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インディアンカレーを食べて献血に行く

大阪に帰って食べたいものは?と聞かれると、4つほど思い浮かぶのだがその中の一つに「インディアンカレー」がある。
社会人2年目から数年間、阪急梅田駅の目の前にある、阪急ターミナルビルに勤めていた。
阪急のその辺には、何番街的な場所?地名?があり、3番街や、17番街や、34番街などがある。
これらの数字の理由はよくわからない?
Googleで調べろよと言われてもそこまでのモチベーションはない。
数字の話を書いて思い出したのだが、私が通っていた大学にも1号館や、2号館などの建物はもちろんあるのだが、一つだけ21号館という建物があった。
当初は「なんでここだけ数字がとんどんねん!」とツッコミたくなったが、のちに聞いたところによると「21世紀になってから建ったから。」と聞かされた。
今でもこの理由には合点がいっていない。
話を戻そう。
阪急の3番街の地下にインディアンカレーはある。
最初はいつも並んでる店だなーというぐらいに見ていたが、先輩に連れられていったその日からお気に入りになった。
その当時は、美味しいなとおもいつつも、そんなに足繁く通うほどでもなかった。
どちらかというと、30歳を超えた時ぐらいから、好き度が増してきたように思う。
東京にも実は2店舗(たぶん)あるのだが、わたしの生活圏にその店舗がないため、行く機会は一度しかなかった。
なので、大阪に帰ってきたら、食べたいのだ。

そして、阪急の三番街のいつもの店にやってきた。
少しばかりか大人になったので、おもいきって「ルーの大盛り」を頼んでやった。
他のカレー店とは異なり、メニューはいたってシンプルなのである。カレーか、ハヤシライスか、カレースパと言われるご飯の代わりにスパゲッティが盛られてるメニューだ。
玄人になるとこのカレースパを頼んだりする。
トッピングも、カツはない。
生卵をトッピングするか、必ずついてくるピクルスを大盛りにするしかそれぐらいしかオプションがないのである。
オペレーションはどこまでも洗練されている。
私が店を訪れたのは13時ごろで、15人ぐらいが列を作っていたが、入るまでに要した時間は9分ほどである。
店内は清潔感と統一感がある。
どこの店にいっても共通している、波打ったカウンターのみのテーブルに整然と一列に並ばされ、みんな静かにカレーを食らう。
三口に一度水を飲むことになるのだが、水の補充は実に素早い。
そしてこの水がまたカレーにマッチしている。
カレーももちろんクセになる美味しさなのだが、必ずついてくるピクルスと、このカレーにピッタシの柔らかな水とこの三拍子揃って、インディアンカレーは形成されている。

ただ一つ納得いかないことは、店名だ。
インディアンカレーと言われると、あのインドのことを誰しも思い浮かべるだろう。
でも「あのインドっぽさ」は一切料理に表現されていない。
僕のこれ固まったインド感が他の人と異なるのであれば指摘をしてほしい。
どちらかというと、洋風カレーだ。
なんでインディアンカレーと言うのか、知っている人がいれば教えて欲しい。

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