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陳列方法を変えて客単価を上げる

皆さんの働くお店ではエンド計画ってありますか?
エンドっていう店もあれば違う言い方をする店もありますよね。
要は商品の陳列棚のトップにあたる部分です。

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お店の入り口から近い事もあり、ほとんどのお店がこの場所で高い売上を
とっており、その店が売りたいものや季節品(殺虫剤とか日焼け止めとか)
が陳列されていると思います。
ただお店をみていると

・本当に考えて商品を並べているのかな?
・陳列方法を考えた人があまりわかっていないのかな?

と思う事があります。

売上は客単価×客数で計算されます。

小売業で働いている方なら理解されている事です。
すなわち買ってもらえる商品の単価を上げるかお客さんの数を増やすしか売上は上がらないのです。
単価を上げるとは500円の商品の購入を検討している人に800円の商品を購入してもらう、800円の商品の購入を検討している人に1000円の商品を購入してもらうという事です。
客単価を上げる方法はいくつかありますが、

商品の陳列の仕方を変更するだけでも客単価アップは可能です。

どういうことかというと、
お店の陳列棚に商品を並べる時に目線の位置(陳列棚の高さにもよりますが概ね最上段か上から2段目です)に単価の高い提案商品などを陳列、下にいくに従って単価が低くなるようにし、最下段は安値で数が売れるものを陳列、その際あまり品数は多くしないで3〜5ぐらいにする方がいいです。

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目線の位置にある商品はお客さんがかがんだりする事なく自然なスタイルで商品を手にとってみる事ができます。
なので本当は中段の800円の商品を買いにきただけかもしれませんがその上にある1000円の商品に興味を持ってくれる可能性は高いです。そこに接客のかわりとなる販促物をしっかり設置し、どういった方にその商品をつかってほしいか、従業員の方がその商品を使っていれば使用感も含め感想も書いたPOPをつくってもらいしっかりアピールする。その言葉がお客様の心に響けばお客様の悩みを解決できる訴求ができていれば必ず購入にむすびつきます。
もちろん商品によっては接客が重要な時もあります。POPよりも確実に実績に結びつく可能性が高いのがやはり接客です。
その時に売るべき商品が最下段にあったり、ほこりがついていたりしたら話にならないですよね。

最下段は一番低価格な商品で尚且つ数が売れる商品をなるべく品数はしぼり陳列してください。
最下段は商品を手にとろうとすると腰をかがませる必要があります。めんどくさいし腰痛いとしゃがみたくないですよね。できればパッと手にとってさっとレジに並んでお金払って帰りたいと思う人が多いのではないでしょうか?
そこに商品がありすぎるとお目当ての商品をみつけるに時間かかるし腰は痛くなるし最悪です。
それに価格重視のお客さんはそれほど商品の品質にこだわりもないと思うので例えば歯ブラシだったら一番売れている”ふつう”だけにしぼるとかすれば探す手間も少なくなるし、お店のスタッフも補充頻度が少なくなるので一石二鳥です。販促物も上から見て価格が一目でわかるような大きめのPOPをつけるだけで効果あります。

店舗に行くとこの私と同じ考え方で展開されている店舗もありますが、とにかく商品を並べているだけの何が売りたいのかわからない店舗もあります。
客数が大幅に上がらない時代、利益構造を変えていくには客単価を上げていくことで少しでも販売価格の高い商品を提案し、購入してもらい、満足してもらえる事が重要です。
これ以外にも客単価アップを上げる方法はいくつかありますが陳列方法をかえるだけも簡単に客単価は上がりやすくなります。ぜひ実践ほしい陳列方法です。

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