気がつけばあっと言う間に、妊娠８ヶ月に入り、いわば妊娠後期となった。

私が使っている「Babyプラス」のアプリでは、ベビーと会えるまであと83日だと告げている。

これからまだ3ヶ月も、すでに重たいお腹を抱えておかなきゃいけないのか…という思いと、あと3ヶ月しかない！心の準備が！という焦りの念と、複雑な気持ちである。

でも、ベビーに会えるのが楽しみであることは間違いない♡

妊娠7ヶ月は、一番お腹のふくらみが顕著になった1ヶ月間だった。突然お腹が目立ち始めた。この時期のお腹の中の赤ちゃんの成長は著しいとどこかで読んだが、本当にその通りだった。

まずは、床レベルから立ち上がるのが大変になった。自分の重さで立ち上がるのが辛い。一回座ってしまうと、また立ち上がるのが億劫なので、家の中での立ち仕事はまとめてするようにしている。

毎朝目覚めるたびに、お腹がどんどん大きくなっている気がした。冗談とかではなく、ご飯を食べる度にお腹がはちきれそうになる。一食の分量は、妊娠前と全く変わっていないのに！おまけに、食べたあとは消化不良というおまけ付き。

あとは、胎動が肋骨のすぐ横であったり、恥骨付近であったりと、人生で初めての感覚を体験する。「ああ、本当に生命体が私のお腹の中で過ごしているのね。」と実感させられる日々だった。（今もだが）

ここ２週間くらい、自分の体重を支えきれなくなってきているのだろうか、腰と股関節が痛い…ついに妊婦用のサポーターも購入してみた。​少しずつ涼しくなってきているので、快適に使用できるが、これが真夏にすでに始まっていたらサポーターの使用も億劫だっただろう。

妊娠7ヶ月中、私は夫と旅行にも行った。現在の状況も心配ではあったし、真夏の暑い時期だったが、これから当分旅行にはいけないだろうし、何より、夫と二人きりの時間はもう期限付きになったのだ。私たちは楽しむことにした。

夫と二人きりの時間が期限付きになって、それを自覚するようになってから、本当に彼との時間が愛おしくてたまらない。

例えば、カフェでパソコンを持ち寄り、一緒に仕事をするのも、もう当分できない。隣に座ってお互いの仕事をこなす時間がこんなに貴重なものだったとは。

胎動があれば、彼の手をいつも私のお腹に運び、「ほら！今動いてるでしょ」と言い、お腹の中のベビーに話しかける彼の姿を眺めるのは、今だけの特別な時間だと思う。

もちろん、ベビーが生まれてくれたあとは、きっとまた別の楽しみ方で楽しむに決まっているが、残り少ない彼との時間、大切にしたい。