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みんな出来る | チーム目標達成のため「やりきる」と決めた2つのこと

2021年の下半期に社内MVPをいただきました。

半年間の仕事ぶりを会社から評価してもらったわけですが、もちろんすべてを独力で超人的にやり遂げたわけではありません。チームメンバーに助けられた場面の方がはるかに多く、良い仲間たちに恵まれた結果だと感じています。
※Voicy入社後の仕事についてはこのnoteでまとめています


そんな中でも「我ながらがんばった!」と思える仕事が1つだけあります。

それがVoicyのパーソナリティサクセスチーム(PS)での仕事です

PSはVoicyの中で最もパーソナリティに近い部署。その名の通り、職務内容はパーソナリティがVoicyを楽しんだり成果を得るためのサポートや、企画理立案〜実行がメインです。

(このあたり、詳しくは知りたい方はWantedlyやVoicyをブログ見ていただければです)

今日は、この部署が持っていたある数値目標を達成した話を書きます。

チームで目標をクリアするために自分が心がけた2つのこと。
仕事術というより、誰にでも転用できるマインドセットの話です。

目標到達期限まで残り2ヶ月でチームにジョイン

私がPSチームに加わったのは2021年の12月。目標の到達期限まで残り2ヶ月のところでした。

初めて合流する部署だったので、しばらくは部内の情報や目標をキャッチアップしつつ、目の前の仕事をこなす日々。

数日して部内の状況が見えてきたとき、ある目標の達成がかなり微妙なラインになっていることを知りました。その時点の数字が、到達すべきバーから大幅にビハインドしていたんです。

目標の具体的な内容までは書きませんが、成果目標で、下半期の合計値をチームとして追っていたものです。

この目標の達成が、正直、厳しいと最初は思いました。

まず、PSチームの目標が行動目標ではなく成果目標だったこと。当たり前ですが成果目標は我々のアクションだけでは達成できず「アクションをどう数字に結びつけるか」までを考える必要があります。

また、毎月のようにビハインドが続いたことで最終目標数値との乖離も大きなものに。溜まった負債を残り2ヶ月で一気に返済しないといけない計画でした。

現在地と目標が遠く離れてしまっていたため、部内の空気も停滞。「どうしたらいいんだろう…」という不安をメンバーが抱いているのを感じました。


1.自分が一番行動する

こんな状況で、自分はまず何をするか?意識したのは、自分が率先して動くことでした。

ここで少し自分のキャリアの話をします。

私はもともとテレビ業界の出身です。徒弟制度の名残が色濃く残る世界で長く過ごしてきました。なかでも自分がいた部署はディレクターとアシスタントが常に1対1で、阿吽の呼吸を磨き上げるような環境でした。よって、マネジメントスキルの引き出しは空に近い。

それに、Voicyに入社後もチームと個人の動きが半々くらいで、どちらかというと1人で好きなようにやってきたタイプでした。

もしもスラムダンクの仙道が同じ状況になれば「まだあわてるような時間じゃない」とでも言うのでしょうが、私は素人・桜木の立場。考えて最適解を導ける予感はしませんでした。

目標に対し、せめてアクションだけは誰よりも多く数をとる。そう決めて、ジョイン初月の12月をやりきりました。

そんな、12月の結果をここに掲載します。

2021年12月のPSチームメンバーごとの数値


2行目の件数が今回やりきると決めたアクション数なんですが、ご覧くださいこの数字。84件で2位にダブルスコアをつけトップをとっています。まずこれは自分との約束通りです。

しかし、下から2行目、アクションが成果に結びついた割合も0.024(2.4%)とPSチーム内でビリ

ムムム...やっぱり仕事って甘くないです。

やる気だけではどうにもならない壁にぶつかり落ち込みましたが、このアクションが無駄じゃないことが月末に証明されることになります。


2.目標と現在地を常に共有する

主体的に動くことと並行し、目標達成のためにやったもう1つは、目標と現在地をカウントし、常にメンバーに共有することです。

「え、そんなことで?」という声が聞こえてきそうですが、本当にそんなことです。

言うなれば、ホワイトボードで営業目標に花を付けていくのと同じです。いかにも古典的なやり方ですが、シンプルゆえ、現在地を把握するのに効果的です。

これには、ジョインしたばかりの自分がチームの目標を把握する意味合いもありました。

というわけで、以下のようにチームslackを使い目標をカウントしていくことにしました。

2021年12月の投稿

上のスクショが最初の投稿です。
左にこの日時点の数値(61)、右に12月の月間目標(79)、下に目標までの残り数値(18)を共有してみました。

悲しいかな、最初の反応は力こぶと「がんばれ」というスタンプが1つだけでした。

めげずにやり続けると…

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反応があろうがなかろうが、これをめげずに続けます。残り15。リアクションのスタンプはありません。

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いよいよ年末も近づく12月下旬。ただ数字を共有するだけでなく「目標達成してゆっくり年末年始を過ごそう」という意味を込めたメッセージにはwwwwのスタンプがつきました 。失笑されているかもしれません(笑)

それでも...

