り組みましたが、練習なのでオーバーしても解ききるまでやりました。これは問題集すべてにいえることですが、復習のほうが大事なのでそこに多くの時間を費やし、間違えたorわからなかった問題はテキストに戻って復習したり、簡単な練習問題に戻ったりしました。
 ちなみに、国際法・国際事情は授業が無かったor充実してなかったので世界史の知識を使いつつ過去問とその復習で何とかしました。国際事情は傾向的に冷戦出るやろと思って山を当てたりもしました。
 このようにしてなんとか試験当日を迎えることができました。

本番の成績

成績開示によると、
教養 27/40
専門 24/40
でした。まあ3週間ならよくやった方じゃないかと思います。
絶対専門もっととれたし凡ミスも何個かしてて悔しかったです。

おわりに

 正直自分で振り返っても怖くなるような体験でした。焦りとストレスで寝付けず、ストゼロを飲んで寝る日もありました。ほんとうに皆さんマネしないで、コツコツ頑張るほうが楽だと思います。でも結論としては、半年頑張れば余裕もって合格できるんじゃないかな。
 初めてちゃんとノート書いたので見苦しかったかと思いますが、読んでくださってありがとうございました。何か質問とか感想があれば書いてください。

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