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2020年夏、釣りブームが来ている

これはあくまでも自分、ないしはワタナベ家ということにはなるんだけど。

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暇な時間に近所の川に出かけては釣糸を垂らす。娘たちと一緒に小物釣りを楽しんでいる。

ゆったりとした時間がくれる癒し、魚がヒットした瞬間の静かな興奮、より良い結果を得るための自分なりの試行錯誤。この繰り返しがいい具合にメンタルをリセットしてくれるのを感じる。

それに東京の小川といえども釣れる魚は様々で、水生生物の観察という意味でも十分な面白味がある。娘たちは種類の違いを見分けては「目が大きい」とか「口がパクパクしてる」「こわ...!」とワイワイやっている。

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エサも初めは虫エサや練り餌を買っていたけど今はもっぱら魚肉ソーセージ。釣具店の営業時間に縛られないし、しばらく釣りに行けないときは人間が食べればいいので保管が楽である。

エントリーレベルの良さ

このような小川の小物釣りというと、釣りの世界ではエントリーレベルとされている。ここからこの道に入門し、湖、河口、渓流に海などとステップアップしていくのが王道ルートであるという認識だ。努力すれば大きな魚が釣れるようになったり、レアな魚との出会いが待っている。そこにロマンあるのは間違いない。

でもここはあえて言いたい。エントリーレベルの良さもすごいよと。

道具は簡単なものでいいからお金がかからない。フィールドが近いからスケジュールに縛られない。そして子連れでも比較的安全ときた。フラットに条件だけを見ればこれがちょうどいいという人も多いはずだ。


さらにこれは釣り以外の趣味にも言えることだ。

どんな趣味でもすごいことをしようと思えば何かしらの犠牲を強いられる。上を目指すほどに財布やスケジュール帳と相談が必要なシーンが増え、まわりが一目置くような成果を出そうとやっきになる。結果、入門したころの純粋な気持ちを味わえなくなってしまう。

これは僕自身がカメラや写真で感じたことであり、これを読んでいる人でもそれぞれの世界で同様の経験をしてはいないだろうか?

もちろんオンリーワンの成果を目指すこと自体を否定するつもりはなく、そうしないと見えない景色があるのは十分に承知している。

だからあくまでこれは「趣味の世界で行き詰まりを感じている人におすすめの考え方」という程度のもの。秘湯を巡るのも入浴剤にこだわるのも「趣味:お風呂」だし、スーパーカーでも軽自動車でも「趣味:ドライブ」だ。本人が楽しめているならそこに格の違いはなく、ましてやまわりがそこに当てはめる必要性はまったくない。

最近趣味を楽しめなくなってきた...って人は一度初心に帰り、エントリーレベルでプレイしてみるといいかもしれない。

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