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恋人との話

僕達は、ほぼ、毎日のように電話をしている。

遠距離恋愛あるあるかもしれないけど、一緒に通話しながら寝たり、恋人が片付けをしたり事務仕事をしている時に通話をしたり、結構な時間を通話している。

もちろん、同じゲームを通話しながら一緒にしたりして、デートするみたいにお互いの時間を共有している。


そんな恋人との話。



前に投稿した、この日記の様に最近はなっている事が多いんだけど。


恋人の声を聞いたり、話をしていると、驚くくらい精神が安定する。
太陽の様に僕を照らしてくれる彼女。

僕が落ち込んでいても、ふとした話から楽しい話に転換してくれて、気がつけば落ち込んでぐちゃぐちゃに潰れていた僕のハートもふっくら膨らんで元の形に戻る。

なんて僕は単純なんだろうと思うと同時に、彼女がどれだけ僕に必要な存在なのかを痛感する。


朝に彼女が仕事に行く前に何気なく言った「たくおんさんのピアノでも聴いていなよ」という言葉。
素直に受け取って、たくおんさんのピアノを聴いていた。たくおんさんを聴いているとおすすめされる亀井聖也くん。聴いてみると、彼もまた良い演奏をする。YouTubeで見るよりもCDとして出している音源の方が弾き方としては好みだった。
クラシック音楽、同じ楽器で同じ楽譜を弾いているのに、ピアノ本体の違いもあるのだろうけど、こんなにも表現が違うのかと驚く。

そんなわけで、午前中のリハビリや診察や色々の合間はずっとピアノ漬けだった。
僕はもうピアノが弾きたくてうずうず。
ちょっとだけ触るけどやっぱりしんどくなってすぐにベッドに引き返す。それでも弾きたい気持ちは大きくなって、どうにもならない気持ちを勉強や本で埋めていた。

昼になって、恋人からLINE。
休憩だよ~と言うので通話する事に。
ピアノ聴いていたよ、弾きたくて仕方がないって話をしたり、なんだかやる気に満ちて来て、落ち込み気味だったのに彼女と話していたら、心もぽかぽかしてくる。

だってさ、僕のくだらない話をずっと楽しそうに聞いてくれるんだ。2人でたくおんさんのYouTubeを見たりして、僕がピアノの話をしだしてもにこにこして聞いてくれてるのが声でわかる。途中、寝ちゃってたけど、昨日も夜遅く寝てたし、そんな時間も僕は嬉しくて愛おしい。
2人たくおんさんを見ていたら「チムチムチェリー」を弾いていた。そしたら「あ!これも彗くんが前に弾いてくれたやつ!本当に選曲が似てる笑」って。でもね、僕が弾いた「チムチムチェリー」と違ってすごくかっこいい。別の曲みたい。って言うと「確かに全然違うけど、彗くんの弾いたのもすきよ」なんて言って僕を喜ばせる。

改めて、たくおんさんの動画を見ると、本当に被る曲が多くて、比べられたら恥ずかしいな、とか、やっぱり彼が弾くと素敵だな、こんな風に弾けたら良いのに。なんて、見入ってしまう。本当に石井琢磨さんは僕の憧れのピアニストだ。
早くリサイタルに行きたいな〜。


とにかくだ。こんな感じで僕の恋人は僕の心ををふわふわのfluffyにしてくれる。
凍えた様にカチカチになっている日も彼女の声ひとつで僕はふわふわになれる。
だから、遠い距離がある僕達には日々、お互いの声を聞くということがとても大切な事で、必要な事なんだ。

不思議なのが、毎日の様にこうやって数時間電話をする僕達なんだけど、話題が無くなる事が無い。
日々、いろんな事を話して楽しく通話してる。歳は離れているけれど、好きな事が似ていたり、お互いの欲しいものをネットで見ながら「これはどう?」なんて一緒に買い物したりもする。

彼女はいつも僕の事を気遣ってくれていてとても、とても、優しい。この世界に彼女より僕を大切にしてくれて思いやってくれる人は居ないと思う。
僕も同じように彼女を気遣って優しくしたいと日々思っている。相思相愛ってこういう事を言うんだな……なんて思う。

倦怠期も無ければ、飽きる事も1mmも無くて、変わっていく事と言えば好きが日々増えていってしまってる事くらい。どんなに増えても増えても毎日彼女を好きになる。


今日、こんな事を書いてしまったのは、あまりにも彼女が僕の中で大きな存在で、話すだけでこんなにも僕を変えてくれるのかと、通話を切った後にすごく思ったからだ。

きっと、彼女じゃなければ、僕は今の状態になったら恋人とは別れていたと思うし、一緒に頑張って欲しいとか待ってて欲しいとかそんな事思わなかったと思う。
彼女だからこそ、一緒にいたら何でも出来ると思ったし、病気だって、手術だって、なんだって乗り越えられる気がする。

もしかすると、これは依存しているんじゃないのか?なんてやっぱり少しは思うよ?だけど、依存していても、流されるためにでは無くて、これからの未来を彼女と歩きたいから頑張るためにお互いを支え合っているんだと思いたい。
「人」の漢字みたいに。
僕が彼女の幸せを世界で1番祈ってるように、彼女も祈ってくれている。彼女は、強くて自立した女性だから1人でも生きていけると思う。だけど、疲れた時は僕が癒したいし、笑顔にしたい。
だから、僕は彼女と過ごす時間はなるべくふわふわでいたい。話すだけで僕をふわふわにしてくれる彼女をふわふわの僕が癒せるなんて、良い関係じゃない?

たぶん今は、僕が病気で不安定になってて負担を多くかけてしまっているかもしれない。そういう事、一応気にしてる。

だからね、一緒に乗り越えられたら、その時は僕に思いっきり寄りかかって欲しい。僕は一生分、彼女に今、甘やかされているから。ずーっと寄りかかって甘えてくれていいよ。


何気ない一日に僕が恋人に感じた気持ちを日記として残す事、いつかなにかの役に立つかな?
未だ来ない倦怠期がいつか来てしまった時は、これを読んでどれだけ彼女を愛しているか思い出せるかな。
役に立たなくても、僕の気持ちが彼女に伝われば良いなとも思う。
彼女を想う気持ちをこれからもずっと彼女と同じように大切にしていきたい。

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