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3/15 「キサラギ」から始まった

忘れもしない。中学二年生の秋、勉強休みのためにリビングに行ったら流れていた「キサラギ」。ここから私の映画好きは始まった。

「人生で一番好きな映画は?」と聞かれたら、「キサラギ」と答えます。私を映画好きにしてくれた感謝を込めて。

小栗旬、香川照之、小出恵介、ユースケ・サンタマリア、ドランクドラゴン・塚地武雅の五人しかほぼ出演しない、密室サスペンスエンターテインメントです。

自殺した地下アイドルの一周忌で集まった彼らが、彼女に対する想いと、自らの正体を明らかにしつつ、死の真相に近づいていくストーリー。

2007年制作で、今はトップスターとなった彼らの鬼気迫る競演と、コミカルな場面転換が大好きで、一度見た時から忘れられず、もう何度も見ています。

改めて調べてみると、脚本は私の大好きな脚本家、古沢良太さんのものでした。映画「ミックス」、ドラマ「コンフィデンスマンJP」などを手掛ける、稀代の脚本家です。この人が書く脚本は間違いない。大好きな人です。


「キサラギ」は、「映画は見るけどまあそこまででは、、」と思っていた自分を、映画の世界に引きずり込んでくれた大作です。ここから、映画って面白いんだと気づくことができたのです。

大の大人が、大慌てで大騒ぎしながらひとつの真相を追っていく。それぞれの人生でそれぞれ苦しみながら、でも一人のアイドルに救われていた人生模様もありつつ、サスペンス要素もある。ばかばかしくも、大満足できる映画です。

Amazonprimeには配信されていないため、最近は見ていないのですが、今度DVDを買っちゃおうかななんて画策中。

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