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<親子留学>9.カレッジの成績や課題って?

こんにちは。2022年8月より、Gr7息子とGr3娘を連れてカナダに親子留学しているsuteki_coです。
現在私はカナダのカレッジでビジネスを専攻している留学生だということは前回のnoteで触れましたが、留学生なら気になる勉強内容や成績、そして課題について書いていきたいと思います。 

1stセメスターで取ったコース(科目)

Fall 2023では、以下のコースを履修しました。全部必須科目となります。
・Management Essentials
・Introductory Marketing
・Business Statistics

Management Essentials は企業におけるマネージャーの役割、コミュニケーションの取り方、Diversityへの対応など。マネージャーにはならんけど(なれないけど)、と思いながらも受講していました。
Introductory Marketingは、マーケティング入門、てな内容でした。コースの中でBackpackゲームがあり、そのBackpackを売るためにどのような戦略をたてるか(ターゲット、メディア、SP、販売チャネルなど)を授業を受けながらゲームで”体感”していきます。
Statisticsコースは、統計のコースで苦戦しました。そもそも文系の私からすると中1息子の数学ですら「えーっと、、」と教えられないのに、急によくわからない数式がでてきて、しかも英語で理解しなくていけなくて、予習しても理解に苦しむ科目でした。(でもこの科目が一番成績よかったのは、やっぱり英語を使わなくてよかったのだと思います。w)

どの授業もProfessorが自分のパワーポイント資料を用意していて、 そのパワポ通りに授業が進みました。パワポ以外にテキストの購入を推奨されるのですがその教科書を予習として読んでおくようにはProfessorから言われます。教科書は昔ながらの紙の本 or デジタルとなり、デジタルのほうが安いし、そもそもデジタルの教科書しかないコースもありました。デジタルの良さは、ノートまとめるときにコピペしやすいとか、文字を大きくできる(老眼が始まったような私にはピッタリ!)とか、あとは「日本語に翻訳できる」ですw。おお、だから英語が伸びなかったのか、とは思うのですが、なんせ50ページも英語を読む速度の遅いこと、遅いこと。最初は頑張って読んでいましたが、あんまりに遅いのでマウスの右クリック「日本語に翻訳」で、すべて日本語にして読んで予習として内容を頭に入れ、復習を英語でやっていました。

成績(Grade)

まず成績のつけられ方ですが、カレッジによってGrading Policyは違うみたいですね。私が通うカレッジのGrading Policyは90%以上達成していればA+がもらえます。A+からDまでが「成績が付く」ということで、これが、「F」となると「成績が付かなかった」=単位はもらえません。残念ながらFを取ってしまった場合でもそこで学生ビザが切れるということはありませんが、落としてしまった単位が必修科目の場合は”再度お金を払って履修する”こととなります。また、もう1点、卒業要件を満たすための注意事項としてGPAがあります。私のプログラムの場合、”A minimum program GPA of 2.00 is required”とあるので、自分のGPAは2.00 = C以上は保っておく必要があります。。

カレッジのGrading Policyより抜粋

成績は課題やテストの総合評価で決まる 

コース(科目)の成績は課題やテストの出来で決まってきますが、それぞれが成績を占める割合もコース(むしろProfessor)によって決まってきます。
例えば1stセメスターでBusiness Statisticsというコースを取ったのですが、このコースの成績のつけられ方は、↓です。

Business Statistics, Orientation資料から抜粋

このコースは数学のコースだったため、グループプロジェクトはなしでした。Assignmentsと呼ばれる毎週取り組む宿題があり、そのほか、テスト各種(Quiz, Midterm, Final, Lab test)がありました。

一方で別のコース(Management Essentials)ではさらに細かく分かれていました↓。
Midterm Exam 13%
Online Quizzes 17%
Final Exam 30%
Final Group Project (Written reports) 17%
Final Group Project (Presentation) 5%
Research Paper 10%
Participation (Workshop, Topic presentation, Final project discussion) 8% 

こ、細かい。。やること沢山あるけど、細かいだけにテストがダメでも他の課題で挽回できたりするわけです。


どんな課題がでるのか

専攻によって課題は変わってくるかと思います。ちなみにビジネス専攻の私のコースで出た課題を一部紹介しますね。 

Case study: マーケティングのクラスより抜粋
Promotional Activities
***has a problem: while people are buying their products, others see them in a negative light. Their reputation is falling – add to this a city council that doesn’t understand the market, and you can see what challenges are emerging:
・What strategies or marketing activities would you suggest they use to change people’s feelings about them?
・What communications would you suggest to solve the evolving crisis and why?
・What marketing model would help them attract their company to the new location?
Remember that this case has a lot of issues, but you need to be really sure about your suggested course of action. How you approach your evaluation and your suggested solutions is up to you, but remember that you must have a minimum of three of them and apply what you learned from the class. Keep the case to a max of 1.5 pages. This will be a marked case.

