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月報Okishima Life 2024.1 3丸半

2024開幕

今年も新年早々、友達たちが沖島まで遊びに来てくれ、賑やかに2024年の沖島暮らしがスタートした。
そして、左義長の準備や組合の鏡開きなど、毎年と同様に沖島での新年を過ごした。

左義長当日。朝からは吹雪いている中、市内で行われた消防団の出初め式に初めて出席。終わったら、昼からの左義長のためにそそくさと帰島。昼前には雪は止み、曇り空の下、無事に左義長が執り行われ、着火。
過去には雪がざざ降りの中で執り行われたこともあると聞いたことがあるが、よく火が着いたもんだなーと。

さて、ここから2024年の開幕だ!

出漁始め

三が日を島外で過ごし、沖島に帰ってきてからは、早々に出漁し始めた。だが、スジエビの漁獲は未だしれている。1月半ば以降、雪が積もるような気候になってきて期待しつつも、少し獲れてきたかなーと思えば安定して増えてくることはなく、現実は中々に厳しい。。

漁場は徐々に深場へ深場へと場所を移し、他の魚たちも同様に深場へ集まってきているように感じる。
全層循環もまだだし、もう少し待てば、スジエビが深場に集まってきてくれるような気はする。ここで増えなければ今シーズンはかなり厳しい結果に終わるだろうな。

独立当初の舞台へ

独立当初と同じ舞台(漁場)へ戻ってきた。無事に一年回って戻ってこれたことに感慨深さを感じるとともに、独立当初とは比べものにならない成長をしている実感がある。
ここから4月末まで、沖曳きの追い込みだ。スジエビが獲れ始めた際には、1日当たりの最高漁獲を更新したい。

魚の扱いに慣れてきた

直売の試行は引き続き行っていて、魚の扱いに段々と慣れてきているのが楽しい。なんせこれまでの漁師としては、魚を獲って魚屋さんに渡すまでが仕事だったので。
この時期この気候でこの魚だと、どのようにしたら相手の求めている条件でお渡し出来るか。

今後も追及していきたい。

活きハスや活きウグイ、活きニゴロブナ

3丸半

シンプルな話だが、沖曳きは曳くロープ・綱が長いほど広範囲に網を曳ける。そして、水深が深ければ深いほど深さ分の長さは必要。

独立当初は慣れないので短めの長さでスタートしたのだが、徐々に慣れてきたのと、1人でもロープ・綱が長くてもそう関係ない事を体感で理解できたので、少しずつ伸ばしていき、ようやく3丸半。
1丸=200mなので、3丸半というのは700m曳くことになる。

水深80-90mで沖曳きをする際の1人前はある長さなので、ようやくたどり着けたという感じ。さらに長い方もおられるが、これ以上は泥が入るリスクが高くなったりするので少し様子見で。

長くなればなるほどイカリの浮きが見えずらくなるので、少し大きくして派手な色に。

今回はここまで

2月から3月にかけてが深場でのハイシーズン。ここからスジエビが集まってくることを願いたい。そして、これまでの成長の成果を存分に出していきたいところです。

では!


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