ワシの巣

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エッセイを書いてます ・定期更新(毎週日曜) ・歌詞考察 エンタメの感想なども書きます。 小説家になることが目標です。(NOVEL DAYS:詳細はXで!)

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    毎週日曜に更新しているエッセイです。 全て無料で読めます。投げ銭もできます。 ( 番号を振り始めた2023年6月以降のものから入れています。)

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    ヲタクによる個人的妄想解釈です。 お手柔らかによろしくお願いいたします。

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星野源と若林正恭と

なぜ、自分がnoteを始めようと思ったのか。それは今から4年前にさかのぼる。 と、その前に7年前の話をしよう。当時中学3年生だった私はアニメにはまり、特に声優さんのラジオをとにかく聞き漁っていた。アニゲラ!ディドゥーーンや胃痛ラジオをはじめ、音泉や響などを使ってとにかく聞いていた。しかし、その中でも一番聞いていた番組は声優さんではなく、「鷲崎健」という人のラジオである。 2h(超A&G+)や思春期が終わりません(当時は響、現在は超A&G+)をとにかく聞いていて、思春期が終

    • イヤホンを外すと(4月エッセイ③)

       外を出歩いている時、大体イヤホンをしながら行動している。街の音に耳を傾けながら、エッセイや小説に書くネタを集め、見たもののイメージを文章で表現することには憧れがある。だけど、外に出ている時は無性に人の目が気になってしまうから、下を向き、ノイズキャンセリングで音楽を聴き、外気に晒されながらも自分だけの空間を無理矢理作り出す。音楽は場所を選ばずに楽しめるから、いい暇つぶしになる。  ただし、仕事中や順番待ちをしている時など、イヤホンしていたら困る場面もある。特に病院は、診察室越

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      • 無理。(4月エッセイ②)

         疲れているからといって、早く寝るだけだと全然疲れが取れない。むしろ、かえって頭がスッキリしない。  疲れてもう何もできない時、風呂にも入らず、歯も磨かず20時過ぎぐらいに泥のように眠ってみる。大体3、4時くらいに起きて、まだまだ眠い状態で風呂に入る。うとうとしながら湯船に浸かって、半目で風呂上りのタスクを片付ける。もうひと眠りしようと布団に潜るけど、いざ床に就くと、すぐには眠れない。スマホをいじりながら眠くなるのを待っていると、窓から日が差し込み始めて寝る機会を失う。時間で

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        • 整理・整頓(4月エッセイ①)

           部屋の掃除をし終わってから、いつも目に見える範囲だけを綺麗にして満足している自分がいることに気づいた。いつからか、テーブルの上のものが減らなくなった。ただの物置きとなってからどれくらい経ってしまっただろうか。  少し前までやっていたポケモンカード、溜まったCD、いつもらったか忘れた薬の処方箋。あげればキリがないが、今も学習机の上になんとかスペースを作り出し、パソコンに向かってこの文章を書いている。  原因は明らかである。この部屋の引き出しという引き出しがモノで埋まっている

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        星野源と若林正恭と

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          人目が気になる(3月エッセイ⑤)

           オードリーの若林さんが以前番組で『自分の本棚を見られることは肛門を見られるくらい恥ずかしい』と言っていた。自分は最初ピンと来ていなかった。本を読んだら、その感想をすぐに人に話したくなる。ジャンルや内容に関係なく、読んで何かを得たと思ったら構わず共有してみたいと思う。  SNS上で「私小説を書きだしたら小説家は終わり」という言葉を目にした。小説家が私生活を切り売りしたらダメ的な文章がその後に続いていた。続いてエッセイってこういうのはあるあるだよねという文脈で『私の中で何かが

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          人目が気になる(3月エッセイ⑤)

          見られる(3月エッセイ④)

           エッセイを書く時、あるいはSNSに何かを投稿する時、僕は人が見ているということをそれなり意識して書いている。言葉のニュアンスをできるだけ柔らかく、大袈裟すぎず、かと言って曖昧になりすぎないように、といったことを心がける。  自分以外のどれだけの人が、人に見られているということを意識しているだろうかと時々考える。たまたま見たテレビでモヤっとした時、満員電車に乗っている時、乗り気じゃない飲み会に参加している時、思い浮かんだことをノータイムで不特定多数の人間に見せることができる

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          見られる(3月エッセイ④)

          バッタバタ(3月エッセイ③)

          だんだん社会人っぽくなってきた。 持っている仕事量が気づいたら溢れそうになっている。 自分ひとりでできる仕事がまだまだ少なくて、ひとつひとつの作業にかかる時間がとにかく長い。まず自分でやり方を考える。途中詰まって先輩に聞く。回答を待つ。ヒントだけもらってまた考える。 この繰り返しで1日が終わる。当然全く進捗は変わらないので、ストレスが溜まっていく。気づけば顔にニキビが10個以上できて、1度は治したけれど、今は粉瘤のようなかちかちのできものが2つできている。 忙しいと小さいこと

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          バッタバタ(3月エッセイ③)

          Xのおすすめ欄(3月エッセイ②)

          X(旧Twitter)におすすめ機能が現れてから、大分目が慣れてきた。 最初は先頭のタブにあるのも、特に求めていない情報を目にさせられることに嫌悪感すらあったけれど、使い方が何となくわかってきた気がする。 これまでだったらフォローしている人が拡散するか、検索しなければ見られなかった投稿がいくらでも見られるようになった。今まで目にすることのなかった人の意見や立場が垣間見え、本来手にするはずのなかった情報が自分にとって刺激になっているように感じる。 自分の興味に近いトピックが現

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          Xのおすすめ欄(3月エッセイ②)

          なんでイライラしちゃうんだろうな(3月エッセイ①)

