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(2020/10/7)【SDGs-NY/Vol.⑮】米副大統領候補討論会! 異例の注目高で始まる ★ペンス氏(共和)、ハリス氏(民主)の主張ポイント @先の大統領候補の討論会より未だまともなディベート?という評価

   【SDGs NY】持続可能な社会再生へ:17項目すべてが関与!

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(2020/10/7)【米副大統領候補討論会! 異例の注目高で始まる】 NY夜9時 ★ペンス氏(共和)、ハリス氏(民主)の主張ポイント(速報サマリー) 
⁂最も注目されたのはペンス氏の頭にとまったハエだった!
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【1)トランプ政権のコロナ国内対応】

●民主党ハリス候補

史上最悪の失敗だった。1月にはパンデミックの危険性について知っていたのに国民に明らかにせずに隠した。

不適格な大統領が国民に語らなかったため、そして無能なトランプ政権の対応によりアメリカ国民は払わなくてもいい犠牲を払わされた

●共和党ペンス候補

トランプ大統領は当初からアメリカ人の健康を第一に対応してきた。大統領が中国からの渡航を禁止した際に、それに反対したのはバイデン氏のほうだ

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                                                              (©CNN)

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【2)コロナ国外対応】

●ハリス:

この数か月間で21万人が亡くなった。国民はこの国の歴史で最も大きな失敗を目の当たりにした。
ペンス副大統領とトランプ大統領はことし1月の時点でコロナの危険性を知っていたにもかかわらずその深刻さを過少評価し国民に知らせなかった。

●ペンス

トランプ大統領はアメリカ国民の健康を最優先に考え、中国からのすべての旅行者の入国を停止したが、バイデン氏はこの決定に反対していた。

われわれは1億人以上を対象に検査し、数十万もの国民の命を救った。医療従事者に多くの物資を供給し、ワクチンの開発を進めている。年末までには数千万のワクチンを用意できるだろう。

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【3)コロナ感染拡大の対応・マスク着用は義務か・ワクチン】

●ハリス

命を守るため人が聞きたくないような真実を伝える勇気を持ってこそ、国民を尊重していると言える。無能な政権のせいで、国民は大きすぎる犠牲を払った。

ワクチンの接種も公衆衛生の専門家が勧めるなら従うが、トランプ大統領に言われても接種しない。政権がウイルス対策を政治的に利用しようとしている。

●ペンス

先月の催しは専門家の勧めに従って屋外で開催したし、参加者の多くは検査も受けていたと釈明。

トランプ大統領と私はアメリカ国民を信頼し、それぞれが自分にあった選択ができると信じている。私たちは国民の自由を尊重していると主張。

ハリス BBC


                                                   (©Bloomberg)

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【4)経済政策】

●ハリス

バイデン氏はアメリカ経済の強さは労働者の強さにあると考えている。トランプ大統領は富裕層がアメリカ経済を強くすると考えている。

大統領は富裕層や大企業に利益になるような税制をつくったが、バイデン氏はインフラやクリーンエネルギーに投資し、国民のためにお金を使う。バイデン氏は収入40万ドル未満の世帯の税金を上げないことは明確にしている。

●ペンス

広範な減税で労働者を中心に賃金が改善した。新型コロナウイルスの感染拡大後もすでに1100万人の雇用が回復した。注目すべきこと。
バイデン氏が大統領になった場合は初日から増税するだろう。

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【5)オバマケア】

●ハリス

2000万人が保険に加入できるようになったが、トランプ大統領は制度を廃止しようとしている

●ペンス

オバマケアは大失敗だった。トランプ大統領と私には保険制度を改善する計画がある

ペンス WSJ


                                                      (©WSJ)

