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今からがやっと孤独の本番

東京の家へ戻る。つい先ほどまでのあたたかさはどこへ?家に何にもないから、ひとりコンビニ弁当を食べながら泣く。ビールでも流し込めないさみしさ。お湯をたっぷりと貯める。読みかけの本を読む。メモが挟まっているのに気づく。宮崎で読んでいた時に書いた自分のメモ。メモには、宮崎に戻ってきて数日。孤独を感じることがある。でももっと孤独になりたい。と書いてある。2週間前の私、ばっかじゃねえの?じぶんで書いた文字にさえ嫉妬してしまう。いいな、この時の私、孤独じゃないじゃん。目からまたも涙が溢れる。右腕を見る。腕に水滴がびっしりとついてる。左腕も同じ様にびっしりと。わたし、腕からも涙を流せるらしい。今からがやっと孤独の本番だよ。

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