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クレマチスの丘へのラブレター【しゃしん日記】

クレマチスの丘ヴァンジ彫刻庭園美術館は、静岡県長泉町にある、庭園美術館です。2022/12/25クリスマスの日に、無期限の休館に入りました。
私は、クレマチスの丘ヴァンジ彫刻庭園美術館が大好きなので、重めの愛を語りながら…ラブレターとして記していきたいと思います。

クレマチスの丘 ヴァンジ彫刻庭園美術館についての紹介

詳しいことはこちらの、公式HPをご覧くださいませ。
私は、ヴァンジ彫刻庭園美術館が大好きでした。
ふかふかの芝生、静かで落ち着きのある庭園、鳥のさえずりがBGM、季節ごとに綺麗な花が咲く庭園。
クレマチスの丘という名前の通り、クレマチスが咲く庭園は美しく、まるで楽園でした。
小さな心の傷付きが増えると、よく庭園に1人で訪れていました。
静かに、空や揺れる葉を見ていると、些細な悩みのように思える場所でした。
庭園内にある、ガーデンカフェのスコーンとアールグレイティセットが大好きでした

マスカルポーネとジャムが本当においしい。
スコーンはサクサクふわふわ。

写真で振り返る思い出

今年のデータしか残っていなく、年内のお写真のみになって強いますが、思い出を綴ります。

庭園の魅力

この椅子が大好きでした。
ガーデンカフェのカウンター
控えめに咲くクレマチス
自然が守られているので、昆虫も沢山います。

このあたりから、機材が変わり、作風も一気に変わりました。
そして、季節は冬になりました。

枯れていく様子すら美しいのです
最後までただただ生きる。
冬の、アフタヌーンティ
夕焼けすらも愛おしくて
線香花火のよう

美術館の魅力

この辺ではあまり開催されないような、珍しく興味のある展示が多く、毎回わくわくとしていました。

光の愛おしさに気づいたのはこの頃からでした。

このお写真は、公式アカウントにリポストしていただけたりと、SNS運用が活発で訪れる人達との関わりも多く、身近に感じていました。

やさしさを感じます
さみしいかなとツーショットを撮っておきました。
手すりや、ガラス、照明、光の入り、計算し尽くされた建築
この作品が一番好きです。
つかめないもの、つかめない気持ち
思い出が沢山あります。

私とクレマチスの丘

私は被写体として写真に写ることもしています。
カメラマンさんと私の2人。
そして、大好きな庭園でした撮影も、楽しい思い出です。
そのことについての魅力についても語ります。
※撮影許可をいただいています。

1. カズノさんと

カズノさんの世界観とクレマチスの丘はぴったりで、すばらしい作品が創れました。
Twitter→@kazn31 
Instagram→@kazn31

2.トモヨさんと

トモヨさんは、まだお若いフォトグラファーです、年齢などはねのけるほどのパワーと技術は、とても素晴らしいです。
優しく繊細な表現が美しく、かわいらしい写真を撮影していただけました
Twitter→@_to__you__
Instagram→@inl2v

2.hiroさんと

冬のよさを写してくれました。
躍動感と、光を求める感覚が本当に素晴らしくて、尊敬しています。
ひろさんの被写体をすると、光の見つけ方、撮影場所の見つけ方、撮影方法など、自分の撮影技術が上がる気がします。
Twitter→@ajishiokun
Instagram→@ajishiokun

本気のラブレター

存続アンケートを片っ端から友達に送りまくり、心から存続を希望しています。庭園を、ガーデナーさんが夏は汗をかきながら、冬は寒い中、とっても丁寧に、綺麗にしているところを見ていました。
感謝の気持ちが沢山あるのですが、愛おしくてたまらなくなって、言葉が出てこないのです。いくつもの言葉が浮かんでは、消え、そんな日々でした。

25日庭園に訪れると、まだバラが美しく咲いていました。
散った花びらがさみしげに芝生に色を添えていました。
庭園のベンチには、優しい光が降り注ぎ、人々を温めていました。
芝生には、老若男女、座ったり寝転んだり。
それぞれの時間を過ごしていました。
私は、人の攻撃的な感情が、苦手です。
でも、庭園には優しい気持ちが流れていました。
庭園は私にとって、日々のつらさを浄化してくれる場所でした。
ずっと、芝生に寝転び木漏れ日を眺めていました。
こんな日々は、この先当分ないのかと思ったら、とってもさみしくなり、空が水を沢山含んだ絵の具にように少し滲み、きらきらとしました。
すべてが美しく、厳しい世界から、切り離された庭園。

存続をこころから願っています。
今日まで、一度感謝の気持ちを、クレマチスの丘ヴァンジ彫刻庭園美術館に関わったすべての方へ、大切な時間をありがとうございました。


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