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「なんであそこに先生が?」

こんにちは、これが132本目の記事となったすうじょうです。さて、今回は9日ぶりに自分の経験や思いを語るエッセイです。経験談を語るものとしては、約1か月ぶりです。内容は、タイトルにある通りですが、似たタイトルのアニメとは無関係です。そういえば、タイトルの雰囲気は最初に書いたエッセイに似ていますね。

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これは、私が中学生の頃に実際にあった話です。こう書くと、何か怖い話や恋愛の話が続きそうですが、違います。今から考えると、笑い話です。

自分たちを担当していた国語の先生が途中で休み、代わりとして臨時で新しく若い国語の先生がやってきました。その先生は、大学が関西のほうだったらしくたまに関西弁?が出ていました。今思い返すと懐かしいです。

その先生との思い出はいくつかありますが、深くは覚えていないのでここには書きませんが楽しかったことは覚えています。強いて挙げれば、以下のエッセイで書いた「寡黙な人は誰ですか?」のエピソードはこの先生だったと思います。これは楽しいエピソードかと言われれば微妙ですが・・・

そして、その先生はあくまで臨時なので、休んだ先生が復帰する前にお別れ会をして涙とともに(私は泣きませんでしたが)別れました。確か、2月とかだったと思います。

ここまで書くとこの先の展開を察した方もいるかもしれませんが話を続けます。

そして、復帰した先生から国語を教わりつつ、学年が変わり4月になりました。始業式では、学校を去る先生と新しく来た先生の紹介がありました。そこに見覚えのある顔がありました。私の知り合いではなく、他の人も知っている顔です。そのときは、体育館がざわつきました。それこそタイトル通り「なんであそこに先生が?」と言った人もいるに違いありません。実際どうかは知りません。ここまで書けばわかると思いますが、お別れしたはずの関西弁の先生が新しく来た先生の並ぶ壇上にいました。

信じられませんでした。まるで、小説に出てくるような展開ですから。まさに「事実は小説より奇なり」ですね。あのみんなの涙はいったい何だったんだ。先生のために書いたお別れの手紙は何だったという気持ちが後から湧いてきました。

いったいどういうからくりかは当時の私が理解したことを基に説明するので合っているかは分かりません。私の理解では、臨時の講師ではなくなった先生を、4月から新しく私の中学校でちょうどポストが空いた特別支援学級の担任として雇用したという形です。特別支援学級とは、各学年と独立したクラスで特別に支援が必要な子(主に精神的な障がいの子でした)を集めた特別クラスです。私と仲のいい子もこのクラスにいましたが、その話はまたいつか。さて、クラスの説明はこのくらいにして、おおよそこのような経緯でした。正確には違うかもしれませんが、中学生だったのでこれで勘弁してください。

誰かが気を遣って雇ったのでしょうか?真実は知りません。ただ、先生本人も知らずに初めて知った時は驚いていたようですが。結局、その先生はそのクラスの担任になっただけで、以降国語の授業は復帰した先生に教えてもらっていました。なので、結局たまに校内で見かける程度となりましたが。最初は相当みんな(生徒)に笑い話としていじられていました。(いじめではありません)

ここまでで話はおおよそ終わりました。面白いというか驚いた出来事でした。もう一度来るなら、お別れ会をしない方がお金が浮いてよかったのではなどと非情なことも思わないこともないですが、こういうのが学生の面白いところだと自分に言い聞かせています。

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以上、私の経験を伝えるエッセイでした。では。

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