深夜の自販機さえも味方にならない


電車が進む段々と現実に戻っていく現実には存在自体が怖い携帯があるふう深呼吸しないと開けない通知かと思ったら私の手が震えていたみたいああまたか私が悪いのかもしれないすみませんから始まる連絡明日送らなきゃと脳内でシュミレーションするひとつずつ増えていくもやもやと一緒に洗濯物も溜まっていく切り替えなきゃ切り替えなきゃ湯を貯め宇宙へ行く目を瞑る水音を聴く文を読むでも何だか駄目みたい脳みそに情報が入っていかないかと言って空っぽにもなれないさっきまで笑っていた私はどこへ行ったのかななにも考えられない気持ちが悪くなってくる動けないし立ち上がれないああ明日が来なければいいのに自然に項垂れてしまうでもどうせ明日もへらへらと笑っているのだろうなユラユラユラユラと頭が揺れている胸の動悸が髪の毛の先まで伝わっているようだ。ユラユラ、ユラユラ。ユラユラ、ユラユラ。

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