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「ぼくが宇宙人をさがす理由」鳴沢真也著を読んだ感想。

皆さまごきげんよう。
新しい土地での生活にも慣れてきて
前回の休みに地域の図書館へ行ってみました。

図書館というよりは学校にあるような
図書室くらいの規模ですが
歩いて20分くらいの場所にあり
散歩がてら行くにはちょうど良い距離ですし
本が好きな私にとっては本を借りられることが
とてもありがたい。

元々本を借りる予定はなかったのですが、
気づけば6冊の本を手に取っていました。

その中の1冊がタイトルの本です。

私は地球外生命体にとても興味があり
大学のゼミでは専攻科目は文系であるにもかかわらず、
宇宙生物学(アストロバイオロジー)を
専門にする先生のゼミを選択しました。

この本は地球外知的生命を探査する
SETI(セチ)
Searching for Extra Terrestrial Intelligence
をしている鳴沢真也さんが
SETIに関する大規模な計画を
達成するまでのお話でした。

おそらく児童向けの本ですので
所々ひらがな表記がありましたが
小さな子供でも分かるように
優しい文体だった為、あっという間に
読み終わってしまいました。

夜寝る前に読めば眠くなるかと期待しましたが
寧ろ読み進める手が止まらなくなる、、、。

宇宙のことについて考えると
「私」という存在が
いかにちっぽけかということをいつも感じます。

人間が宇宙開発を進めて
何十年かけても
分かっていることの方が少ない。

そんな不思議な存在が宇宙です。
だから私にはとても魅力的に映る。

さて感想について。

人間のような生物が存在するのは
水が存在する惑星であるため
SETIではそのような惑星を探して
電波を受信するという作業をしているそうです。

ずっと疑問に思っているのは
地球外生命体が
有機物からなっているという仮定についてです。

どうしてそこは疑われないのでしょうか。
何か決定的な証拠があるのでしょうか。

例えば、ですが
地球上にはない物質が
別の惑星には存在していて
そういう未知の物質が
生物を形作っている可能性もあるし

惑星にターゲットを絞っているけど、
もしかしたら恒星(高温・灼熱)の中で
動くことができる生命もいるかもしれない。

何もわかっていないのですから
こういう途方もない仮説を立てることも
できてしまうのではないかと
思ってしまいます。

無知ゆえにこんなことを
考えていますが、
もしわかる方がいたらぜひ教えていただきたいものです。

たまたま手に取った本ですが
鳴沢さんのこれまでの人生についても
言及があり、涙することもありました。

とても読みやすく
楽しむことが出来たので
皆さんもぜひ読んでみてください。






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