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目標まで残り10に来たとき、初めてメッセージに3つの火がつきます。(これは元のメッセージに自分が火をつけたからかもしれないです。まぁでも、いいじゃないですか、これはこれで)

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そこから目標に近づくに連れ、スタンプや投稿が徐々に盛り上がりを見せ始めました。

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ついには自分以外のメンバーもチームslackのカウントに参加。

ここまでを狙っていたわけじゃありませんが、当事者としてめちゃくちゃうれしい瞬間です。

「ファーストペンギンをファーストペンギンたらしめるのは、セカンドペンギンである」とはよく言いますが、まさにそれです。こうして最初のフォロワーが生まれれば、あとは勝手に盛り上がる。この火種を大きな炎に変えるべく、私も薪をくべていきます。

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目標達成が迫るにつれ、slackを盛り上げるメンバーはどんどん増えていきます。投稿につくスタンプも6まで増えました。

そしてついに待望の瞬間。

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12月締めギリギリのタイミングでの目標到達!
メッセージには、これまで見たことのない大量のスタンプが踊り、スレッドには他部署のメンバーからお祝いリアクションまで。本当にみんなよくやりました。最高!

はじめは1人でスタートしたカウントが盛り上がり、チームの仕事ぶりが全社に広報され、気がつけば注目を集め、自分ごとのように祝ってもらえるように。

このようなうねりは想像しておらず、自分でも驚くばかりでした。

続く1月も目標を達成する

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追い込み中のVoicy パーソナリティサクセス(PS)チーム

続く1月、これがスラムダンクなら「12月の目標達成に全てを出し尽くしたPSチームは、ウソのように目標未達に終わった」となるところです。

しかし、一度付いた炎はなかなか消えずに…

1月末、目標到達をギリギリまで追うチーム

2ヶ月続けての目標達成。
自分でも想像していませんでしたが、この2ヶ月で下半期の負債を完済し、6ヶ月を通した最終合計値でも目標を達成できたんです。

* * *

「ウソのようにボロ負けした…」にならなかったPSチーム


率先して動き、背中や横顔を見せて周囲を巻き込む

これが、私の下半期MVPにつながった(と勝手に思っている)チーム目標達成の裏側です。

ご覧の通り、やったことはとてもシンプルで、意識さえすれば誰にでも出来てしまうことです。

だからこそ、本気でやれるかが大事です。

チームで大きな成果を出すため、まずは自分が背中や横顔を見せ、共鳴するメンバーの力を集め、大きなアクションに変えていく。

きっと、中途半端に「フリ」だけしていたら、メンバーに認めてもらえません。1人で出来る仕事はたかがしれています。このうねりを作り出すのは、小手先の技術ではなく、姿勢ではないかと改めて感じた出来事でした。

最後に

MVPとは少し違う軸ですが、Voicy社内のメンバー間で投票した「下半期がんばった人」のメッセージを掲載させてください。MVPという結果もうれしいのですが、仲間からのこんなメッセージがなによりうれしいです。

個人がどれだけの熱意を持って取り組んでも、やっぱりそれに乗ってくれる仲間があってこそ。改めて、Voicyの素敵な仲間たちに感謝を伝えたいです。


Voicyの採用情報

さて、我々Voicyは音声産業の未来を一緒に切り開いてくれる仲間を募集中です。応募する前にカジュアル面談で話を聞いてみたい方はMeetyも使ってみてください。

ここでは僕の面談を貼っていますが、Meety内のキーワード検索で Voicyと入れればほかの社員の面談ページも出てきます。同じ職種の人と話した方が働き方をよりイメージしやすいかと思います。

エントリーページも併せて紹介します。募集職種などが掲載されていますので、こちらから直接エントリーしていただいてもOKです。

それでは、長文を最後まで読んでくださりありがとうございました。

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