親子間に出来る「気を使う」という高い壁
人の数ほどそれぞれの人生があって
その中で、それぞれ、
もがき苦しんで、乗り越えたりして生きている。
同じ血を分けた、私の弟は、結構大変な人生を送ってきた。
思春期に、病気になり、明らかに他者から視線を受ける見た目になった。
その頃にはもう、姉弟として仲良しな時代は過ぎていたから、直接話をすることはなかったけど。
自身の見た目を中学生ながらに隠すこともなく、ギリ引きこもりになることもなく、荒れることもなく、大人になった。
姉ながらに、そんな弟を尊敬していた。同じ立場になったら、私には絶対にできないことだったから。
お互い大人になり、家族の大事な場面では連携し。
お互い子ができて、親になり、多少の行き来をするようになり。
でも姉弟なんてそんな程度。
そんな弟から、不意の着信☏
長男からの電話って、身構えるよねw(親になんかあったかな!?)とか
「ドーナッツ食べる?」
なにそれ笑
「姉さん、大丈夫?大変でしょ?」
そうか、心配してくれてんのか。ありがとうよ。
うちの不登校息子くんと弟は、気質が似ていると私も思ってたのよ。
「彼(息子くん)の気持ちも俺よく分かる気がするんだわ。でも自分が大変だった子どもの頃のことを少し分かるようになってきたのって、それでも本当に最近だから。今、彼自身はわからないと思うんだよ。」
「で姉さんの大変さも。すごく分かる。よくやってる。人の気持ちとか感じ過ぎちゃうのよ、俺や姉さんは。きっとものすごく気を張り巡らせて生きてるんだと思う。彼がお母さんに本心を語らないのは心配させちゃうから。悲しい顔させちゃうかなって思うからなんだ。俺もそうだった。」
「親に謝られたら、もうそこから子どもは何も言えなくなるんだよね。」
言ったかな?言ってないような?言ったかもな(笑)
言ったわ。
まあ、でも、不登校になったらどこかで親は言うよねw
ってことで、それはしゃーない。
でもそうやって、子どもと親の間には気を使うことで、越えられない壁が出来ていく。
だから誰か、親子とは違う関係の人間と関わる機会が持てると良いなと、ママは思っている。
あらあら、気がついた。
適任者が、近くにいたじゃないの?
人生の相談に乗ってくれるよ。
荒波を乗り越えてきた、あなたのおじさんが。
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