某マリファナ企業が地元民の反対にあう中、ビジネスを続けていく上でどのようなプロモーションが良いか、提案せよ、という課題。提案せよ、と言われて、はいはい、僕の考えは~ではなく、もちろん授業を習ったことを踏まえてかなり具体的に提案しなくてはいけませんでした。。そう、この先生の合言葉は毎回、"Be speficic!" lol. 
マーケティングクラスでは、グループプロジェクトの他、個人の課題としてCase study が2つありました。テーマはマリファナで、最初は、マリファナ?!と驚きましたが、カナダではマリファナは合法ということもあって、カレッジではよく取り上げられるTopicらしいですね。。

Final Group Project: マネジメントのクラスより抜粋
You need to select an organization in Canada and interview a manager. The organization can be private or public sector, profit or non-profit driven. Some research on the organization will be required in advance, and references for this must be provided in the paper. Regarding the questions, you must ask AT LEAST ONE QUESTION FOR EACH OF THE 17 CHAPTERS.
You need to write a paper, which will be marked based on the extent of your research, understanding, and analysis of the organization, and final written communication. 
Part 1: Progress report  …
Part 2: Written paper  …
Part 3: Presentation
   
カナダの企業を1社選び、テキストの17チャプターから、各チャプター少なくとも1つは質問を選び、マネージャー職にインタビューをしなさい。
そして、進捗状況を報告するためのProgress reportを提出し、このプロジェクトの肝であるレポートを提出、そしてそのレポートをもとにしたプレゼンテーションをしなさい、というもの。。
何が戸惑ったかて、企業選びが。。このProfessor、少し癖が強くて、企業選びも飲食はNG、輸送会社NGなど、カナダ企業ではないとNG、、など、とにかくNGが多いわりには、そもそも私のようなカナダ新参者に、コネもない。Professorに「どのように企業担当者に連絡したらよいか」と質問したら、当たり前のように「電話するか、訪問とか」と返答。。ええ、、試みたけども全部断られたよ!!!w 結局、グループメンバーのうちの一人が、カナダ育ちの韓国人の若者(超良い子だった)で、彼がバイトで働いている某インターネット会社のマネージャーにアポを取ることができ、するっとインタビューできました。 

Assignment (Business Statistics より抜粋)
毎週1~10個の問題をオンライン上で解いて提出するというもの。。最初の頃はまだ理解が追い付いていたのですが、終盤はもう「わけわかめ」状態。。たった8個の問題に6時間半かけたことありました汗 
10個の問題のうちの一つ・・・↓。誰に需要があるかわからないですがとりあえずおいておきます・・・。

Midterm ExamやFinal Exam

Midterm Examと呼ばれる中間テスト、そしてFinal Examと呼ばれる期末テストがあります。どんな内容のテストかというのはコースにもちろんよります。例えば、Statisticsのテストは前述のAssignmentをさらに激ムズにしたものが10問、2時間で解くというものでした。マーケティングは全部エッセイ式の答えを書かなくてはならず、5セクションから4セクション選び、1セクションごと4,5問の設問があるタイプで2時間。。一方マネジメントは半分がMultiple choiceと呼ばれる選択式、残り半分がLong answer questionと言われる記述式の設問。。教科書内に出てきた言葉の意味を説明し、且つ具体例を上げなくてはいけません。Long answerのほうがMultiple choiceに比べ配点基準が高いです。2時間。
大体どの科目もだと思いますが、Midtermだと出題範囲はそこまで習った分なのでまだよいのですが、Finalだと「はい、教科書まるごとね」なので全部網羅してなくてはならず、Finalが終わった後は、すべての負の気持ちから解放w はい、すっきりでございます。

今回はカレッジでの授業内容や成績のつけられ方、課題などについて書いてみました。ではでは♪


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