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人生が豊かになるコツは、いかにめんどくさいことを楽しめるか。

生きていれば「めんどくさいなぁ」って思うことの一つや二つありますよね。

でも、それが人生を楽しんだり、豊かにしてくれるものだとふと思ったんです。

人間ってつくづくめんどくさがりで、怠け者だけど、どれだけめんどくさいことを楽しめるかが人を輝かせてくれるんじゃないかと。

わたしは、新卒から10年間ずっと同じ会社で働いています。

同僚たちは、半分以下に減りました。

新しい場所へ転身した人はみんな「こんなことがしたい」「こんな働き方がしたい」とビジョンを持っていました。

いま残っている同僚たちは、揃って「転職とかめんどくさいし」「特にやりたいこともないし」と口にします。

もちろん、全員ではありませんが、この会社でこんなことがしたいから、今の仕事が好きだからと言って、働いている人はかなり少ないです。

めんどくさい仕事を来る日も来るもこなす毎日。

わたしが働き方を変えたいと思ったきっかけは、そんな環境で働きたくないという想いもありました。

「あの人いいなぁ」「あの人みたいな生き方がしたいなぁ」って思う人も、やってることは変わらなかったりすることに気づいたんです。

めんどくさくない仕事なんてきっとないんですよね。

一つ違うことは、めんどくさいことをする姿勢。

人から見れば、めんどくさいことをどれだけ真剣に向き合って、楽しんでいるか。

仕事だけでなく、結婚、子育て、旅行、スポーツでもなんでも自分の理想を追い求めれば追い求めるほど、時間もお金もエネルギーも使います。

楽しみ喜びと同じくらい苦しみや辛さも経験するでしょう。

時には、「もう疲れた」と漏らしたり、「もうやめたい」「もう無理」と放り投げたくなることだってあるはず。

「あの人みたいになりたい」と思うあの人は、それらを乗り越えた人。

わたしも、乗り越えたときの景色を見たいから、ひたすら前に進みたいと思うようになりました。

どれだけ好きなことだけをして生きていきたいと思っても、その過程にはめんどくさくて、泥臭いことがたくさんあるんですよね。

「自分らしく生きる」って、簡単そうで実は一番険しい道のりなのかもしれません。

いくつになっても、「こうありたい」「こうしたい」と思うことに向かって、めんどくさいことを夢中でやり続けられる人でいたいと思うのでした。

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