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スポーツのSDGs

スポーツ界にもSDGsや脱プラの波を!~本当にひょんなご縁から、まったく縁がなかったスポーツ界の環境活動に少し関わらせていただくようになりました。

読んでくださっている方々の中にも、スポーツファンの方、愛好者の方、きっとたくさんいらっしゃると思います。スポーツはたくさんの人々に、ワクワクや、憧れや、感動や、多くのインスピレーションを与えるもののはず。

ただ、「日本のスポーツ界」というと、体罰やセクハラはさすがに問題視されるようになっているはずだけど、全体的にはまだまだスパルタとか、体育会系のちょっと旧態依然な感じも残っていそうだし、ジェンダー平等や環境の取り組みもまだまだこれからなのかな・・??・・というイメージが・・??・・どうしてもありますよね!??

世界的には、来年のパリ五輪は史上初の「ペットボトル持ち込み禁止の五輪」となることが決定するなど、刺激的な段階を迎えつつあるところです。日本にもそんな変化の波が広がっていったらすばらしいなぁ…。

・・・というところで、日本のスポーツ界のジェンダー平等や環境活動等に真剣に取り組もうとする画期的な一般社団法人「SDGs in Sports」(←直球のネーミング!)のお手伝いをちょこちょこさせていただいています。

代表の井本直歩子(なおこ)さんという方が本当にインスピレーショナルな方で、みなさんに存在を知ってほしい。元・競泳のトップ選手で、アトランタ五輪のリレーで4位という生粋のアスリートなのですが、引退後に留学等を経て国連職員(ユニセフ)としてアフリカやハイチなどでずっと働いてこられた異色のキャリアの持ち主。

今もモザンビークに住みつつ、「日本のスポーツ界に貢献を」ということで、ここ数年、国連を休職してスポーツ界への尽力をはじめられているところです。(実は大学の同級生でもあるのですが、当時はお互い面識なく)

彼女の紹介ページの文章に、僕は心を打たれました。

~「中学生の頃から日本代表として海外遠征に行っている際に、自分たちと同じレースをする途上国からの選手たちとの差に気づきました。
私たちは水着やジャージをたくさん支給されているのに、ゴーグルさえない選手。
レース前に食堂で、栄養を気にせずお菓子をたくさん食べて喜んでいる途上国の選手たちを見ました。
紛争をしている国から出場している選手たちを見て、どんな環境でトレーニングをしてきたんだろうと思っていました。
そしていつからか、競技引退後の将来は、恵まれない国の人々のために働きたいと思うようになりました。」

この視点、この想像力が、ふだん軽視されがちだけど、本当に大事。中高生のエリート選手のうち、どれだけの子がこの視点を持てるだろう?(選手だけじゃなく、その保護者も、コーチも…) 何もスポーツに限った話じゃないですが。。

こういう「芯」をもった人が、日本の現状を前に動かそうと活動してくれていることは本当に尊いなと。これからはきっと、もっともっとそういう時代になっていくはず!

・・・僕は本当に微力ですが、一般社団法人SDGs in Sports のブログで、国内外のスポーツの脱プラはじめとする環境関連のおもしろい動向について、定期的にお伝えしていこうと思っているところです。

初回は「世界初のマイボトルマラソン」としてごみを激減させた湘南国際マラソンについて書きました。よろしかったらぜひご覧ください&世界各国のスポーツの脱プラ情報などご存じの方はぜひお寄せください!

写真は、はるばるモザンビークから帰国中に、高知のわが家に遊びに来てくれた時の1枚です。

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