コロナウイルスによる物流混乱

コロナウイルスの拡散を止めなければいけない。その働きかけは、当たり前だがさまざまな物流を止めている。空港は閉鎖し、飛行機は運航を中止、貨物船も止まり、工場は中国の旧正月(1月25日)からずっと停止している。

小売りや運送会社は混乱によるサプライチェーンの遅延による備えている。

武漢市(ウーハン)の野生動物などを取り扱う市場から発症したとされているコロナウイルスだが、肺炎と同じような症状がおこり人を死に至らせている。2003年のSARS(サーズ)によく似ている。これも同じような市場から発症した。

中国はコロナ対策として、旧正月を2月2日まで伸ばした。 
さらに感染者の多い上海、寧波、杭州、蘇州などでは2月6日まで伸ばした。
これは、工場の再稼働が引き延ばされたことを意味する。

旧正月は中国以外にもベトナム、韓国などのアジア諸国共通の祝日であり、
基本的に人々は家族と旅行をして時間を過ごすのだが、この大移動中での混乱はアジア諸国の工場や倉庫を止めており、物資の生産と世界への配送が遅れている。

貨物船の大手、エバーグリーンは港は正常に動いているが、ウイルスの発祥地である武漢市(ウーハン)の港だけが閉鎖されているという。すでに出港していた船に関しても他の港で一時的に停泊させられており解放を待っているという。

旅客機も同じように止まっている。
ユナイテッド航空は2月の1週目で中国ーアメリカ間の24機の運航を中止したといっています。

武漢市(ウーハン)は各国の主要な企業の生産拠点があり、中国の2000の市の中でも13番目に位置するほど有名な物資の生産拠点である。
アメリカのペプシやドイツのシーメンスなどの拠点もある。

アメリカの物流大手FEDEXは自身の物流網と経験値を生かし、チャイナに
救いの手を伸ばしている。
200,000のマスクとガウンや手袋などを贋造市に届けた。

そのハブから感染者の多い各都市までは中国郵便とタッグを組み配送する。


FEDEXは、自身が持つ世界の物流網を生かし物資、安らぎと応援を送っている。そして、FEDEXのCOOは引き続き物資の提供を続け、人々を救いたいと言っている。

以下 ソース

https://www.supplychainquarterly.com/news/20200129-coronavirus-delays-international-shipments-amid-closures-and-quarantines/

https://www.supplychainquarterly.com/topics/Procurement/scq201004starbucks/

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