          出社してデスクに着くなり、先輩社員から「資格取った?」と聞かれた。 その人は顔を合わせる度に資格を取ったか確認してくる。僕がまだ取れてないですと言うと、「ヤバいんじゃないの?」、「え、遅くない?」、「自分はこの時期にはもう取ってたけどな」と煽り散らしてくる。 取得する期限自体はかなり先だが、必要な資格は1年目以内に取るのが当たり前という社内の風潮があるので、僕も負い目があり、何度いじられても強く言い返すことはできない。そのためなるべく早く終わるようにいつも適当にあしらっている

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          なんでイライラしちゃうんだろうな(3月エッセイ①)

          ライブイベントの屋台的なカレー(2月エッセイ④)

          今年の目標のひとつである「バンドをライブでたくさん見る」を実行するため、渋谷のライブハウスに気になっているバンドを見に行った。 今年確実に来ると言われているアーティストで、300人キャパの空間は満員だった。 いつもはアイドル現場にしかほとんど足を運ばないので、いつもと違う客層に若干緊張していた。 肝心のライブパフォーマンスは演奏も歌も期待以上にカッコよくて、口から音源が出ているのかと錯覚した。周りの人のことを忘れてしまうほど、音楽に没頭できた。 最高の気分で会場を出ると、ロビ

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          ライブイベントの屋台的なカレー(2月エッセイ④)

          踊る仕方関係なく-スパンコールグッドタイムズ「Funky Magic」-歌詞考察vol.5

          ライブで音に乗って自由に踊ると、全てが無になって、今この瞬間のために生きているんだということを痛感させられる。誰しも毎日何かしらの不安と戦っていて、日々の隙間にため息をつきたくなる時がある。それでも、好きな歌に救われる瞬間は何度もある。 今回はスパンコールグッドタイムズの「Funky Magic」を考察する。 まだ冬の寒さと春の暖かさの狭間の季節であるが、夏曲を紹介させていただく。名曲に季節は関係ないというのが僕の持論だ。 聴いているだけでも浮かび上がってくる情景の美しさに

          踊る仕方関係なく-スパンコールグッドタイムズ「Funky Magic」-歌詞考察vol.5

          日常にエロが足りない(2月エッセイ③)

          エロ自由律俳句に自分の作った俳句を載せられたい。 エロ自由律俳句とは、お笑いコンビ・かが屋の加賀翔さんと放送作家の白武ときおさんが「エロ」をテーマに自由律俳句を詠むというクイック・ジャパンでやっている連載である。X(旧:Twitter)のおすすめ欄に唐突に現れた「前の恋人の影響を持ち寄っている」という俳句に心を掴まれた。それから遡って、色々な俳句を眺めていると、読者投稿のものがあることを知った。 何とかしてここに自分の俳句を載せてもらいたいと思った。3つくらい考えて、そこから

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          日常にエロが足りない(2月エッセイ③)

          AIが恋愛の感情を分析したパンがあるらしい(2月エッセイ②)

          最近暗いニュースが続いている。 自分たちでどうにかできることばかりではないから仕方ないのだけれど、どうにかできないからこそ歯がゆいと感じる。 会社で先輩たちとそんな話をしていると、1人が「AIが恋愛の感情を分析したパンが売ってるらしいですよ」と言い出した。何か明るいニュースはないかと調べてくれたのだろう。 サイトを眺めながら「失恋の味とかもあるみたいですね。」というひと言に僕は思わず、なんでパンを食う時にも失恋を味わなければならないのかとツッコんでしまった。 腹を満たして、

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          AIが恋愛の感情を分析したパンがあるらしい(2月エッセイ②…

          リスペクトと優柔不断(2月エッセイ①)

          去年の11月22日いいツインテールの日に、気になっていたアイドルのツインテールの自撮りを見て、イベントに行くことを決意した。 特典会でそのアイドルに「ツインテールの私と今日の私どっちが好き?」と迫られた。 ツインテールも今日の姿もどうしたら自分にとって一番似合う姿になるかをその方が考え抜いた上で、不断の努力がもたらしたものだと思うと、自分のただの主観でどちらかを選ぶという行為が、リスペクトを欠いたものに思えて、「どっちも好きだけど~」と言うただの優柔不断な人になってしまう。

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          リスペクトと優柔不断(2月エッセイ①)

          ネガティブ封印、そして。(1月エッセイ④)

          朝通勤中に、商店街を横切ろうとしたらそれなりの速度で車が来て、轢かれかけた。 通勤時間帯に人通りの多い場所で速度を出すドライバーは危険だ。どんな人が運転していたのだろうと気になった。一応顔をチラ見しようとしたら、運転手が僕の顔を3度見してきた。ほとんど睨んでいた。 僕は運転手をヤバい奴だと思ったけど、運転手は僕を飛び出してきたヤバい奴だと思ったのだろう。僕は、3度見してないで前見ろ、前方不注意だぞと思ったけれど、運転手はきっと『周り見て歩けよ、轢いちまうぞ』と思っていたに違

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          他人を否定してる瞬間に現れる自分のくすみを見逃すな(1月エッセイ③)

          会社からの帰り道、本屋に寄った。 売れ筋コーナーにあった本の帯に、 「人生の考え方が変わりました。こんな感覚は久しぶりだ。(13歳男性)」と書いてあった。 なんとなくモヤモヤして、その日はすぐに本屋を後にした。 中1で人生の考え方が変わる?それだけならまだしも、こんな感覚は久しぶり? 帰り道どれだけ考えてもこのぐるぐるした感情が晴れることはなかった。 “13歳男性”がどんな人生観を持っていて、その本と出会ってどのような変化が訪れたのか、それを知りたくてしょうがなかった。 た

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