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実践したい授業シリーズ#1教育版桃鉄

おはようございます!育休終了まであと残り約半年の素敵ママなるぞーです。

育休に入ってから私はあるものをコツコツ作成しています。

その名は、、、授業実践ワクワクリスト!

仕事復帰後、
•生徒も自分もワクワクするような授業がしたい!
仕事復帰後、育児家事と仕事を両立するため今のうちにできることはやっておきたい!
→授業アイデアをストック
しておくことで仕事復帰後の時短になる!

そんな思いから作成を始めました。

今日はその中の1つを紹介します!(シリーズ化予定。)


子どもの学ぶモチベーションを上げるエデュテイメントの可能性

みなさんエデュテイメントって言葉をご存知ですか?

エデュテイメントは、教育(Education)と娯楽(Entertainment)を掛け合わせて作られた造語です。

遊びながら学ぶことで楽しみながら子どもの力を伸ばそうというものです。

今回紹介する教育版桃鉄をプロデュースした正頭先生は、

「エデュテイメントはうまく取り入れれば学びの入り口になる。」
とおっしゃっています。

まさに私も学校の授業でのエデュテイメントの効果的な使い方はそれだと思っています。

毎時間毎時間授業でゲームばかりやるのはどうかと思いますが、例えば数時間ある単元の導入で子どもたちのやる気に火をつけるきっかけとしてゲームを取り入れるのは効果的だと感じています。

勉強が得意じゃなくて、なかなか勉強に興味が持てないような子も導入でゲームやるってなったら「ちょっと面白そう、やってみたい!」ってなると思うんです。

また正頭先生は、ゲームに関するオックスフォード大学の研究発表として、「人気ゲーム『どうぶつの森』をプレイするプレイヤーは幸福度が高い」という記事を取り上げながら、「過度なゲームは『原因』ではなく『兆候』」という有名な研究発表が示すように、ゲームの良い面と悪い面を理解したうえで、上手に使うことが大事だと述べています。


教育版桃鉄とは?

桃鉄ご存知の方も多いと思うのですが、ひと言でいうと日本全国をめぐるすごろくゲームです。

桃太郎電鉄は、プレーヤーが電鉄会社の社長としてサイコロを振って止まったマスのイベントでお金を増やしていく「すごろくゲーム」です。

サイコロで止まったマスによってお金が増減したり、ゲームを有利にするカードがもらえたり。駅のマスに止まると物件を購入することもできます。

決められた目的の駅に一番早く着いたプレーヤーには賞金が贈られますが、ゴールしてもゲームは終わらず、次の新しい目的の駅がランダムで選ばれます。

プレーヤー全員がサイコロをふり終わるとゲーム内の時間が1カ月進み、ゲーム開始時に設定した「プレー年数」が終了した時に一番資産を持っているプレーヤーが勝ちとなります。

寺子屋朝日for Teachers

https://terakoya.asahi.com/article/14796581


学校教育機関なら無料で導入することができます。

授業のカリキュラムや住んでいる地域に合わせて、対象地域を絞った学習ができる。通常の「日本全国」の他に、「北海道」から「九州・沖縄」まで7つの地域が選択可能です。

プレイ時間は1~3年で、1年が約18分、3年は約54分と授業内でプレーしやすい時間配分になっています。手軽にプレイできる1年を選べば、授業のアイスブレイクにも活用もできます。

最初は設定に時間が10分〜15分くらいはかかるようなので、初回は時間にゆとりを持った計画を立て、1年分をまずやってみるのが良さそうかなと思っています。

桃鉄を中学校社会科の授業でどう活用するか

実際、自分が中学校の社会科の授業でどのように取り入れたいかを学年別に考えてみました!

中学1年生 

歴史的分野
単元「古代までの日本」

古墳時代のヤマト王権、飛鳥時代、奈良時代、平安時代と近畿地方が政治の舞台となる時代が続く。
ここの学習をする中で地理的にピンときてないなと感じる生徒も多かったので、古代の学習に入る前桃鉄で「近畿地方」を選択してプレーさせることで地理的感覚を掴ませたいというねらいです。

中学2年生

地理的分野
単元「日本の諸地域」

州ごとにプレーができるので、各州の導入として桃鉄を資料集的に使いながら付属の白地図にプレーの中で学んだことを記入しながら取り組ませたい。

(※日本地理全体の導入として全国版でプレーするという手もアリかな。)

小学校で習った日本地理の学習を思い出してほしいとも思うので、プレーする前にまず小学校で習ったことを思い出しながら白地図に書き込んだ上で、さらにプレーして情報を追加していくのも良いかも。

メモする方法をデジタルにする場合は
•ジャムボードに地図を貼っておいて付箋に情報を書き込んで貼り付けていく(4人班で共同で作成しても良いかも)
•ミライシードのムーブノートに地図を貼っておいてそこに情報を加えていく
という方法も良さそうだと思っているので、色々試してみたい。

KONAMIの公式HPより

その白地図でまとめた内容を発表し合ってクラス全体で共有もしたい。

パターン①メモした白地図を写真に撮ってGoogleクラスルームにアップロードして共有
パターン②Googleジャムボート
パターン③ミライシードのムーブノート
→拍手やコメント機能で相互評価
パターン④すぐに全班が発表はせずオンライン上で共有•交流だけして、単元目標に向かって単元を通して毎時間得た情報をCANVAやGoogleスライドにコツコツまとめていき、単元週末で発表会をする

中学3年生

公民的分野
単元「市場の働きと経済」
テーマ「起業するための企画書を作成しよう」

店舗やオフィスの立地をどうするか検討する資料として桃鉄を活用してみたいと考えています。

周辺の環境、不動産の価格などプレーしながら調べることができることから活用できそうだと考えました。

ゲーム内で収益率が出てくることも経済の勉強に興味を持つきっかけ作りになったら良いなと思っています。

全学年共通

年度はじめや学期はじめの教科オリエンテーションをする授業の後半でアイスブレイクとしてプレーする。

※(仮)ワールド版

今年11月にワールド版がリリース予定です。今後ワールド版の教育版が使えるようになったら、、、
中学1年生 
地理的分野
単元「世界の諸地域」
州ごとに限定してプレーできる仕様であれば、【世界の諸地域】の各州の学習の1時間目にワールド版桃鉄を取り入れてみたい。

まずは学校長に導入を交渉するところからスタートです!

実際に実践できるのは育休終了後の2024年の4月以降になりますが、実践したら実践報告も記事にしたいと思っています。

他にも「教育版桃鉄をこんな風に使うのも良さそう!」というアイデアありましたらぜひ教えて教えてください!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

追加情報

EDUBASEクルーの安野先生に、
時数的にも、各地方日本の地域的特色で扱うのが良いかもと経験談から教えていただきました!

また、参考になる記事も!