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【6)大統領の情報の透明性】

●ハリス

アメリカ国民は大統領の決定に何が影響を与えているのか、そうした決定が果たして国民にとって最善のものになっているのかどうかを知る権利がある。

バイデン氏は長年隠し事がなく、率直、誠実であり続けている一方、トランプ大統領はすべてを隠している

●ペンス

大統領は税金に関する公開報告書は不正確だと言っているし、実際に、何千万ドルもの税金を納めている。

財務情報はアメリカ国民が法に基づいて確認できるものとして公開している


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【7)対中国政策】

●ハリス
中国との貿易戦争によってアメリカの製造業は30万人の雇用を失い不況に陥った

●ペンス
中国には新型コロナウイルスの感染拡大の責任があり、トランプ大統領は、長年、アメリカにつけ込もうとしている中国に立ち向かってきた。中国からの渡航を止める決定をした際、バイデン氏はヒステリックだと反対した

(20201007) 副大統領討論会1

              (©CNN)
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【8)トランプ外交】

●ハリス
トランプ大統領は友好国を裏切り、世界の独裁者を受け入れた。ロシアもそう。イランの核合意の離脱をみてもトランプ大統領の一方的で孤立主義的な外交アプローチでアメリカの安全が損なわれている

●ペンス
トランプ大統領のリーダーシップでアジア太平洋地域の国々とのつながりを強めたほか、イスラミックステートの脅威を取り除いた


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【9)人種差別】

●ハリス
事件をきっかけに人種、年齢、性別に関係なく多くの人が法のもとでの平等な正義を求めて訴え、私もデモに参加した。われわれは大切だと考える価値観のためには常に闘い続けなければならない。

警察改革が必要。私たちが政権についたら、法を犯した警察官を記録する制度を作り、私立刑務所や保釈金を廃止する


●ペンス
バイデン氏は警察はマイノリティーに対して潜在的な偏見を持っていると言うが、ひどい侮辱。ハリス氏もかつて議会上、警察改革の法案の通過を妨害した。治安の確保と、黒人やマイノリティーへの支援は両立するし、トランプ大統領と私は警察とともにある

ペンス cnn 2


              (©CNN)


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【10)地球温暖化・気候変動対策】

●ハリス
われわれは何百万人もの雇用を生み出す再生可能エネルギーに投資し、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標などを達成する。これまで私たちはトランプ政権が科学を信じないという姿勢を見てきたが、バイデン氏は気候変動に対応しながら同時に雇用を生み出していく

●ペンス
大統領と私は、強力で自由な市場経済によってより良い環境への進歩は続いていると確信している。バイデン氏とハリス氏は化石燃料を廃止し、シェールガスなどの採掘を禁止するとしている。パリ協定に戻ろうという彼らの政策はアメリカのエネルギー産業を壊し、雇用を失わせることになる。


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今後のスケジュール:残り2回の大統領候補討論会の予定日程:
 ①10月15日(2回目)
 ②10月22日(3回目)


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(以上、討論会での発言ポイントのみ)
NBC / CNN / WSJ. / Bloomberg etc
若干のニュアンスの違いはご容赦ください)
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【SDGs NY】Vol. ⑮
(2020/10/7) サステナビジネスNYから見た所感
Hiroko Furuichi
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執筆:古市裕子    (本文は個人の見解)
NY Marketing Business Action, Inc 代表取締役
US JAPAN Career Network
日米キャリアコンサルタント・厚労省国家資格
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国連フォーラム幹事・所属
SDGs NY(持続可能な)×次世代×事業再生・企業存在価値

(略歴)
NY市立大学大学院・政治経済学国際関係論修士課程卒。
1998年~2015年:ジェトロ・ニューヨーク(経済産業省貿易保険部NY)。
(⁂現在の NEXI 日本貿易保険)。 中南米各国カントリーリスク及び企業信用リスク調査に従事。当時「貿易保険」誌や「通商弘報」(METI刊行物)・「New American Policy」ジェトロ配信等にリスク分析レポを寄稿。

2015年独立起業。国連提唱SDGs×企業価値×キャリア支援の観点から、多数
日系企業のNYビジネス進出支援や市場調査、またキャリアコンサルタントとして次世代への日米キャリア支援も手掛ける。

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