19#サンフレッチェ広島 戦の #アビスパ福岡 #小田逸稀 の #ラフプレー #満田誠 と #謝罪 について。

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#サンフレッチェ広島  戦の #アビスパ福岡 #小田逸稀  の #ラフプレー #満田誠  と #謝罪  について。

ざっと、FINANCEの壁にも書いたけど、改めて。
あのファールは、率直に言って、許せるレベルのものではない。
と言うのは、自分も30くらいまで、下部カテゴリーでサッカーやってきて、それからも頻度を減らしながらもプレーしてきて、マリーシアの範疇を超えたラフプレーを目にしたり、体験したから。
また、膝の損傷から、受傷のリハビリ、あるいは精神の変化などを勉強してきたから。
昔、淀川の河川敷の練習試合で、すねを折りに来た奴もいた。
幸い、レガースが回転して、助かった。

サッカーの本性はそんなに上等なものでもない。
目の前の相手に負けてはいけない。
あの日大フェニックス事件のようなのも、許しがたいが、代理戦争の一つの表現型。
一方で、そういう中で、どんな落ち着かせ方をしたかは、個人もチームも、Jリーグも問われる。

僕も今季しか知らないが、小田はそんなに温和なキャラでも、クレバーにやれる選手でもない。
加えて、サンフレッチェに志知孝明が移籍した玉突き事故で加入した因縁がある。
そして、アビスパは、引いて反撃するサッカーから、押し上げて攻め切るサッカーに転換中。
様々な、難しい要素が噛み合って、パニック状態だったのだと思う。

昨年もどこか相手に決めてはいけないゴールを決めた後、長谷部監督が相手に1点プレゼントしたシーンがあったと思う。
あの時の何人かも許しがたいことをした。
直後は謝罪もできなかった。
一方で、今は、VARもあるし、頭が冷えてから考え直す時間がある。
それで良いとは、アビスパの立場からは言えないが、それをするしかない。
小田の謝罪声明にさえ、暴言が寄せられたが、それに対する、個人やチームの対応こそ、今後が問われると思う。

誹謗中傷はいけないというが、今回のコンテキストである程度以上は抑えきれないと思う。
少なくとも、一過性に燃え上がった炎は無理に消すより、自然鎮火を促すプロセスを勧めた方が良い。

膝の怪我はサッカー選手にとって致命傷になりかねない。
100%回復するケースばかりでもない。
そして、離脱期間に選手は活躍の場を失い、チームは順位を落とす可能性もあるし、チームの順位が上がった時、選手は首を切られる可能性も出てくる。

サッカー選手はグラウンドという名の戦場で戦っているから当たり前だという厳しい意見もある一方で、エスカレートからスポーツの本質を損なわないようにルールがある。
きっかけになったのは、オランダの名手ファンバステンの引退。
今回、直後にレッドカードが出なかったのも不明だったが、色んな意味でカオスな状況になっている。
気持ちはわかるが、ファン同士が暴言の応酬をしていたら、どちらのチームも新規顧客や既存顧客を失っていく。
また、ほとんどの選手は、何らかの事情で、チームを移籍する。
カテゴリーを落としたくなければ、J1やJ2の老舗同士で揉めても良いことはない。
揉めざるを得ない部分をどう織り込むか?

暴発する感情はそれはそれとしてしょうがないけど、両選手にサポーティブな意見も建設的に、計画的に織り込んだ方が良いと思う。
そんな分かり切ったことを、部外者の、よその住民が書かない方が社会的に賢いのだが、精神的側面、生活的側面、損傷の意味とリハビリの限界を書いておいた方が良いのではないかと思った。

率直に言って、サッカー選手など、使い捨てのアイドルだ。
けど、どこまでも使い捨てでも、どこまでもドライにも切り捨てられるようなものであってはいけないし、人間のスポーツではないと思う。
そして、ファンは、憂さ晴らしの道具でもある選手に対して、どういう風に対応するのか?
それは、サッカーと同じで、絶対的な正解はないが、絶対的にやってはいけないことはあるのではないかと思う。

改めて、小田に対して、アビスパもサンフレッチェもあるいは他のチームの選手やファンも様々な意見があると思う。
しかし、その中で、チームを応援するファンのありかた、学ぶ姿勢も問われると思う。

僕自身、過失で、壊す側に回ったこともある。
サッカーのルール上は相手の自損事故だが、なかなか、後味は悪かった。

また、怪我なんかしない方が良いが、怪我をすれば、あるいは失業や休業をすると心だけでなく生活も色々ある。
そんな中で、必ずしも前向きにいれるわけでもない。
そこまでの選手だったと言えば、そうなのだろうが、そういう物語だけでは、果たして、今後のチームやサッカーのためになるかも問われる。

まあ、そんなこんながあるから、僕は安易な補強とかそういう文化や言葉があまり好きじゃないし、アビスパがカネ周りの良い国内外のチームに入れなかった選手たちが集まって、その年齢なりに成長を重ねながら勝ち星を重ね続けている今季はいいなと思っている。

一方で、その流れを続けられるかは、結局、地元のサポーターの熱意と仕掛けだと思う。
僕はサッカーの意見とか、参考書とか、提示できるけど、サッカーが分かっても、分からなくても、応援できる才能はない。
そして、医学やサッカーの細かい知識を持った意見が、万人にすぐに受け容れられるとも思わない。
また、それが、現場の選手やファンの多くを納得させるとも限らない。

負傷離脱やリハビリの実際、そして、それがうまくいかなかった時、そんなことも知っていると、また、見え方も変わるし、多少なりとも暴言の量や性質も変わると思う。
それから、直後にヒートアップした方が、線引きや謝罪のラインも出来てくるし、必ずしも悪くない、と思った方が対処しやすい。
2023年5月10日18時44分 エア指揮官。

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