文句を言う前にやれ、口を開く前に手を動かせ

どうしたって性格的に合わないなと感じる人間は誰しも身近に1人はいるわけで、そういう人間に出くわしてしまうと貝のように心を閉ざしてしまう。

人間関係というのは基本的に面倒で、だからこそ尊いのだという意見もあるが、現実はそう甘くない。フィクションに自分を投影させて、人間関係の尊さを目の当たりにし、明日を生きていく活力にしていくという側面ももちろんあるのだけれど。

僕自身がどういう人間を好ましく思い、あるいは疎ましく思うかということは、ある程度は自己分析できているつもりである。

僕自身は何か新しいことを始める際にどちらかというと、とりあえずやってみようと思う方である。そして、我慢強い方である。だから、最初は文句は言わない。ただ、過去に似たような事例があり、それと極めて類似する事例があったとき、「このやり方では失敗しますよ」という意見を述べることはある。文句ではなく、意見である。

これが僕の人間性であると自己分析している。

なぜこういう人間性になったのか。昔から我慢を強いられることが多かったからだろうと思う。家庭環境的に我慢することには慣れている。黙々と粛々とやることは容易である。だから、2年にも渡る受験勉強を乗り越えられたし、仕事は辛いことも多々あるけれど、辞めずにいられている。

僕自身の価値観が上述したようなものだから、それとは正反対の人間とはまったく合わない。

・文句が多い
・我慢ができない
・すぐに投げ出す

ざっと挙げると、こういう要素を併せ持つ人間とはまったく価値観が合わない。はっきり言って嫌いである。関わり合いにはなりたくない。

仕事というのは、状況に応じて臨機応変に対応しなければいけないと思っている。文句を言っても仕事は待ってはくれないし、時間は有限である。上司に仕事を頼まれたのであれば、「はい、わかりました」と答えればいい。「なんで私がこんなことやらないといけないんですか?」みたいなことは愚問である。それがあなたに課せられた仕事なのだから。もちろん「このやり方の方が効率的ですよ」という意見は述べていいし、定時を過ぎて仕事を振られたら「明日でもいいですか?」と主張はしてもいいと思う。

僕が嫌いなのは、やったこともない癖にできませんと文句を言ったり、延々と愚痴を吐いている人間である。最近、僕はほとんどその愚痴に付き合うこともなく、完全に無視して自分の仕事を黙々とやっている。鬱陶しいことこの上ないし、嫌いだし、疲れる。以前、僕に対して「なんで私たちがこんな仕事しないといけないんですか!」と詰め寄られたとき、今まで自分自身に対して抑制を保っていた自我が壊れそうになった。脳神経が完全にぷちんと切れた音がした。「そんなことは知りませんよ、私に訊かないでください」という僕の言葉は、「忙しいからそんなくだらないことは僕に訊くな」という意味合いもあるし、何よりも「僕よりも年齢も社歴も上の人間なのにそんなこともわからないの?」という軽蔑を含んでいる。確実に言えることは、後者の意図は伝わっていない。前者の意図も伝わっていないのだとしたら、それはもはやつける薬がないということになる。

そもそも業務改善を行い、1つの業務の負荷が少なくなったから新たな業務の割り当てをしたという事実があり、それはしっかりと説明がなされている。その事実に目を向けず、決められた業務だけを行い、自分の業務だけ楽になることしか考えないのであれば、仕事をしていて文句しか出ないのであれば、辞めればいいのでは?と思う。

文句を言う前にやれ、口を動かす前に手を動かせ。単純な話である。

#日記 #雑記 #仕事

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