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ローカルイベント学

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まちづくりやビジネス、市民活動など、様々な活動領域において問題解決の手段として「イベント」が行われています。しかし、より効果的に実施できる方法がたくさんあります。 このマガジンで… もっと読む
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記事一覧

食の多様性への配慮【ローカルイベント学vol.5】

2010年代に世界から多くのゲストが訪れ、たくさんの飲食店を利用していく中で、多言語対応の取組も加速しました。そこでは、優れた多言語対応のノウハウやツールも生まれました。 一方、地域でイベントを主催するときはどうでしょうか? 飲食を提供することも多々あるのがイベントです。しかし、そこに大きな危険性や大きな可能性があると私は思います。 本noteを読んでいただくことで、食の多様性について一通り理解できます。そして、だれでも利用できるような食の情報提供を行うことで、ローカルイベン

「ローカルイベント学」の体系(出版企画書)【ローカルイベント学vol.0】

書籍を出版したい動機と概要私は、小平市・東京都・東京2020組織委員会において、常にイベントを企画・運営する担当者でした。高校生から継続してきた自治体研究、大学で学んだ政治学・行政学、さらに、公務員4年目で学んだ社会教育がベースとなり、地域や外部から評価される取組を多分野にて数多く生み出しました。 公務員時代に異なる3分野において全国的な注目を集めたのは、「イベントの力」が私にあったからです。私が立上げに関わった活動の多くはレガシーとして市民や職員によって継続・発展されてい

~要求課題or必要課題~魚を与える!? or 魚の釣り方を教える!?【ローカルイベント学vol.4】

「授人以魚 不如授人以漁」という中国語があります。 書き下し文は、「人に授けるに魚を以ってするは、人に授けるに漁を以ってするに如かず」です。 直訳は、「人に魚を与えることは、魚の取り方を教えるのに及ばない」となります。 分かりやすく言うと、「貧しい人に魚を与えれば、その人は、その一日は食料に困らないだろう。しかし、魚の捕り方を教えれば、その人は一生食うに困らない。」となります。 想像してみてください。ここにお腹を空かせている他人がいます。 彼を本当の意味で助けるのには

学びの客体から主体へ【ローカルイベント学vol.3】

講座・セミナー・研修などにおいて、一番大切な「役割」は何でしょうか? それは、「学びの客体から主体へ」という意識・行動の変容です。 それは、課題を「自分事」として受け止めたときに起こります。このアウトカム(成果)を生み出せない講座、あるいは生み出すきっかけとならない講演会などは、主催者側(講師等も含む)の力量不足とも言えます。 ご興味持たれた方、ぜひ「いいね」していただければ励みになります。「いいね」が80個溜まったら次の記事を書きたいと考えておりますので、モチベーション

イベントの類型 トリガー事業&レガシー事業【ローカルイベント学vol.2】

私は、東京2020大会に東京都職員・市役所職員・組織委員会職員という3つの立場にて携わった唯一の経験を持っています。東京2020大会では、まちづくりの考え方・スタンダードが更新されました。 今回は、イベントの分類の考え方について、少し紹介いたします。 ご興味持たれた方、ぜひ「いいね」していただければ励みになります。「いいね」が60個溜まったら次の記事を書きたいと考えておりますので、モチベーションアップにご協力いただければ幸いです(^^) なお、東京2020大会は最大規模の

机の並べ方【ローカルイベント学vol.1】

地域を育む「ローカルイベント学」について、少しずつ情報発信していこうと思います。今回は「会場づくり」のうちの1つ「机の並べ方」について。 ご興味持たれた方、ぜひ「いいね」していただければ励みになります。ローカルイベント学について書くべきことは100を超えます。「いいね」が50個溜まったら次の記事を書きたいと考えておりますので、モチベーションアップにご協力いただければ幸いです(^^) ワークショップ会場のあるある皆さんも体験したことのあるはずの配置例として、まずこちらをご覧