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無理。(4月エッセイ②)

 疲れているからといって、早く寝るだけだと全然疲れが取れない。むしろ、かえって頭がスッキリしない。
 疲れてもう何もできない時、風呂にも入らず、歯も磨かず20時過ぎぐらいに泥のように眠ってみる。大体3、4時くらいに起きて、まだまだ眠い状態で風呂に入る。うとうとしながら湯船に浸かって、半目で風呂上りのタスクを片付ける。もうひと眠りしようと布団に潜るけど、いざ床に就くと、すぐには眠れない。スマホをいじりながら眠くなるのを待っていると、窓から日が差し込み始めて寝る機会を失う。時間で言えばたくさん寝たはずなんだけど、いつも以上に頭が重いまま、仕事に向かうことになる。

 Youtubeで『もう今日はこれ以上頑張れないという日は、次の日に自分が良いスタートを切れるような準備をしておく』という仕事術を見て、部屋の掃除をしたり、次の日にやることをリストにまとめたり、最初のうちこそやっていたけれど、それすら最近は怠っている。やらなければいけないことを爆速で終わらせるために、やる準備だけしておいて、なおかつしっかり睡眠をとった自分が取り組めば、それはもう完膚なきまでにタスクをぶっ潰せるはずである。しかしながら、まぁ、次の日の間にそれもまとめてやればいいかくらいに今は落ち着いている。
 そんなことをしているからどんどん疲れがたまって、休息もまともに取れなくなって自分の首を絞めているのに、苦労すればいいんでしょって甘んじている自分に何も感じなくなり始めている。

 最近、1週間が終わるのが異常に早く感じている。やりたいことはいっぱいあるのに、特に何もしないまま、時間が経っている。社会人も2年目になってこれからどんどん仕事と責任が増えることを考えるとこのままではいけない。何か変えてみよう。

 ひとまず、どんなに疲れていても寝る前にPCに向かうようにしてみた。エッセイを書く時間がなくなると、土曜日の夜、ひどい時は日曜日の昼から書き始める。納得いく内容になるように、早めに一回全部を書き切るようにする。現在時刻は水曜日の24時18分。明日は6時起きだけど、まだ続ける。読書もなるべく隙間の時間が空いたら1ページだけでも読む。『一日一歩進めばいい方』。KOHEI JAPANのGo to workを聞きながら、地道にやることに対して背中を押してもらう。
 実際にやってみて、読書とか文章を書くこととか、好きなことをある程度してから眠りについた方が、寝起きが良いことに気がついた。睡眠時間が減ったけど、寝起きから比較的頭が冴えている。ある程度満足感を持って眠ると、次の日も頑張れるのかもしれない。

 ただの趣味、好きだからやることをスケジュールを立てたり、意識してやったり、っていうのはよく考えると変なことかもしれないけれど、やらなくてもそれなりに生活が進んでいくということを知ってしまうと、どうしても何もしなくなる時期がある。やりたくて仕方ないけど、なぁなぁにしているうちに時間が経って体力も時間も無くなった時にいつか後悔する。だから時々気合を出して、いかに好きなことが自分の生活を豊かにするのかを思い出す作業も時に必要なのかもしれない。
 無理するほどのことではないよって周りの人に対しては言うかもしれないけれど、無理してでもやるタイミングは多分ある。

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